「ポートレート専科2012」の作品を鑑賞して  ポートレート作品のモデルについて | 「ポートレート スタジオ ファイン」 =「ファイン メディア コンテンツ ジャパン」

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日本の場合、
自然写真と人物写真に分かれ、
人物写真はファッション広告とグラビアに分かれてしまう。

私は、ファッションとか、グラビアとかという前に、
人物写真、肖像写真、ポートレートであるべきだと思います。

人生の節々では写真を撮影するのが一般的であるし、
どこかに旅行すればそれを記念して写真を撮影するであろうし、
スポーツや、踊りや、演劇などでも、写真撮影をするでしょう。

それらの写真も人物写真ではあるのですが、
モデルがヘアメークをして、衣装を着て、
ポーズというより演技をすることによって写真表現をする
ポートレート、肖像写真という分野があります。

そのような写真のモデル、最近では映像のモデルも含めて、
私は「ポートレート モデル」と言っています。
モデルの種類や分野が専門化してきているので、
そのように名付けているのであって、
本来ならば「モデル」でいいのです。


ポートレートは芸能というよりも芸術、アートなのです。

人物写真であり、最も綺麗なのはモデル自身です。
写真を表現する写真家やモデルにとってのテーマであり、
写真を鑑賞する人に対するメッセージが重要です。
そのような芸術表現として、
セミヌードの場合もあれば、ヌードの場合もあります。


モデルにとっても一番得なことは、
綺麗に、魅力的に、撮影をしてもらうことです。
モデルのとっての許容範囲があるのはやむを得ないにしても、
不自然な「着エロ」はかえっておかしく、幻滅な場合もあります。



ポートレートの出来栄えはモデル次第であり、
「ポートレート専科」の一般公募作品の場合は、
モデルは素人の場合が多いでしょう。
「ポートレート専科」では、カメラマンだけでなく、
モデルも作品鑑賞をすることを強くすすめます。