女の声が嫌いだ。
女の甲高い声が嫌いだ。
絞め殺したくなる。
首を絞めるぐらいは良くしていたんだろう。
「妾の子の分際で…。」
そうやって、俺のことを蔑むあの女が嫌いだった。
殺したかった。
心の底から憎かった。
すぐにでも縊り殺して海の底に沈めてやりたかった。
自分に子供が出来なかったからと引き取られた俺が、そこまで憎かったか。
精神的な苛みが続く中、見つけた物が、似たような女を甚振るという方法。
だから、廓に出入りしていたのだろう。
自らの鬱屈した欲求の捌け口として、女を利用していた。
優しい?どこが?
一時だけだ。優しさなんて。
それで俺が愉しめるのならばいい。いくらでも優しくしてやる。