ちょくちょく書く経済的なお話
スピリチュアル系のブログで語るネタではないと思うのですが、
昨今TwitterでもFIREという単語を多く目にするようになってきたので、
ちょっとだけ調べてみました。
ちなみに私は憧れはするけど知ったのが遅かったぁ…。
もっと若いうちに知ってればと思いました。
20代・30代の人は機会があればまず始めてみませんか?
・何か始めたい!→にお金がない。
・仕事を辞めたい!→お金がなくてブラック企業に勤めたまま
・急な医療費が必要に!→お金がなくて適切な治療が受けられない
なんて、お金がないとわりと困る事が多々あります。
そしてスピリチュアル系に属してる人の多くが余りお金に関して考えない傾向があるのです。
残念なことに、お金の事を語るのは下品だとか、お金は汚いだとか、
そういうのが蔓延しているせいなのですが、そこをぶった切ります。
FIREとは?
・FIRE=Financial Independence, Retire Earlyの頭文字
ファイナンシャル・インディペンデンス・リタイア・アーリー。
ファイナンシャル=経済
インディペンデンス=独立
リタイアアーリー=早期リタイア
所謂、経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイルや、
それらを啓蒙するムーブメントを指す造語です。
元々は米国から始まって欧州・日本にも広がりました。
ブログやオンラインフォーラムなどで共有されている情報を通じて
2010年代から大きな注目をされるようになりました。
特にミレニアル世代という、1980年代~1990年代のインターネットが
普及していく過程を見てきたデジタルネイティブな世代からの人気が
とても高かったようです。
同時多発テロや、リーマンショックなど、世界的な経済が大きく動くのを
見てきた世代なので、考え方も他の世代より達観している様子。
しかもデジタルネイティブな世代だから情報共有にも長けています。
昔のやり方とは異なる方法で情報共有をはかっているので、
より良い方法を手に入れやすい利点があったのではないでしょうか。
将来の悩みについて
・日々の生活には困らないが貯蓄がなく毎月自転車操業
・貯金はあるけど養育費や老後の蓄えが足りない
・仕事がつまらなくて定年まで働く気力がない
・やりがいはあるけど激務で肉体的に続けられるか不安
・今の仕事に満足してないが、転職する気力がない
これらを解決する方法の一つが、経済的自由になります。
特に2019年には老後に2000万円問題が話題となりましたが、
実はこれにFIREが結びついてるそうです。
現在の年金制度は70歳ぐらいで亡くなる方に対しての年金です。
人生100年時代と言われるようになった昨今では、老後の備えは長期で考える必要があり、公的年金では到底足りません。
その足りなくなる部分が2000万というレポートがでています。
退職金・企業年金をもらいつつ、更にiDeCo(個人型確定拠出年金)や
NISA(少額投資非課税制度)を活用して個人でも資産形成に取り組む必要があるそうです。
ちなみに公的年金は潰れる事はないし、6000万ぐらいの老後の収入にはなるそうです。衣食住には十分足りるけど、旅行・趣味・娯楽・孫へのプレゼントなどのお金は別途自分で貯める必要が出てきます。
老後2000万問題が出た時、どうしよう?と困ったけど何にも取り掛かってない方の方が大多数だと思われます。
それは何をすれば良いかがわかってないから。
日本は特に資産運用の話はお金の話を教育でしてこなかったので、
余計にわからないですし、お金に興味がある人はまっさきに検索して
色々読んだりするけど、興味ない人は調べないですよね。
でも、FIREについて知る事で、自分の老後の経済的安心づくりの一助になりますし、将来の働き方や生き方の見直しにもなるのです。
4%ルール
実は結構敷居が高いのがこの4%ルール。
一般的なFIREムーブメントでは年収の25年分を資産形成することを
目標としています。
そして、年4%の収益を得て取り崩すという4%ルールがあります。
年4%の収益を得ると資産は減らずに、一生涯における経済的安定を確保したリタイア生活が可能になると言われています。
日本円で仮に年400万で暮らすとした場合、1億円を確保しておくことで
FIREが達成できるそうです。(1億円×4%=400万)
月2回払い週払い、日払いの給与形態だと自転車操業になることも。
どうしてもその日暮らしに家計が陥ってしまいます。
クレジットカードのリボ払いの残高が嵩んでいたり、キャッシングや
カードローンの返済で首が回らないという人はアメリカだけでなく日本にも非常に増えている状態です。
FIREの目指し方(お金を貯める方法)
これ、非常にシンプルです。これ以上ないというほどにシンプルです。
