現在、自宅で暮らしている要介護3の母。
脳出血発症時のことを振り返ってみました。
脳出血で倒れ、半身マヒ&嚥下障害等の後遺症が残る母。
急性期病院から回復期リハビリテーション病院へと転院し、日々リハビリ生活。
病院側の連携ミスにより遅れていた嚥下訓練も本格化し、ようやく経管栄養からソフト食へと移行することができ、ひと安心といった頃。
気になっていた、母の身体の周りにある、アレ。
アレはいったいどうするつもりなのだろう?
そう。それは。
導尿カテーテルを入れているので、そのチューブと採尿バッグが常にまとわりついているのです。
急性期病院からリハビリ病院に移っても、
「ずっと外れないなあ……」
と思ってはいました。
退院する時にはもう抜去するものとばかり思っていました。
ネットで調べたところによると、あまり長い間導尿カテーテルを留置していると、おしっこが出にくくなったり、他の排尿障害が起きたりするとありましたが……。
「あれはあのままなのですか?」
担当の看護師さんに聞いてみました。
「外さない方がいいですよ? その方がご家族も楽ですし」
は? なんですと?(ココロの声)
「え? 外さないんですか?」
(現実に発した声)
「その方がおむつ交換の回数が少なくてすみますし。そう望まれるご家族もけっこういらっしゃいますよ」
えええええええええ〜!
てか、そんな話いま初めて聞いたよ!
言ったか? そんなコト!
わたしは、たとえおむつでもいいから、できればふつうに排尿した方がいいと思うのです。
それに、メリットばかり言っているけど、挿入していることのデメリットだってあれこれあるし。
◯洗浄しづらい
◯移動しづらい
◯尿路感染のリスク
◯施設の利用ができないところがある
だって、あのおしっこの袋、いちど落っことして中身漏らしちゃったもん!
「いえ、それでもいいので外す練習をしていただけますか?」
看護師さんは怪訝な顔をしつつ
「じゃあ一応そう先生にも伝えます」
で。
結局、外してもらえました。
やればできるじゃないですか!
1回目は、外してから数時間経っても排尿がなかったということで、再度カテーテルを入れました。
また後日、再チャレンジしたところ、うまくいったというわけです。
とはいえ、外したところで尿意がはっきりしている訳ではありません。
基本的は「失禁」ということですね。
それでもいいや
あとあと自宅に帰ってきた時、心底そう思いましたわ。
やっぱり管があると、洗いにくいよ……
でも、ほかのスタッフに聞いてみたところ、
「入れておいた方が楽」
という意見をお持ちの方がちらほら。
そういうものなのかな
このリハビリ病院の中では、わたしたちが割と信頼を寄せている理学療法士の人にも聞いてみたら
「やっぱりない方がいいですよね」
という返答が帰ってきたのでなんとなくホッとしました。
これをつけっぱなしにしていたら、外出するときはどうするのだ?