家族の美徳と苦悩
最近、このような記事をWebニュースで読みました。
統合失調症の姉を家に閉じ込めた両親「我が家は失敗例」、家族が全てケアは「美徳ではない」
家族が全てを背負って守ろうとする姿勢は、日本では「美徳」とされることが少なくありません。しかしその裏側には、当事者にしかわからない壮絶な苦労が潜んでいるものです。
そして、時代によってまったく周りに理解もしてもらえない、
医療従事者ですらまともに取り合わないということがあった、
そんな時代もあり、現在でも高齢者の親を持つ方には親に辛さが
全く伝わらないという苦痛を味わっている方も多くいます。
近所にも、70代の父親が40代の障害を持つ息子を世話している
家庭があります。日中でも夜中でも、息子さんの叫び声や壁を
叩く音が絶え間なく聞こえてくることがあり、その都度お父さんが外に連れ出しているのを見かけます。
近所の方から話を聞くと、その父親は自分の両親と同じ世代。
そんな年齢になっても大きな息子の世話を続ける姿に、
頭が下がる思いがある一方、
「いつか限界が来るのではないか」という不安も感じます。
福祉サービスを利用する大切さ
高齢の親が障害や精神疾患を抱える子どもを自宅で抱え込み続けるケースは、少子高齢化が進む日本社会で増えている現実です。
中には「家族で面倒を見るべきだ」という価値観に縛られ、
福祉サービスを頼るのは「甘え」や「恥」と感じる人もいます。
特に真面目に仕事一筋で生きてきた人ほど
「自分で何とかしなければ」という思いが強く、誰かに助けを
求めることを避けがちです。しかし、福祉サービスの利用は
「自分が怠けること」でも「責任放棄」でもありません。
むしろ親子や兄弟姉妹が少しでも健康を保ちながら共倒れしないための、大切な仕組みです。
知らないままでは限界が訪れる
「福祉サービスを知らない」
「どこに相談すればいいかわからない」
このような話は私が仕事をしている中で度々伺います。
わからないまま時間が経ち、限界を超えてしまうことも。
福祉の支援は、住んでいる市区町村の障害福祉課や
地域包括支援センターなどで案内を受けられます。
内容も訪問介護やショートステイ、通所施設の利用など多岐に
渡り、負担を少しずつでも軽減できます。
福祉に携わる職員さんも親身に話を聞いてくれる方が多いです。思い切って身内以外の人に相談することで、親自身の健康も守りながら、本人にもより良いケアを届ける道が見つかるはずです。
当事者でも知らない方は意外と多い
実際に障害や疾患のある子どもを持つ親御さんであっても、
福祉サービスを詳しく調べたり活用しようとしないケースは
少なくありません。
それには年齢や育ってきた時代背景が大きく関係しています。
今の60代後半以上の世代は「家族のことは家で何とかするもの」
という価値観が強く、外部に助けを求めることを「恥」と捉えてしまったり、「頼ることは甘えだ」という意識を持っている方も多いです。
また、ネットで情報収集する習慣がない方が多くいます。
「調べ方がわからない」「役所に聞きに行くのもハードルが高い」
と感じているケースもあります。
逆に50代以下になると、社会全体で障害福祉や介護保険などの
制度が充実してきた時期をリアルタイムで経験しているため、「制度を使っていいものだ」
という認識を持っている方が増えています。
ただ、それでも「どこに相談すればいいかわからない」などの
理由で、結果的に知識が得られず抱え込んでしまうケースもあります。
知ろうとしないというよりも、どこから始めればいいのかわからないまま時間が経っている可能性も十分考えられます。
福祉サービスは「家族を守る力」
「このまま家で見続けなければいけない」
「家族に迷惑をかけられない」
と思い詰めてしまう人ほど、必要なのは「誰かに頼っていい」という意識です。
福祉サービスを利用することは、自分を助け、結果的に家族全員を守る選択肢でもあります。もし周囲に同じような家庭があれば「こういうサービスがあるよ」と伝えてあげてほしいし、
自分自身の家族のためにも「どんな支援があるか」知ろうとする勇気を持ってほしいものです。
限界を迎える前に行動することが大事です。
それが親自身も子ども自身も幸せに生き続けるために欠かせない第一歩ではないでしょうか。
通話サービス内でこんなことも
私が提供しているサービスの中でご相談をいただければ、
自分で調べられなかったり、調べるのが苦手という方に向けて
代行で調べさせていただいて、連絡をする先をわかりやすくする
ということを心がけております。
もちろん、検索結果はリアルタイムでURLや電話番号をLINEで
お知らせしてます。
もし、私に相談する方がハードルが低かったらご利用いただけると幸いです。


