イメージフォーラム夏季特別講座「ドキュメンタリー」
に参加し、
ドキュメンタリー映画の製作について学びました。
に参加し、
ドキュメンタリー映画の製作について学びました。
特別講師は豪華メンバーです。
1.カンヌ国際映画祭グランプリ受賞の河瀬直美監督
2.「蟻の兵隊」、「延安の娘」の池谷薫監督
3.「選挙」の想田監督
4.「靖国」のプロデューサーと助監督
5.「シラトリカル」(唐十郎と唐組)の大島監督
(大島渚監督のご子息)
などの外部講師です。
イメージフォーラムの内部講師からは、
村山先生から「ドキュメンタリ」の歴史と理論を、
かわなか先生から自作の解説による「日々撮影」「自己表現」について
を教わりました。
村山先生から「ドキュメンタリ」の歴史と理論を、
かわなか先生から自作の解説による「日々撮影」「自己表現」について
を教わりました。
「靖国」の最後のクレジットにはイメージフォーラムが出てきます。
私自身は、公開反対するよりも、まず「見てから意見を言うべきだ」と思います。
いろいろな意見が出てくるでしょう。
8月15日という特殊な日の靖国神社を撮影するのではなく、
7月の大祭(東京のお盆の時期に、地元千代田区が街をあげて参加する光の祭典)
も撮影するべきだとも思います。
私自身は、公開反対するよりも、まず「見てから意見を言うべきだ」と思います。
いろいろな意見が出てくるでしょう。
8月15日という特殊な日の靖国神社を撮影するのではなく、
7月の大祭(東京のお盆の時期に、地元千代田区が街をあげて参加する光の祭典)
も撮影するべきだとも思います。
製作スタッフは、靖国神社については調べたようですが、
「世界全体の政治・経済情勢には詳しくない」
「過去のことは調べるが、現在をみず、未来をつくろうとしない」
「世界全体の政治・経済情勢には詳しくない」
「過去のことは調べるが、現在をみず、未来をつくろうとしない」
「日本と中国の友好親善に配慮せず対立をあおり気味」
に感じます。
に感じます。
中国、日本、韓国・朝鮮は長い歴史と文化があり、
敵対した時期はごくわずかで、9割以上は友好関係です。
三地域を仲たがいさせようという策略に嵌められてはなりません。
敵対した時期はごくわずかで、9割以上は友好関係です。
三地域を仲たがいさせようという策略に嵌められてはなりません。
張プロデューサーは天安門事件の直前に来日し、テレビのドキュメンタリー番組の経験が豊富です。
「過去を振り帰るのではなく未来を見て、日本と中国の友好関係を築く」
ように申し入れました。
「過去を振り帰るのではなく未来を見て、日本と中国の友好関係を築く」
ように申し入れました。
ドキュメンタリーというと、政治的、左翼思想、社会批判、暗い、つまらない、関わりたくないというイメージがあります。
土本氏、小川氏、佐藤真氏がなくなり、一時代がすぎた感じがします。
現在では
左翼と右翼、体制と反体制というものさしだけでは計れない世の中
になってきたと思います。
一方において、
河瀬氏のように自分探しからはじまったドキュメンタリー
もあります。
自分自身とその家族と関係者が登場人物です。
もちろんたんなる日記ではなく、そこから普遍性を追求していますが・・・
自分自身とその家族と関係者が登場人物です。
もちろんたんなる日記ではなく、そこから普遍性を追求していますが・・・
今回は直接は取り扱いませんでしたが、
「不都合な真実」は環境問題、
「命の食べ方」(イメージフォーラムで長期上映をした)は食糧問題、
マイケル・ムーアはアメリカ社会の諸問題をユーモアたっぷりに風刺
しています。
「不都合な真実」は環境問題、
「命の食べ方」(イメージフォーラムで長期上映をした)は食糧問題、
マイケル・ムーアはアメリカ社会の諸問題をユーモアたっぷりに風刺
しています。
この講座を受講し、代表的なドキュメンタリー映画を自分でも見て、ドキュメンタリーに関する本も読み、次のようなことがわかり、また次のように考えるようになりました。
事実は小説より奇なり。
娯楽映画、商業映画、ドラマだけが映画ではない。
マスコミで報道されない、報道できないこともある。
テレビのドキュメンタリーは予算は恵まれているが、
製作期間のしばりがあり、事前にアウトラインを決めている。
製作期間のしばりがあり、事前にアウトラインを決めている。
ドキュメンタリーの定義や手法は製作者によりさまざま、
こうしなければいけないということはない。
こうしなければいけないということはない。
自分の身の回り、自分のもっとも興味があることの撮影から始めよう。
ドキュメンタリーの場合は、リサーチーして、台本を作って撮影する方法には限界がある。
興味のあることや撮影したい人々を日々撮影しよう。
撮影をしながら、より本質を理解して、まとめよう。
撮影をしながら、より本質を理解して、まとめよう。
撮影する人々との信頼関係がもっとも大切。
被写体の理解者・代弁者になるが、批判精神も忘れずに。
被写体の理解者・代弁者になるが、批判精神も忘れずに。
個々の出来事そのもの(事実の羅列)から、
誰もが知りたい情報や誰もに伝えたいメッセージに変換する
ことが重要だろう。
誰もが知りたい情報や誰もに伝えたいメッセージに変換する
ことが重要だろう。