美容室・エステのチラシは戦略的に
美容室やエステサロンは、地域によっては多数のお店が進出して飽和状態になっている所も珍しくありません。その一方で、値引き競争やクーポンを連発したせいで、逆にお店の経営状態を圧迫してしまう例も後を絶たないと言われています。
美容室なりエステサロンなりといった、女性の美容にかかわるお店に来るお客さんの大半は常連の方です。女性は男性に比較しても保守的傾向が強く、いつも行っている美容室に行きたがるものです。
担当の人が変わって、サービス内容に変更があり、それを不満に思ったということでもない限り、いつものお店で安心したいという気持ちが働きます。別のお店の常連であるお客さんに対して、いつもの習慣を変えてもらうチラシ作りには、それなりの戦略が必要となります。
他店と比較できるチラシ
美容室やエステサロンのチラシ作成には、他店との比較が欠かせないと言われています。広告のプロの方に依頼すると、まずはそこから始めるという情報があります。
美容室やエステサロンに通うのは、地元に住む女性です。もしくは、ビジネスウーマンにとっては都会のサロンでしょう。
どちらにせよ、その地域の中であるお店を選んで通っています。他店と自分のお店を比較して、自分たちにしかないアピールポイントを見つけることが大切です。
たとえば営業時間が他店より1時間でも長ければ、そこをアピールしていきます。他店が午後9時までの営業時間で、自分のところは午後10時まで営業しているなら、そこを強調しましょう。
「残業後でも美容室に行きたい」「家事も一取り済んでからゆっくり髪を切りに行きたいと思いませんか?」などのキャッチコピーで目を引くようにしましょう。
自分の店の良さは?
また、自分のところに通ってくれているお客さんは、何を基準に選んでいるのかもよく検討してみましょう。たとえば他店に比べて施術が早く、効果的であるとお客さんが思っているなら、そこをアピールしていきます。
「エステはいいけど、時間がない」「仕事の後の帰宅前にサクっとエステしたい」などのリード文があれば、その需要を掘り起こせる可能性があります。新規開業の美容室やエステサロンは、チラシが大きな力でしょう。
普通考えられるのは、開業日と施術内容、また基本料金を表示することで、これは当然必要です。しかしそれだけでは、なかなか足を運んでもらえません。
地域に競合するお店があれば、そちらを利用することになります。こういった場合には、店長やスタッフが協力して、どのような思いでお店を出すに至ったか敬意を書くようにすると効果的です。お客さんへ手紙を書くような要領です。
読んで共感してもらえたら、すでに常連予備軍です。