お盆休みは、奥武蔵のアトリエで写真プリント。 | 「ポートレート スタジオ ファイン」 =「ファイン メディア コンテンツ ジャパン」

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フィルムの時代は、当然ながらプリント。
量販店だけでなく、プロラボにも現像を依頼していました。
当時は、フィルム代、写真現像代が、かなり高額でした。


デジタルになり、パソコンのハードとソフト、プリンタ・インク代・用紙代がかかります。
カメラで撮影する以上の時間を、パソコン処理に時間がかかります。
デジタルになったので、自分だけで、照明、撮影、RAW現像、デジタル処理、プリントができてしまいます。
手間はかかりますが、自分だけで大判のプリントができてしまうのが、デジタルのよいところです。
プリントをしてみて、フォトショップで微調整すると、写真の出来栄えが格段によくなります。
技術面に限ってみても、撮影後の後処理、つまり、フォトショップ、プリンタの調整、出力する用紙、使用するインクで、作品は見違えるように蘇ります。


フィルムの時代も、デジタルの時代も、
アマチュアにとって、写真は金と時間がかかる道楽です。


私は基本的にネット公開、
マルチメディアデジタルコンテンツの製作であり、
写真は、文章、写真、映像、自分ではできないけれども音楽などの、
マルチメディアとか、クロスメディアのデジタルコンテンツの一部です。


作品作りにはプロもアマチュアも境界はありません。
日本の場合は、現在はプロ写真家でも、写真作品だけで食べていくのは困難です。
これからは写真が芸術作品として、
撮影・現像・デジタル処理・引き伸ばしを写真家が行い、
写真そのものを販売・流通できるように、流通経路を整備し、
美術品として部屋や店舗に飾る文化になればよいと考えます。
マスコミが衰退した今日、ネット課金は難しく、広告写真を撮影できるカメラマンは一握り、多くの写真家の生活は厳しいようです。
ある若手プロ女性写真家が、撮影すれば撮影するほど赤字、いつまでやっていけるかと嘆いていました。


私は時間の節約、金の節約にもなりますので、
最近はプロラボに依頼するどころか、自分でもプリントをやりませんでした。
初台の新国立劇場ギャラリーでの「篠山紀信写真展」、
渋谷のギャラリーで魚住先生などが開催した「ポートレート専科」、
大御所と現役・新人の写真展の両方を鑑賞して、
マルチメディアの中にはプリントが含まれるし、
写真の場合はいまだにプリントが中核なので、プリントもやろうと決意、
お盆休みは奥武蔵でプリントをやっていました。

さすがフォトショップとエプソンのプロ用プリンタ。
そして私の集中力、試行錯誤、研究熱心。
夜遅くまでやって、朝寝坊をして、2~3日は東京に行っても、
1週間でプリントを上達しました。
(飯能市内で移動するよりも、埼玉県内で移動するよりも、東京に行く方が速い。)


写真によっては、モデル実物よりも綺麗なものもありました。
顔や肌の色の微調整の成果です。
熟年カメラ小僧として、複合光線のステージで、遠方から望遠で撮影し、小さなモデルをトリミングしたものは、当然ながら不鮮明。
明るい舞台照明で、劇場で2階の最前列から撮影したものは、全体も、女優も鮮明でした。舞台が明るく、照明が安定していて、感度を上げて、絞りをある程度絞っても、シャッター速度が確保できるためです。
ハイビジョンビデオカメラの映像から、キャプチャして、さらにモデルをトリミングしたものは、当然ながら不鮮明。ただし、意外に味がある画像で、わざと効果をつけたみたいに思う人もいるのでは・・・
背景が映像などで明るく、ステージが暗く、モデルに光が当たっていない写真をモデルのみを明るくするのは難しい。やってできないことはないはずだが、手間がかかりすぎて・・・


フィルムの時代のように、自分で手焼き感覚でRAW現像をして、最低でもA4に引き伸ばすのが、デジタル現像です。
思うとおりに作品を創作するのであれば、フォトショップ(プロ用CS6、今後はクラウド)と、エプソンか、キャノンのプロ写真家用のプリンタが欠かせません。
昨年にフォトショップCS6を(通信教育つきのCS6全体のセット、今後はクリエイティブ・クラウドに移行するとアドビは発表)購入しました。


今までは新しい写真の撮影に全力をかけていましたが、ネット公開をしていない写真を含めてデータを整理、RAWファイルも整理しました。
ポートレートは、一生懸命に教えますが、最終的にはモデル次第です。
モデルの活躍する時期は、一般的には20歳代の数年間であり、希望者が多く競争が激しいので、イベントや大規模撮影会に、複数回出ているモデルはきわめて少ないのが現状です。
モデルの種類もいろ炉ありますが、
芸術作品を創造するポートレートモデル(一般的にはファッションか、グラビアか、レースクイーンか、イベントコンパニオンを兼務、または本業で生活、または大学生・専門学校生・・)は、教えてもらって練習し、さらに複数回の撮影会に出場し、経験をつむ必要があります。
それをやっていないモデルは、線香花火、一瞬で消えていきます。
例外として、写真家や映像作家が、詳細に教えながら撮影する方法があります。



用途によって、ネット公開した縮小・減色したデータ、JPEGのデータ、RAW現像をやることができるデータと、ひとつの写真でもいくつかのデータに変換が可能です。
最近はRAWとJPEGを同時にカメラ内に保管していますし、JPEGの画質も初期のころに比べてよくなっていますので、撮影したJPEGのままか、わずかに調整してデータをつくり、それを縮小・減色して、サイトやブログで公開しています。

デジタルデータであっても、
プリントして作品を仕上げたデータであるべきでしょう。
カラーマネジメントの重要性を認識しました。