2022年5月21日(sat)

 

外国人がいない28年前の京都へ行こうと決め、3回目でようやく旅立つ。計画を立ててはみたものの、そのたびに感染者が増加して諦めた。今もその数は決して少なくないが、抗体値は高いはずだから大丈夫だろうと判断した。それに来月からは外国人観光客を受入れるというから、これが最後のチャンスかもしれない。(写真/特急代をケチって木曽福島駅まで普通列車で行く) 

 

今回の旅のお供は、レイモンド・チャンドラーの処女長編「大いなる眠り」。原尞のエッセイ集で再読を勧められた。確か高校生の頃に読んでいるはずだが、フィリップ・マロ―の一部の科白以外は覚えていない。(写真/木曽福島駅から特急しなのに乗り継ぐ) 

 

東海道新幹線に乗車するのはいつ以来になるのだろう。そんなことを考えながら新幹線ホームに立つが、名古屋駅はそんなに混んでいなかった。新幹線のぞみも広島駅行きだからか、自由席には空きが目立つ(写真)。 

 

今回は京都駅に隣接するホテルをとる(写真)。その理由は今日明日と荷物を預けられるから。しかもこのホテル、同じように考える客が多いらしく、クロークに預ける仕組みではなく、専用のコインロッカーが館内に整備されている。 

 

荷物は着替えが程度だが、それでも市内を散策するのに荷物が少ないに越したことはない。考えようによっては、駅のコインロッカーに預ける分だけ宿泊代がお得になる。(写真/後のチェックイン時に撮影。京都駅前のロッカーは8割ほどが利用されている) 

 

先ずは昼食。以前、関西在住のブロ友さんが京都でお勧めだという店を目指すが、そこに行くためには中継地の京阪電鉄祇園四条駅まで行く必要がある。(写真/方向が逆のJR奈良線に乗車する。路線情報のサイトによると東福寺駅で京阪に乗り換えるのだという) 

 


地下鉄を降りて、経由地に近い出口からみると、重厚な松竹南座の建物が目の前に姿を現す。ようやく京都へやって来たのだと実感し、幸先がいいスタートが切れる予感がする。 
 


28年前の京都へタイムスリップ Vol.2に続く