家計というのは、稼ぐ→使う→差額を埋める これを繰り返します。
結婚資金・旅行資金・学資資金・住宅資金・・・etcetc
様々な面で貯金をします。この流れの先にFIREがあるだけです。
・年収をもっと増やす
・ムダな支出を減らす
・できるだけ高利回りで増やす
この3つの合わせ技で取り組むとより早く進めることができます。
1・所得を増やす
無自覚に昇給・昇格を待つのではなく、居続けても年収が増える見込みがないのであれば転職を早めに考えます。
転職は年収アップの一番手っ取り早い手段です。
自分の仕事を安く買いたたかれている、働きがいがない、搾取されていると考えるようになったら切替え時です。
ブラック企業にいて搾取されっぱなしの人も切替え時です。
2・支出を減らす
仕事を沢山しても支出が多ければお金は貯まりません。
FIREを狙うなら普通以上に貯蓄を考えないとなりません。
その為には支出を減らすことが必要不可欠です。
FIREを狙う、狙わないにしてもお金がないと嘆くならまず支出を減らしましょう。
低コストでやりくりをしていけば貯蓄額・投資額が増やせます。
ある程度の生活の豊かさは大事です。ストレスが溜まらない程度にを心がけるようにしてください。
3・資産を増やす
収支の差額が蓄えられる状態になるならば、投資がおすすめです。
銀行預金のみは超々低金利時代においてはおすすめしません。
100万積んでも数十円の時代です。
バブル期のように100万積んで1年で5万円、1億積んでたら500万。
金利だけで悠々自適な生活という時代は既に終わって数十年。
ネットバンクも使わずATMで手数料も出してたらお話になりません。
デイトレードや暗号資産(ビットコイン)はハイリスクハイリターンな博打
のような資産運用です。むしろギャンブル以外の何物でもない。
余裕がないならやる投資方法ではありません。
余裕がないなら地道な長期運用がおすすめです。
iDeCoやNISAなどの税制優遇のある投資口座を活用しつつ、
インデックス投資のような長期・積立・分散投資をしていきます。
経済的な安定と精神的自由
社畜というのは会社という社会に経済的に支配されている状態です。
低賃金・長時間労働・パワハラなどがあっても会社に疑問を抱かずに
感謝されるように教え込まれているのは洗脳です。
そもそも労働基準法違反です。
ブラック企業は低賃金で長時間労働を強いるけれども、低賃金だからこそお金を貯めている余裕がなく、逃げ出すことができません。
しかし、例えば月収×3ぐらいの貯蓄があったりしたらどうでしょう。
辞めようと思った時にすぐに辞められませんでしょうか。
現在の失業給付金は申請から2ヶ月後に出ます。
それまでの資金があればなんとかなるとしたら…?
なのでまずは支出を減らして逃げ出せる環境作りをしてみましょう。
お金を貯めていることによる安心感で、いつでも辞められるという行動がとれるようになるのです。
実際、私の相方がブラック企業にいたのですが、電話だけでも無理、
直接行ったら引き留めが入ったし、「こんなことで辞めてたらどこにいっても務められない」とかふざけたことを言われたそうなので、私が代理で電話をした後にそのまま休業。
退職届け(願いはダメ)を内容証明で郵送し、作業着などは全部郵送。
ということをしてなんとかなりました。失業給付金も出ましたし。
「あんなブラック企業、辞めても3年ぐらいは遊んで暮らせる金はあるから辞めてしまえ!」
と私が言ったのも要因です。
その遊んで暮らせる金は現在投資に回してますが…。
旦那さんが貯蓄癖がないなら奥さんがしてあげないとお金が貯まらない家になってしまうので、どちらか片方が金銭感覚がしっかりしてると困らなくて済むようになります。
精神的な安定を取るためにも貯蓄や資産運用は必要です。
サイドFIRE・サイドハッスルとは
自分の好きなことや特技を生かした副業をして、一部労働収入も得るのが所謂サイドハッスルです。
リーマンショック・そしてコロナ禍による不況から日本でも副業ブームが起こっています。
FIREをする場合でも完全に仕事をしない状態にするのではなく、少し仕事をする余地を残します。
自分に負担にならない仕事の仕方をすると充実した状態になります。
雇用延長社会になった今…
実は40代から資産運用を始めて15年~20年として考えた場合、
55歳~60歳で実現できるので十分アーリーリタイアは出来ます。
しかも20代に比べると40代の方が収入も多いのでより早い年数でFIREが可能になっていきます。
共働きで子供が独立している場合は月10万×12ヶ月で年間120万、
120万×20年で2400万はたまります。
その間全部資産運用していた場合は複利で増やすことが出来ます。
ただ貯金しているだけとは大きくことなるので少しずつやってみるのもありだとは思います。
とりあえず本を読んでみよう
今回参考にしたのはこちら