2016年1月10日(sun)
 

 

国道19号を松本市から塩尻市に少し入った場所に食堂SSはある。そんな国道沿いの、そして比較的新しい建物の食堂がなぜ大衆食堂として紹介されるのか。疑問視する向きもあると思うが、食堂SSはここだけではなく木曽の贄川にもあり、メニューはその有名なドライブインとほぼ同じものと思われる。(写真/食堂SSの外観。広い駐車場にはタクシーが停まっている)
 

 
豊富なメニューの中からどれを選ぶか
初めての客は必ず洗礼を受けることになる
 

 

木曽(現在は塩尻市贄川地区)にある食堂SSも国道19号沿いにあり、そちらは昔ながらのドライブイン。駐車場はこの店とは比べようもないほど広く、トラックドライバーが仮眠できる十分な駐車場を所有している。(写真/厨房との境の壁に貼ってある豊富なメニュー)
 

 

木曽の食堂SSはかなり大きな規模だが、こちら塩尻店は4人掛けのテーブルが9つ。6人掛けが3つ。小上がりには詰めれば8人が座れるテーブルが3つある。さらに扉を隔てた奥にも畳のテーブル席がいくつかあり、こちらも決して小さくはない。

 

 

テーブルに着くとお茶が運ばれてくる。それはアルミ製の急須が付いてきて、何杯かお茶を注ぎ足せる。おそらく水分補給を欲するドライバーのニーズに対応して、これがスタンダードになったと思われる。
 

 

お隣のご高齢の夫婦にオムライスが運ばれてくる。夫は「こんな昔懐かしいオムレツ、今はなかなかないんだよ」と、長年連れ添った妻に嬉しそうに話している。(写真/テーブル席の奥が小上がりとなっている)

 

メニューはテーブルにも置かれている。A4版にぎっしりと描かれたメニューは、麺類から定食や洋食、そして裏面には単品ものまで幅広い。(写真左上/禁煙が多くなってきているが、ここでは当たり前のように灰皿が置かれている)
 


塩尻市広丘 食堂SS Vol.2に続く