★1962年マルサン商店フォード2階建て動物バス ~ ブリキ自動車コレクションから 228 | ポルシェ356Aカレラ

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★引続きコレクション整理のため委託出品中!!
もう9月、今年も残り3分の1とは早いですね。先週は野村トーイの初代ハイエース中サイズの落札価格が購入価格を約10万円程度下回るなど売却価格が購入価格を大幅に下回るケースも多い状況ではありますが、あの世までコレクションを持って行くことは出来ないため、引き続き、手許のコレクションの中から不要なモノを2024(令和6)年9月5日(木)終了のヤフオクに色々(20世紀末の日産ディーゼルビッグサム等の実車カタログとトミカリミテッドヴィンテージNEO及び組立工場等のトミカがメイン)委託出品していますので、是非ご覧ください(以下は抜粋・赤字クリックでヤフクオクに飛びます)☆☆



1)カタログ1999年日産ディーゼル Big Thumb CARGO CG8X4,CW-X6X4 36頁
今回、1990年代終盤の日産ディーゼルビッグサムのカタログを10部出しています。ディーラーで頂いたあと、ダンボール箱に仕舞い込んだまま一度も見ていなかった四半世紀前のカタログです。日産ディーゼルは近場にディーラーがなく、カタログを集めるのには結構苦労した記憶があります。なお、1980年代以降の大量に手元にあるカタログはポルシェ911や緊急車等を除き処分する方針ですが、ビッグサムについては消防車のカタログだけは手元に残すことにしました。





2)カタログ1999年日産ディーゼル ビッグサム フルトラクター A4判 8頁
同上(1990年代終盤の日産ディーゼルビッグサムのカタログ)。迫力のフルトレーラー車。



3)カタログ1999年日産ディーゼル ビッグサム タンクローリー専用 A4判 20頁日産ディーゼル ビッグサム フルトラクター A4判 8頁
同上(1990年代終盤の日産ディーゼルビッグサムのカタログ)。タンクローリー専用カタログ。



4)カタログ1999年日産ディーゼル ダンプ専用 A4判 36頁+諸元12頁
同上(1990年代終盤の日産ディーゼルビッグサムのカタログ)。ダンプ専用カタログ。



5)カタログ1999年日産ディーゼル ビッグサム スノープロウ除雪車専用 A4判 8頁
同上(1990年代終盤の日産ディーゼルビッグサムのカタログ)。珍しい除雪車専用カタログ。



6)カタログ1990年代 日産ディーゼル セーフティローダー 花見台自動車 A4判2つ折4頁



7)カタログ1990年代後半いすゞギガ ミキサー専用/エルフタンクローリー専用 2部セット
いすゞ特装車2部セット。





★閑話休題
今回はブリキ自動車コレクションの第228回記事として、マルサン商店のフォード2階建て動物バスをご紹介します☆☆☆



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マルサン商店 フォード2階建て動物バス
0.8㎜厚の従来のブリキ玩具では例のない厚い鉄板を使用し、乱暴に扱うとすぐに壊れるという従来のオモチャの常識を覆す堅牢さを売りにした「マルサン ブルドッグ トイ」は、繊細でシャープな出来のブリキ製スケールモデルとは逆の方向を向いた製品群でした。マルサン商店の1963年版玩具カタログでは「車重580キロのパブリカを楽々と載せられる」として、その堅牢さがアピールされています。




ブルドッグトイはスケールモデル的ではない堅牢さを売りにした製品群のため現在のアンティーク・トイ市場での市場評価は総じて低いですが、今回ご紹介する動物バスについては例外的に細かな造り込みが為されておりブルドッグトイ中の名作と言えます。

マルサン1963年版玩具カタログ掲載の動物バス




マルサン1965年版玩具カタログ掲載の動物バス


マルサン1966年版玩具カタログ掲載の動物バス


マルサン1966年版玩具カタログ掲載のスーパーデラックスはとバスAタイプ月光仮面は動物バスより10㎝以上大きいにも関わらず全国売価は動物バスと同じ490円。鉄板が厚いブルドッグトイは高コストとなり、割高だったものと思われます。


動物バスはFORD文字の入ったホイールキャップを付けていますが、マルサン・ブルドッグトイシリーズのトラックには動物バスと同じFORD文字入りホイールキャップ装着車が多くあります。


FORDに動物バスのようなデザインの車両が実在したのか調べてみるとFORD V8 Busの以下のようなCOEバスの画像がヒットしました。マルサンの動物バスと似ているようにも見えますが、何れも1940年代あたりの車両と思われ、マルサンが動物バスを製品化した1960年代初頭とは時間的な隔たりがあります。マルサンがブルドッグトイシリーズには基本的にFORDのホイールキャップを付けていたとも考えられ、特定の実車を模したものではない可能性もありますが真相は不明です。









