ポエム・ポエム・ポエム  黎明編 =捧げる詩= | toshichanのブログ

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【遅れてきた新人】の、内山敏洋 と申します。 蔵の中に溢れかえっている作品や頭の中に湧き出てくる作品を“どんどんと!”と、考えております。


白馬に乗って見た夢は パリの空の下 
  そびえ立つエッフェル塔 ―― 見上げたっけ
  いかめしい姿の凱旋門 ―― 見下ろしたっけ
  時代遅れのマロニエの並木道 ―― 見ていたっけ
白馬に乗って見た夢は パリの空の下 
  清く流れるセーヌ川 恋人の語らう裏町
  やせこけたのら猫の声 ―― ニャーオ!
  真っ黒の髪茶色の瞳―― 名付けて “ニケ”
白馬に乗って見た夢は……
    目が覚めた少年の腕の中に ミケ猫一匹
                ―― 贈り物

=背景と解説=
幸せな時期でした。
ただ、まだどこか、不安がる自分がいましたね。
 エッフェル塔=未来
 凱旋門      =現在
 並木道      =過去 といった感じでしょうか。
  ニケというのら猫に、投射しています。
 コロコロと笑う少女で、気まぐれというか移り気というか、とに角振り回されたものです。