障害者にやさしくて、障害者につめたい | ベテラン障害者(脳性まひ)のお気楽ブログ

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~体験談、考え、面白いことをざっくばらんに・・・普通学級、サラリーマン、フリーランスを経験してきた障害者(脳性麻痺)の、これまでやってきた話~

「自撮り棒」と聞くとどうしても「地鶏」が浮かんでしまうベテラン脳性まひのシュウです。宮崎の地鶏がおいしいらしいですねー。食べたいわ~。宮崎の地鶏と一緒に自撮り棒で撮りたい。


昨日の「外国人から見た日本のバリアフリー」の続き。それぞれ1位に挙がったのは

【良い点】

・障害者にやさしい

【悪い点】

・障害者につめたい

でした。

●やさしいと感じたエピソード

・お店の人が車いすのバッグから財布を取り出して手伝ってくれた

・地下鉄の階段で6人の駅員さんが100kgの車いすを運んでくれた

・お店に入るときドアを開けてくれる。高い所の物を取ってくれる。エレベーターでボタンを押してくれる。


●つめたいと感じたエピソード

・車いすでバスを待っていたら運転手が見たのに停まってくれなかった

・優先座席の前で立っていても譲ってくれない


私が思うに、どれも「そういうこと、あるね」という話です(停まってくれなかったのはひどい!)。どちらにスポットを当てて普段から「やさしい」と感じるか、「つめたい」と感じるか。どちらもあるある、と受け入れるか。


次のエピソードは「日本人らしい」です。

・イギリスではバスに障害者が乗ってくると「障害者が乗るから席をあけて!」と大きな声で呼びかける人が多い。親切なのだが目立ってしまい気まずく、障害者であることを強く意識させられる。
一方日本では、声もかけてくれないのかなと思っていると、気づいた人がさりげなく席を譲ってくれる。

・日本人は(声かけたら悪いと思うのか)障害者に対して自分から「これをします」とは言わないで、ちょっと待っている。もし障害者が何か手伝ってと言ったら手伝ってくれる。


これらも日本人全員がそうではありません。でも傾向として言えるというのが私の実感です。番組では障害者と健常者がもう一歩進んでコミュニケーションを取ろう、と結ばれていました。

その通りだと思いますが、私は今の日本人くらいがちょうどいいかもしれません。障害者によって「もっと来てほしい」人と「あまり来られても」という人がいるのですよね。健常者の方を戸惑わせてしまうだろうけど。