IRいしかわ鉄道を乗り継いで本日の宿泊地である小松駅に到着(写真)。小松駅には、私が旅を始めるきっかけのひとつになった永平寺行きの際に車で寄ったことがある。ちょうど寝台特急トワイライトエクスプレスが通過する時間になり、その様子を写真に収めようと考えたが、まさかの高架駅で撮り逃したことを思い出す。

 

 

その頃も小松製作所製の重機が駅前広場に置かれていたが、今は「こまつの杜」という名のちょっとしたアミューズメント施設になっている。(写真/超大型のショベルカーとダンプトラックが出迎える)

 

 

駅からやや遠くなるがサウナや水風呂が完備された大浴場のホテルを選んだ。早めにチェックインして愉しもうと考えた。ところが、その施設があるのは徒歩1分ほどの場所にある別のホテル(写真)で、銭湯に行くようにタオルを持って歩く。


 

小松を選んだのは「まち中華」というキーワード。北陸在住のブロ友さんが紹介していて知ったが、最近、この言葉には敏感に反応するようになっている。(写真/ホテルから近い「南栄」に夕方の開店時間とともに訪れる)

 

 

店はカウンター席だけ。厨房には息子さん、ホールには先代の父親がいて雑用を担っている。店を任せたというより、店にいる方が落ち着くようだ。早速ビールを頼んで寛ぐ。残念ながら中瓶だがこれが正解だったことを後に知る。さて何を食べようか。


 

麻婆豆腐を頼んでみるが、これがいきなりの絶品。上手く表現できないが、おそらく今まで食べた中でも最上位のような気がする。ただし、想像より量が多くて、予定していた餃子はスルーした方が良さそうだ。

 

 

小松が中華のまちとして有名になったのは、かつて「清ちゃん」という店が塩焼きそばを考案したことに始まる。後にまちの関係者が小松のソウルフードとして広めたことが要因になっているようだ。(写真/出前用にあしらわれた器の店名が姿を現す)

 


旅の原点と北陸アラカルト Vol.6に続く