長年通院していた大学病院の消化器内科から、地元の中核病院へ転院。

消化器内科は初めてだけれど、子宮頸がんの手術はこの病院でしているので、勝手知ったるもの。


そして、この日は、父の胃癌手術のための入院日。


親子1台の車で、病院へ。


私は初診ということで、いろいろな問診をされる。

そんな事は紹介状に書いてあるだろうに…とか思うようなことまで聞かれて、面倒臭いなぁと思う。


新しい先生には次のMRIの予約を取って貰っただけで、これと言った話はしなかった。

「リンパ浮腫って何科が診るの?」と聞かれた。


あ~リンパ浮腫って何科かも知られてないほどの知名度なんだ…

婦人科癌にかかると、上肢下肢のリンパ浮腫になる人多いのに…

まあ、この内科の先生が知らないだけかもしれないけれど。


私は直ぐに終わり。


父の病棟へ。

レンタルした病院のパジャマを着ている父を見ると、本当に病人なんだ…と実感し悲しくなった。

今まではずっと私が病気で、会う度に「具合はどうか?大丈夫か?」と心配されるばかりだったのに反対の立場になってしまった。

親はいつまでも元気だと思っていた。

心配するってすごく辛い悲しい事。

私は長年、ずっと心配させてきたんだなと思うと申し訳なく思った。


旦那も大病をしたけれど、血の関係か、やはり旦那は所詮他人なので、今の気持ちとは違った。

旦那の時は、今後の暮らし、娘のことなど将来の心配をしていた。


私は薄情な人間だ。


もうすぐ手術。

全身麻酔の辛さ、開腹の痛みを知っているから、それを今度父が味わうのだと思うといたたまれない。


無事に済みますように。











穏やかに過ごしているつもりの日常。


娘が居なくなり、自分軸で生きられる事の素晴らしさを18年振りに実感。

旦那が何時に帰って来ようが、出ていこうがお構い無し。

お弁当を11時までに作るだけ。

だって、私が毎朝5時に起きていても、旦那は我関せずだったから。


日中は、全部が自分の時間。

ご飯なんて食べる時間が勿体ないし、面倒臭い。

朝昼抜きで、晩御飯は4時に食べる。


そんな穏やかそうな生活だけど、心がザワザワしている。


父に胃癌が見つかった。

もうすぐ手術だ。

早期とは聞いているけれど、開腹してみないと分からなく、全摘になるかもしれないとのこと。


常日頃、「俺はいつ死んでも構わない」と言っていた父だが、最近は不安なのか、掃除をしたり畑を耕したり、ずっと体を動かしているそう。


その気持ちは痛いほどよく分かる。

私は、癌で死ぬよりも、手術まで癌と共存することのストレスで死ぬかと思ったほど辛かった。

日々、体内で癌が増幅していると思うと怖くて怖くてたまらず、ずっと泣いていた。


父は男だから、また高齢だから、若い頃に患った私のように人前で泣くことは無いだろうけど、不安だろうと思う。


腸閉塞、ヘルニア、胆石などしているから、入院手術自体は初めてではないが、やはり「癌」って、いくら2人に1人がかかる病気だと言っても怖い病気で、不安にならない方がおかしい。


無事、手術が上手く行きますように。

癌が浸潤していませんように。

全摘しなくてすみますように。


そう願うばかり。