普段、当たり前にやっている
ことが
突然に当たり前にできなくなる
ことがある。
全国各地で急遽給食ストップ！
社員食堂や学校給食などの集団給食の仕事を
していた私にとっては衝撃のニュースでした。
全国各地で給食ストップのホーユー、事業停止状態…学校側は弁当手配や仕入れで調理
そして…
従業員は解雇する方針
食材の高騰による価格転嫁が難しいため
ビジネスとして成り立たなくなったことが
主な要因なようですが、働いている側から
すれば、一方体的に食事の提供はできない
急に解雇される方向で話が進んでいると聞か
されるわけです。
栄養士になりたての時に初めて就職した
集団給食事業を行っている会社に勤務して
2年目くらいの約20年前、私自身も会社の
トラブルを経験することがありました。
会社としてお金に関わるトラブルを抱えて
しまい、民事再生法手続きをした上で
従業員は解雇という形にはならなかったも
のの、真面目に財形貯蓄をしていた私は
とても不安になってしまい、財形貯蓄を
やめて、お金を手元に全て戻す手続きをした
記憶があります。
現場で食事を作ることは、食材の下処理や
発注、食器の洗浄や調理など、暑い日も
寒い日も厨房の現場に入るので、体力勝負の
仕事なんです。
来てくれるお客様へ食事提供するために
現場の従業員は一生懸命に仕事をしています。
食器が乾燥機で乾いて、その後食器棚に
しまうことや、お皿を数えることが面倒…
と思うことが多かった仕事ですが、今思えば
この様な給食事業が突然停止してしまうと
面倒だと感じていた作業ですら、やれていた
ことが、幸せだったのだと改めて思い直して
しまいます。
人生は本当に何が起こるかからないし
今日と同じ明日が来ないことだって
あるのだと感じた衝撃のニュースでした。
集団給食の現場で愚痴を言いながらも
必死に働いていた私ですが、愚痴を言い
ながら仕事をしていたことすら、幸せ
だったんだわけで…
愚痴を言えるくらいの余裕があるなら
その余力を自分を活かすために使わないと
もったいない！
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