JR西日本が発売する「北陸おでかけtabiwaパス」。利用日の3日前に申し込まないといけないのが難点だが、ご覧の区間が1日2,900円で乗り放題。スマートフォンで申し込むが、その使い方を北陸在住のブロ友さんに教えていただいた。(写真/パスの表示画面。スクリーンショット防止のためだろう、千分の1秒の時を刻む)

 

小松駅から福井駅行きのIRいしかわ鉄道に乗車する。本日は私の旅の原点ともいえる場所を訪れるつもりだ。(写真/上りの北陸新幹線と交差する)

 

 

途中の牛ノ谷駅からハピラインふくいの路線に入る。この3月にJR北陸本線から移管された第三セクター。(写真/福井の福をハピ掛けたネーミングもいいが、ピンク色をあしらった駅名標のデザインも現代的で柔らかだ)

 

 

福井駅から乗り継ぐのはJR越美北線。通称九頭竜線。初めて乗車する。(写真/ハピラインふくいの車両が到着した3番線の先端部に2番線があり、そこに恐竜のラッピングをあしらった1両編成のキハ120形が待っている)

 

 

乗り継ぎ時間は短く、すでに車両は満席に近い。とりあえず、進行方向に座っている女性ひとりのボックス席の反対側を確保するが、まさかこんなに混んでいるとは思わなかった。

 

 

ところが5駅先の一乗谷駅で多くの人が下車する(写真)。そういえば、朝倉氏の城下町があった一乗谷がこの地にあった。朝倉氏の無念に思いを馳せようと旅を計画したことがあったが、今は食を旅の目的に据えるおちぶれ様で、すっかり失念していた。

 

 

それに乗り潰しの鉄旅だって久しぶりだ。今日はこの後、糸魚川駅まで戻るが、普通列車に長時間揺られるだけの体力が残っているのかさえ不安になっている。(写真/ボックス席を独占できたので、密かに乾杯する)
 


旅の原点と北陸アラカルト Vol.8に続く