運転手さんは大手バス会社を退職後、地元の白馬村のバス会社に勤めているという。いわゆる「2024年問題」で仕事には困らないようだが、こうした定期運行は、時間が規則的で有難いとおっしゃっていた。(写真/定刻通り糸魚川駅アルプス口に到着) 

 

バスの運転手さんと話が弾んで上に、ここでは書けない秘話も教えていただいた。思わね楽しい時間を得て、幸先がいいスタートとなる。(写真/糸魚川駅からえちごトキめき鉄道ヒスイラインに乗り継ぐ)

 

乗車したのは新井駅行きの普通列車。そのままはねうまラインに乗り入れるのは珍しい気がするが、直江津駅で向きを変えて走行するという。 

 

下車したのは能生駅。当初、輪行して、糸魚川駅から久比岐自転道で来ようとも考えたが、臨時増便バスに自転車を積み込めるかが不安だったので、今回はパスしたのだ。(写真/筒石駅のある頚城トンネルですれ違う上下線の車両) 

 

「糸魚川市が相撲のまち?」と思うことなかれ。この能生には糸魚川市立能生中学校と新潟県立海洋高校がある。高校には水産科が設置されており、海上実習にも出掛ける。道の駅マリンドリームに静態保存されているかつての実習船「越前丸」のことを本編で紹介したこともある。 

 

能生駅にはたびたび立ち寄ってきたが、ようやく桜が咲く時期に訪れたのは2019年になってからだった。それは予想通り、美しい桜並木だったが、意外と列車と一緒に写そうとすると架線が邪魔だったりして苦戦したのを覚えている。

 


 

話しを相撲に戻そう。先日の夏場所で幕内優勝した大の里関は石川県津幡町の出身ではあるものの能生中学校へ相撲留学し、そのまま海洋高校へ進んでいる。「相撲のまち、糸魚川」。そう呼びたくなる糸魚川市民の気持ちも理解できる。(写真/糸魚川市能生事務所に掲げられた懸垂幕)

 


大糸線臨時増便バスで糸魚川へ Vol.5に続く