現役栄養士で分子栄養学アドバイザー
みきこです
12歳年上の夫と愛犬と一緒に生活
元人事部で、現在も引き続き
労災担当の顔も
まさかの業務上や通勤時にケガをして
一時的に収入が￥0になってしまう
社員をサポートしています。
小学校で栄養士をやっていた
半年間のお話。
何千人いる子供たちの中には
生活保護をもらっている家庭の子も
いるので、給食費の滞納が毎月数名
いました。
しかし、
生活保護を受けている
家庭のある女の子は
毎日幸せそうに笑っていた
他の家庭に比べたら、我慢しなければ
いけない部分が多いと思うのですが
なぜいつも笑顔だったのか？
まさか、私が小学校の給食の
栄養士を担当することになるなんて
思いもしなかったのですが、
転職中の時に、たまたま登録していた
派遣会社の担当者からの連絡で
半年契約で勤務が決まりました。
20代半ばの私は、半年契約とはいえ、
小学校の栄養士が務まるのか？
とても不安でしたが、先生や、
ベテラン調理員さんのおかげで、
無事に楽しく働くことが出来ました。
そんな中でたまたま耳にした、
生活保護を受けている
ある女の子の家庭のお話でした。
お父さんがラーメン屋さんなのですが、
担任の先生曰く、味はすごくおいしいと
いうわけではなく、ごく普通のラーメン
の味だそうです。
そのため、決して繁盛店ではなく、
経営も厳しいようで、生活保護を
受けながらお店を経営している状況。
それでも、女の子は、いつも元気で、
お父さんの事が大好きなんですって。
大好きなお父さんの為に、お店のお手伝いを
するのがその子の楽しみの様で、
お店のお手伝いを頑張りすぎて、
宿題をしないこともしばしば…
担任の先生に、
「昨日は、宴会のお客さんの予約が
あったから、お店が儲かったの！」
宿題をしなかったときは、だいたい
お店にお客さんがたくさん来た時だと
担任の先生もわかっていたので、
本当なら、宿題をちゃんとやるように！と
言いたい気持ちは心にとめて、あまりにも
嬉しそうな笑顔に、思わず「よかったね！」
と言ってしまうくらい、嬉しそうな笑顔で、
話をするそうなんです。
生活保護＝子供は不幸
このイメージしか持っていなかった
私は、とても恥ずかしくて情けない
気持ちになりました。
中には、生活保護費をギャンブルに使う
方もいると耳にしたこともあるので、
生活保護を受ける方に対して、
どちらかと言うとマイナスイメージを
抱いていた部分もありました。
しかし、半年間の小学校勤務で
私の生活保護は不幸であるイメージが
ガラッと変わって、父の背中を見て、
毎日応援する女の子の姿が、とても
微笑ましく、逆に羨ましくなりました。
例え、お金があっても寂しそうな子も
見かけましたし、全てはお金があれば
手に入れられるわけでもないのだと、
改めて考えさせられた現実でした。
家庭には、その家庭の幸せがあるので、
その幸せを守るための生活保護なら、
国民の権利として、条件に該当すれば
受給すればいいのですよね。
今は何歳になったのか…
彼女の笑顔の日々が、1日でも長く
続いていますように。
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