過去世の記憶-江戸時代⑧ | Passage of time is bridged~観測世界の断片にかかる橋~

Passage of time is bridged~観測世界の断片にかかる橋~

埼玉県川越市で活動している梛木 赫(ナギ ・アキラ)です。
状態を整えるためのワークを制作しています。
癒しや変化を目的としたものではなく、
判断や思考が重くならない状態を保つための
セルフメンテナンス用ワークです。

女の声が嫌いだ。
女の甲高い声が嫌いだ。
絞め殺したくなる。
首を絞めるぐらいは良くしていたんだろう。

「妾の子の分際で…。」

そうやって、俺のことを蔑むあの女が嫌いだった。

殺したかった。

心の底から憎かった。

すぐにでも縊り殺して海の底に沈めてやりたかった。

自分に子供が出来なかったからと引き取られた俺が、そこまで憎かったか。
精神的な苛みが続く中、見つけた物が、似たような女を甚振るという方法。
だから、廓に出入りしていたのだろう。
自らの鬱屈した欲求の捌け口として、女を利用していた。

優しい?どこが?
一時だけだ。優しさなんて。
それで俺が愉しめるのならばいい。いくらでも優しくしてやる。