会津若松駅から2駅目の西若松駅を過ぎると、会津鉄道と分岐する(写真)。こちらは只見線に比べれば本数もそこそこあるし、そのまま野岩鉄道に乗り継げば栃木県の日光まで行ける。 

 

只見線は阿賀川を渡るとUターンする格好で会津盆地を北に進む。この平は米どころのようだが、松本盆地と同様に寒暖差が大きそうだ。それに冬は風が強いのか、沿線には風除けのフェンスのようなものが設置されている。(写真/若宮駅にて写す) 

 

 

この列車に結構大勢の高校生が乗車していて驚いた。会津坂下駅では10人ほど下車して行った。本数が少ないのに列車で通学している生徒は少なくないのだ。(写真/貨物駅舎の会津坂本駅でも一人の女子高生が降りる。その後、迎えに来ていた車に乗って行く) 
 

 

列車は向きを西南方向へ変え、やがて進行方向右側に只見川が見えてくる。会津盆地から山手に向かい、いよいよ只見線のクライマックスが始まろうとしている。(写真/会津坂本駅から会津柳津駅に向かう先頭車両から撮影) 

 

当初の旅程では、会津柳津駅(写真)付近にある宿を予約していて、次の朝(つまり本日)7時4分にこの駅から小出駅行きの始発に乗る予定だった。それだと朝食は食いっぱぐれることになるが、次が今乗っているこの列車だから仕方がなかった。(写真/会津柳津駅では地元の人が手を振って見送ってくれる) 

 

天気が悪くなければ昨日は、会津柳津駅の次の郷戸駅で降りて、東北電力柳津ダム(写真)を見学して宿に向かおうと計画していた。昨年、只見川のダムを巡ったが、せっかくなら冬の東北電力のダムを観てみたいと考えたのだった。 

 


会津桧原駅では台湾人らしき数人が大きな鞄を持って降りていく(写真)。どうやら後ろの車両に乗車していたようだ。去年、訪れた柳津西山地熱発電所の近くには会津西山温泉があり、そこにいくつか宿があったはずだ。おそらくそこから車が迎えに来ているのだろう。 
 


いざ只見線 Vol.5に続く