★1969年国鉄5tコンテナ鉄道模型カツミ/カワイ/エンドウ ~ 鉄道車輛カタログ棚から 014 | ポルシェ356Aカレラ

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★引続きコレクション整理のため委託出品中!!
引き続き、手許のコレクションの中から不要なモノを2024(令和6)年9月18日(水)終了のヤフオクに色々(主に1990年代のいすゞ車等のカタログ)委託出品していますので、是非ご覧ください(以下は抜粋・赤字クリックでヤフクオクに飛びます)☆☆



1)カタログ1999年 いすゞ ギガ ダンプ A4判28ページ+諸元20ページ



2)カタログ1997年 いすゞ ギガマックス ウイングA4判20頁



3)カタログ2000年トヨタ オリジン A4判28頁ハードカバー



4)カタログ 1995年フォード マスタング日本語版 32頁
90年代のマスタングと言うとアメブロではエボ☆さんの愛車として有名ですが、今回、95年以外に96年・98年・99年やコブラ専用の日本語版カタログも出品しています。



5)カタログ 1998年 C5シボレー コルベット日本語版 A4判 22頁




★閑話休題
今回は先週に引き続き鉄道車輛カタログ棚シリーズの第14回記事として、1969年国鉄5屯コンテナ 一般向けパンフレットと併せて主に2軸コンテナ貨車のビンテージ鉄道模型をご紹介します☆☆☆



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★国鉄コンテナの誕生
日本の鉄道コンテナは、戦前1931(昭和6)年に試作された1 t積みの「イ号コンテナ」に始まるが、戦時中の金属供出によって全廃され、戦後になり、トラック輸送に対抗すべく3 t積み3000形コンテナ、5 t積み5000形コンテナの試作・試験輸送を経て1959(昭和34)年11月5日から、正式にコンテナ専用列車「たから号」として汐留~梅田間で、5000形など数種類の10 ft形、5 t積みコンテナを積載して運用を開始した。この10 ftの5 t積みコンテナが荷主にとって、取引単位や大きさなどからも非常に扱いやすいサイズであったため、このサイズを礎として日本のコンテナ貨物は、現在の主流である12 ftサイズへと拡充していくこととなった(以上、Wikipediaより抜粋)。


●絵本に描かれた国鉄コンテナを運ぶ愛知機械工業ヂャイアント三輪「日通仕様」

(1)絵:古藤泰介 画伯。小学館・よいこ絵本「かもつれっしゃ」より。1959年11月に運行を開始した、コンテナ列車「たから号」にコンテナを積み込む場面が描かれています。


(2)絵:安井小弥太 画伯。小学館・乗物絵本「じどうしゃ」より。


(3)絵:小山泰治 画伯。トッパン愛児絵本「はたらくじどうしゃ」より。




●1969年10月発行 国鉄5tコンテナ 一般向けパンフレット (B5判12頁)
国鉄・名古屋鉄道管理局営業部貨物課 発行。刈谷・笹島・新守山・岐阜・多治見・四日市 各駅発の各地への到着時刻/料金やコンテナの種類等が一般向けに解説されたパンフレット。名古屋以外の鉄道管理局からも同種の一般向けパンフレットが発行されているのでしょうか。


国鉄コンテナの利点


品目毎の積載量・運賃等の質問への回答


コンテナ種類別解説(一方開き・三方開き・天井開き・通風コンテナ・冷蔵コンテナ・タンクコンテナ・ホッパコンテナの7種)




ホッパコンテナを積載したトヨタトラック


フレートライナー・コンテナ輸送料金。駅扱とすると安価。


発着時刻表


裏表紙右下に44.10=昭和44(1969)年10月の印字。応接セットの立派な灰皿や黒電話が時代を感じさせます。




●国鉄コンテナのビンテージ模型 各種
大きい方から1/45スケールOゲージ カツミ自由形ED10+宮沢チ1000コンテナ積、1/80スケールHOゲージ(16番) カワイモデルEH10+コラ1青大将色、1/150スケールNゲージ カトーEH10+トミックス コム1形タイプ「コンテナ付」(Nゲージは大きさ比較用の非ビンテージ模型)








トミカ/ダイヤペットの三菱ふそう国鉄コンテナ積トラックも一緒に。


黒箱トミカ3種


ダイヤペットT-48(全長210㎜×全幅50㎜=1/50スケール程度)とT-66(全長165㎜×全幅35㎜=箱に1/60の印字があるものの実寸では1/72スケール程度)の大小 三菱ふそうコンテナ車。







【1/45スケール三線式Oゲージ2軸 国鉄コンテナ貨車 各種】
コンテナ貨車はカツミ製/宮沢製の2種ありますが、何れもOゲージ末期の1965年前後以降に市場に出たもので現存数は少な目です。



●Oゲージ(1)カツミ 1/45国鉄チ1000コンテナ積 (チ1386ベース/コンテナ6441黄緑色)
1965年以降の明るい黄緑色のコンテナをモデル化しています。実物のJNRの文字の代わりにカツミロゴKTMが入れられています。





