母親のための人間学という副題で、わが子の育て方の根本原則が記されています。出版された年が1979年ですから、もうすでに30年以上も経っています。その30年間、いかに多くの教育書や育児本が出版されたのでしょうか。それらはもちろん大いに教育界に貢献しているのでしょうが、この本ほど根本原則を貫いたものはありません。なぜなら、子育ては人間学であることを身をもって表現された一冊だからです。
読み始めた段階では、古典的な家長制度を思い起こすものもあります、やはり母親は家庭の太陽であります。共働きでも母親は家庭の太陽であります。
胸に刻みたい点です。
*わが子はどんな人間になってほしいかを2点にまとめる。
*呼ばれた時は、ハイと大きな返事で。これは我を捨てることにつながり、家庭が明るくなる。
*忍耐の心を持つ。子育ては忍耐の塊。子育てを通じて、忍耐力をつける。
*9つほめて1つしかる。ほめるときは後ろから。
*朝必ず挨拶をする。
*自分で起きる子どもに育てる。
*履物をそろえ、椅子を入れる。
子育てにおける最大の目的は、「子供が自立すること」です。ただし、どんな風に自立するのか、この本の教えを極めることができれば、自立の仕方に大きな影響を与えます。子育ての原理原則が書かれている必読書です。