【マルサン商店1/29スケール 1962年フォード2階建て動物バス 主要データ】(1/29scale 1962 Ford Animal Double-decker bus Tinplate Model Toy by Marusan Toys KEY DATA)
・製品名: 動物バス(ANIMAL BUS)
・基本素材: ブリキ (後部のらせん階段及び2階座席はプラ系素材)
・萬代屋 品番(管理番号): No.3615(カタログ記載:No.019)
・発売時期: 1962年5月(シャシー裏の刻印より推定)
・販売価格: 全国売価 490円
・全長:275㎜ (実車8000㎜と仮定した場合、1/29.1スケール)
・全幅:85㎜ (実車2500㎜と仮定した場合、1/29.4スケール)
・ホイールベース: 142㎜ (実車4200㎜と仮定した場合、1/29.6スケール)
・ボディカラーバリエーション: 赤、青、緑(草色)
・動力: 後輪内臓フリクション
・シャシー再現: なし
・入手難易度: 10段階評価でレベル6程度
・2024年現在のアンティークトイ市場の推定評価額:3~5万円程度 (箱付ミントコンディションの場合)



●マルサン商店1/29スケール 1962年フォード2階建て動物バス (赤・箱無・美品)
箱無ながら、あまり遊ばれた形跡のない美品。
















青箱トミカ・ロンドンバスとの大きさ比較


トミカは1980年3月12日ミニカーショップイケダ開店4周年記念品




お猿さんの運転手(左ハンドル)。厚いウインドガラスが入っているため見えにくいですが、他の全ての座席のシートバックにドナルドダック等の動物の乗客が描かれています。




FORDホイールキャップ


シャシー裏


マルサン商標の下に1962年5月と思われる刻印




●マルサン商店1/29スケール 1962年フォード2階建て動物バス (青・箱付・極美品)
箱・本体共に遊ばれた形跡のない美品。






















●マルサン商店1/29スケール 1962年フォード2階建て動物バス (緑・傷み有るも箱付・美品)
箱は傷みあり。本体には工場出荷時のマルサン・ブルドッグトイ専用シールが貼られています。
















マルサン・ブルドッグトイの専用シール




シャシー裏




●マルサン商店1/29スケール 1962年フォード2階建て動物バス 赤/青/緑 3色の並び








トミカ(左手前)との大きさ比較


青箱トミカF15のバリエーション(一部)とマルサン動物バスの箱




●マルサン商店1/29スケール 1962年フォード2階建て動物バスとSSSインターナショナル商事ポルシェ356Bクーペの並び
概ね同スケールと思われるSSS商事356Bとの並び。










★オマケ(その1): トミカリミテッドヴィンテージNEO 8月新製品 1/64ケンメリ4ドア2000GT白1974年と1976年警視庁パトカー
月が変わってしまいましたが、8月のTLVはNEOばかり9種がリリースされた中でケンメリ4ドア2000GTの2種のみ入手。2022年から2023年にかけて発売された3色と併せ、ケンメリ4ドアGTのバリエーションが5種に拡大しています。1974年白=LV-N270b(税込み3300円)、1976年パトカー=LV-N315a(税込3630円)。TLV-Nではケンメリワゴン、4ドアGTと来て次は、トミカ82-1と同じ各社競作のHT2000GTではなく、どこからもモデル化されていない4気筒のHTモデルを期待したいところです。








★オマケ(その2):MINI GT新製品 1/64スケール1963年ポルシェ901左ハンドル ブルー
品番MGT00707-L。税込2200円。アイボリーに続くカラーバリエーション。なかなか綺麗なカラーと思います。TLVより1000円程度安価ながら仕上がりは同レベルに見えるため相対的にお買い得感があります。










★オマケ(その3):ホットウィール新製品 1/60スケール程度ポルシェ964クーペ ペパーミントグリーン
964の実車にも存在したペパーミントグリーンはリアルタイムでもNZGやビテス等から出ています。HWはターボ風フェンダーに大き目の白ホイールを付けているため、ノーマルではなく近年の改造車を想起させます。


リアルタイムに出た1/43ビテス964との並び








★オマケ(その4):ノスヒロ2024年10月号に掲載されている「10万円からミウラオーナーに」との記事
オールドタイマーとノスヒロは何れも平成初め頃の創刊時から購入し続けていますが、発売されたばかりのノスヒロに10万円からミウラオーナーにとの記事があり、年に何日かミウラを借りられて10万なら高くはないと思いよくよく読んでみると、1967年式ミウラP400の税込価格は3億円でそれを3000枠(人)でシェアし、3000人が順番に概ね8年強に1回ミウラを1日自由に運転出来る日がくるシステム?と思い読み進めるとそうではなく、何と「実際に鑑賞ができるオーナー向けイベントなどの招待」との記載があり、運転できるのではなくミウラを観るイベントに招待するとあり、観るだけならスーパーカー専門店などに行けばタダで観られるため、システムの詳細は不明ながら運転できる訳ではなく優先的に鑑賞(=観る)するために10万円払う意味は何??と個人的には思いました。






★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Here, There and Everywhere」 1966
言わずと知れたポールの名曲の1つですが、以前アップした際に数年前に他界したぐるんさんにこの曲が好きと書き込んでもらったことがとても印象に残っています。