●Oゲージ(2)カツミ 1/45国鉄トラ45000コンテナ積 (トラ45641ベース/コンテナ黄緑色)
カツミ製は上掲のチ1000とこのトラ45000の何故か2種にコンテナを載せ併売されています。





●Oゲージ(3)宮沢 1/45国鉄チ1000コンテナ積 (チ1365ベース/コンテナ6441青大将色)
宮沢製はカツミ製チ1000コンテナ積と金型は同じと思われれ、コンテナに印字された数字6441は両社共通です。コンテナの色はカツミ製と異なる1964年以前の青大将色でカツミ製のKTMに替わり本来のJNRロゴが入れられています。


箱横短辺には宮沢模型MSKロゴとコンテナ号のスタンプ




カツミ製と宮沢製の並び。コンテナの番号は何れも6441で共通。




【1/80スケールHOゲージ(16番) 国鉄コンテナ貨車 ビンテージモデル各種】
左から、三共プラモデル組立品「チキ」、エンドウ2nd黄緑色コラ1+ヨ5000、エンドウ初版青大将色チラ1+ヨ5000、カワイモデル「コラ1」の前期「青大将色コンテナ」と後期「黄緑色コンテナ」。





●HOゲージ(1)三共プラモデル「チキ」完成品


よく見ると側面にはJNRのロゴも浮彫されています。


三共プラモデル「チキ」未組立品(ヤフオク出品画像より転載)




箱裏側に組立説明図。当時定価150円のスタンプ。


未組立状態のコンテナは全ての面がバラバラです。



●HOゲージ(2)エンドウ初版「青大将色チラ1+ヨ5000」
この青大将色の初版は販売期間が短かったようで、あまり見掛けません。チラ1はコンテナに立体的な手摺が付く丁寧な造り。



●HOゲージ(3)エンドウ2nd「黄緑色コラ1+ヨ5000」
大量に売られた2ndモデル。


初版「青大将色」と2nd「黄緑色」の並び



●HOゲージ(4)カワイモデル「コラ1」前期・青大将色
TMSの広告を見ると初版は「チラ1」の名称で売られ、すぐに「コラ1」となったようです。




TMS1966年1月号(No.211) カワイモデル広告では「チラ1」コンテナカーと記載されています。


TMS1966年2月号(No.212)「製品の紹介」記事。チラ1が870円、コンテナ2個積のフリーランス「チム1」470円と記載されています。



●HOゲージ(5)カワイモデル「コラ1」後期・黄緑色(転写マーク文字入り)
1966年の発売から28年を経た1994年に至り、漸くコンテナが青大将色から1965年以降の実車通りの黄緑色となり、長期に亘りノッペラボウのまま売られたコンテナには漸くJNRやコンテナの文字のシールが加わります。1994年時点での定価8500円は、1966年の発売時の定価870円の約10倍であり、下廻りが真鍮製とは言え異例に高価な印象です。




車体裏に1997年製を示すシール


TMS1994年2月号(No.581) カワイモデル広告に現れたコラ1。完成車8500円、コンテナ3個が塗装済1350円と記載があることから、コンテナ以外の下回りだけで7000円以上となる計算です。





【米澤玩具ダイヤペットのNスケール コンテナセット2種】
おそらく鉄道模型ファンからは無視されてきた1970年代後半から1980年代にかけての製品で大半は玩具として消費され消滅していると思いますが、何れも軌間は9ミリです。EF81とブルーコンテナ2両のセットのコンテナは全ダイキャスト製でズッシリと重く出来ています。EF66と緑色5個コンテナ積ボギー車のセットのコンテナは残念ながらプラ製。








★オマケ(その1): トミカリミテッドヴィンテージ新製品 いすゞベレットGT 2種
2024年9月14日発売新製品。LV-137c 1973年ベレット1600GT-R メタオレンジとLV-209a 1970年ベレット1800GT白(各税込み3410円)。ベレG久々のバリエーションですが、ベレGが最も美しかった1966年以前の年式のモデル化を期待したいところです。

1800GTには新ロゴ・シール付










★オマケ(その2): ポール・マッカートニー写真展「Photographs 1963-64」
・会期: 2024年7月19日(金)~9月24日(火)
・会場: 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
・入場料:大人2600円
・特設グッズ売場: 入場券1枚につき1回のみ入場可
・撮影可否: 2箇所を除き大半は撮影可能

朝日新聞社が後援ということで毎日のように新聞に広告が出ていて朝日も凄い気合いだと思ってずっと見ていたのですが、まあ、やはり、1回は見ておいても損はないという気持ちになり、会期が10日を切ったところで観てきました。ヤマハが出している1万4300円の写真集を買えば同じ写真が見られるとは言え、まあ、写真集を持っていても超高層からの東京の景色が観られるだけでも行って損はないと言えるかもしれません。






解説




以下、ポールが撮ったジョンの写真(の一部)










何かを畏れているような表情のジョン




シボレーコルベア


ポールが使っていたアサヒペンタックスSVブラック(と同型モデル)


謝辞


景色




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「All My Loving」 1963
上掲のポール写真展で掛かっていた曲。