'Gandalf Dies' Howard Shore


これは'the Lord of the Rings: Fellowship of the Ring'からの楽曲です。

ロードオブザリングシリーズは僕が最も好きな映画であり、目標でもあります。歴代興行成績の順位はこの3年で随分と下がってしまいましたが、僕はこの映画が今でも一番好きです。恐らく歴代5大作(Avatar,Titanic,HarryPotter,Transformers,LordoftheRing)の中で、友情が一番描写されているのがロードオブザリングです。Titanicでは男女の恋が描かれていていますが、僕は恋より、友情の方が、もっと複雑で人間らしい、他の動物には真似できない感情だと思っています。愛情は子孫を残す欲求が前提の感情だと思いますが、友情にはそういう本能的な欲求はないとおもいます。そういう意味で、その友情をテーマに描いたロードオブザリングは僕の中では特別な存在となっています。

一作目の終盤で、ガンダルフが命がけで仲間を救い死んでしまうシーンの曲です。EnyaのMayItBeというロードオブザリングの楽曲には、ケルティックウーマンと言う別の歌手によって歌われたバージョンがありますが、その前奏がこの曲とよく似ています。

ロードオブザリングの4000年前、神々による世界創世、そしてそのあけぼのに生きた者達の邪神モルゴスとの闘い、悲劇を描いた、シルマリルの物語と言う話がありますが、そのモルゴスの右腕のような存在であったバルログと言うかなり強力な悪魔に、暗い洞窟の中で指輪を持ったフロドと、その仲間達が出会います。

そこでガンダルフは魔法を駆使してその悪魔を倒しますが、仲間達の方を向いていると、バルログの鞭が足に引っかかり落ちる寸前で、真ん中が崩れた橋にしがみつきます。しかし崩れる寸前であるため、仲間も助ける事が出来ず、ガンダルフは王の指輪を持ったフロドに「行けばかもの」という言葉を残し、闇の中へ落ちていきます。その時に流れるのがこの曲です。前にハリーポッターの時も似たような事を書きましたが、これから待ち受ける強大な悪との闘いの運命の中で、それを支えてきた仲間の死と言うのは確実に視聴者の涙を導きます。ロードオブザリングにはそういう緻密な構成が、クライマックスに向かうにつれ大量に盛り込まれていますが、今回はそのうちの一つ、ガンダルフの死と、その楽曲についてでした。