2023年9月18日(mon)
 
 
3日目になる高瀬ダムの土砂を運ぶダンプカーの動画撮影。本日ハッピーマンデーの敬老の日。果たしてダンプカーの運搬作業が行われているのか半信半疑でやって来る。大町ダム付近には誘導員はいないが、土曜日だけ一方通行で運行していると聞いていたので、それは想定内だ。(写真/龍神湖展望広場でダンプカーが来るのを待つ)

 

七倉ゲートまで行けば、本日が休工なのかはっきりするが、撮影したい場所は大町ダムより下になるので気長に待つことにした。でもわかっているのはおおよその運行時間。休工でなければ30分以内に先頭のダンプカーが来るはずだ。(写真/展望台からダム湖を望むと、水はほとんど底を突いている) 


【動画】 
写真では紹介し切れないダム湖の全容。 


 

明らかに水不足のような気がするが、国土交通省の「水文水質データベース」サイトによると現在の大町ダム湖の貯水率は8%。しばらく前の新聞報道では灌漑用水や住民の生活には影響はないが、放流量を規定より減らして運用するとあった。(写真/現在の水位標高は865㍍以下まで下がっている)

 

 

今までの二日間でおおよそイメージ通りの映像が収録できたので編集作業に入った。ところが、最後に土砂を運び込む仮置き場の映像がない。仮置き場は立入り禁止で、木立の中にあって外からも撮影できないから諦めていたのだが、土砂をどこに運ぶのかは、興味がある人にとっては関心事だろうと考え補足取材することにした。(写真/しかし、龍神湖展望広場からは、その仮置き場に積まれた土砂の一角が見える。それは相当の高さに積まれている)

 

 


やがて大きな音がして高瀬ダムの土砂を積んだダンプカーが下ってくる。「良かった。今日は休工じゃなかった」。そう思いながら急いで大町ダムの天端へ移動する。(写真/天端からダム湖をみる。先日の取材では、あの先からこちらをみていた

 

同じく天端から下流側をみる。これからダンプカーがやって来る仮置き場は、先日、ダムを見上げた小太郎つり橋(写真前)の左側になるが、以前、本編で取り上げた別の仮置き場はさらに1.5㎞ほど下った左岸側の河原にある。その時もその量の多さに驚愕したものだ。