JR東日本とJR西日本いずれの車内誌も、3月16日に北陸新幹線が敦賀駅まで延伸開業する話題を全面に打ち出している。個人的にはあまり興味がないが、勝山市で食べたおろしそばはもう一度食べてみたい気がする。 

 

仙台駅からは、JR東北本線で小牛田駅まで行き、JR石巻線に乗り換えて女川駅まで向かうつもりだ。復路は石巻駅からJR仙石線で仙台駅に戻る。ところが、雪の影響が続き東北本線は運転見合わせになっている。例え解消されても、その後遅延する可能性が高い。仙台駅で新幹線に乗り遅れれば長野駅までしかたどり着けない可能性があることから、女川駅行きを諦める決断をする。(写真/JR東日本の運行情報) 

 

それならば角館に行こうと話す。駅の近くには日帰り温泉があるし、その後、訪れたことがあるまち中華で飲むのもいいのではないか。その店の炒飯は絶品だったのをよく覚えている。そうなれば仙台駅から先は立席でもいい。即座にそんな計画に切り替える。(写真/えきねっとから乗車予定のこまちが遅延しているとのメールが届く)

 

群馬県に入り、車窓からは遠くに高崎のまちがみえる(写真)。こちらも一面雪に覆われている。関東平野は雪の影響はないと思っていたが、どうやら北部では雪が降ったようだ。

 

東北新幹線の運行情報を確認すると、なんと運転見合わせになっている(写真)。後に知ることになるのだが、郡山駅で先発の新幹線がオーバーランしたようだ。この瞬間、角館行きが消滅する。
 

 

大宮駅のコンコースは列車待ちの人たちでごった返している。東北新幹線のホームには1時間前に発車しているはずのはやぶさ・こまちが停車したままだ。ところが、駅の発車標をみると、隣の18番線から発車する北陸新幹線と上越新幹線は定刻通り運行している。 

 

それなら新潟駅へ向かおうと、何も考えずにガーラ湯沢駅行きの上越新幹線たにがわに飛び乗る。越後湯沢駅で後続を待てばいい。そんな話をするうちに、むしろそのまま越後湯沢の日帰り温泉に行って、駅構内の店で飲めばいいと話がまとまる。(写真/越後湯沢駅に到着。雪が激しく降っている) 
 


キュン♡パスで行く東北⁉ Vol.3に続く