★1963年アサヒ玩具 国鉄こだまバス 151系こだま ~ ブリキ自動車コレクションから 147 | ポルシェ356Aカレラ

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★年収960万円
夫婦のうち高い方の年収が960万円以上の世帯は、現在、児童手当が満額ではなく、子供一人あたり月額5千円の特例給付となっており、現在、この年収以下の18歳以下の未成年者のいる家庭には子供1人につき10万円を給付するとの話となっています。この線引きは、子供の人数や扶養家族の数によっても変わってくるとのことで、詳しいことはよく判りませんが、例えば夫が年収950万で妻が年収900万の世帯年収1850万円であっても給付金を貰えるという話になるのでしょうか。。
しかし、そもそも18歳を超える世代であってもコロナの影響もあって困窮している人は大勢いるため、18歳以下の未成年者がいる家庭のみ給付というのも何だか妙な話ですし、給付しない年収の区切りも夫婦いずれか一人が960万円以上というのは個人的には高過ぎる感が強く、私の周りには年収200万円以下(月収16万円台以下)で生活をしている人も大勢いることを思うと、個人的には世帯年収が500万円を超えるなら原則給付はしないという位の線引きをキッチリしないと不公平なバラまきになってしまうように感じます☆☆


★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」第147回記事としてアサヒ玩具の1963年国鉄こだまバスを御紹介しますne☆☆☆


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★ビジネス特急こだま号
国鉄初の新性能電車101系(当初は90系)を基本に設計された国鉄初の特急用電車が151系(当初は20系)電車。1958(昭和33)年11月1日に営業運転が開始され、翌1959(昭和34)年6月の国鉄車両称号規程の改正で151系電車に改称されています。それまでの国鉄にはなかった美しいスタイルとカラーリングのこだまのデビューは大きな話題となり、新しい時代の鉄道車両の誕生に鉄道ファンのみならず日本中が湧いたのです。

●朝日新聞社「科学朝日」1958年11月号(B5判/120頁)
一般向け雑誌の表紙も飾ったこだま。



●科学教材社「模型とラジオ」1958年11月号(B5判/126頁)
ジュニア向け工作雑誌の表紙を飾ったこだま。日本中のジュニア層もこだまのデビューに胸をトキメかせたのです。


菊地文雄氏によるHOゲージビジネス特急こだま号の作り方の記事。車体は木を削って作るというハードルの高いもので、美しいこだまの形を記事のように再現できたジュニアは果たしていたのでしょうか。



●ます美書房・キューピット絵本「なかよし特急」(B5判/12頁)
こだまは夥しい種類の幼児向け絵本の表紙を飾っています。その中の1冊。絵:安井小弥太 画伯。しかし、こだまの時代は長くは続かず、1964(昭和39)年の東海道新幹線デビュー後は絵本の主役もこだまから新幹線に替わります。


中頁から。クラウンRS21や1959年シボレーインパラの後姿が確認できます。



●富士屋書店・フジヤのなかよしえほん「たのしいのりもの」 (B5判・12頁)
初代クラウン最終RS30白/赤と1960年にデビューしたパーラーカー・クロ151こだまとのツーショットという何とも魅力的な表紙。絵:木内一郎 画伯。


中頁から。中京地区での特急こだま・急行よど・名鉄パノラマカーの邂逅。




★国鉄ビジネス特急系こだま人気に便乗した「こだまバス」
1950年代末から1960年代初頭の国産鉄道車輛の花形は何と言っても151系ビジネス特急「こだま」でした。同時期の国鉄電車は101系、153系、155系、157系と名車揃いで何れも往年の名車として現在でも人気がある訳なのですが、当時からダントツで人気が高かったのはやはり「こだま号」と言うことになるでしょう。当時の国産金属玩具メーカーはこぞって「こだま号」のブリキ玩具を製作し、多少出来が悪くとも「こだま号」のオモチャは出せば売れる人気商品だったのです。
そんな頃にこだま人気に便乗して発売されたと思われるのが今回ご紹介するアサヒ玩具の「こだまバス」です。フロントにベンツのマークを付けているなど珍妙な造形のため、もしかすると同じ金型で造られた「こだまバス」の元となったバス玩具があったのかもしれません。


【アサヒ玩具 1/36スケール程度 こだまバス ブリキ製玩具 主要データ】(1/36scale 1963 Japanese National Railways KODMA-Bus by Asahi Toy Tinplate Toy KEY DATA)

・製品名: こだまバス
・アサヒ玩具 製品番号: No.3625
・基本素材: ブリキ
・発売時期: 1963(昭和38)年 12月?
・販売価格: 全国100円(都内90円?)
・全長: 205㎜(実車全長7500㎜とした場合、約1/36.6スケール)
・全幅: 70㎜(実車全幅2500㎜とした場合、約1/35.7スケール)
・全高: 75㎜
・ホイールベース: 102㎜
・スケール表記: なし
・モデルとした実車: 不明。但しフロントエンドにメルセデスベンツのスリーポインテッド・スター有。
・動力: 後輪フリクション
・箱のサイズ: 縦75×横210×厚さ70㎜
・シャシー再現: なし
・バリエーション2種:  黄色/赤「こだまバス」左ハンドル・シート茶色(1st?)、 肌色/赤「こだまばす」右ハンドル・シート緑色(2nd?)
・入手難易度: 10段階評価でレベル7~8程度
・2021年現在のアンティーク・トイ市場の推定評価額: 2~3.5万円程度(箱付未使用ミントコンディションの場合)


★アサヒ玩具 1964年 総合カタログ日本語版に掲載された「こだまバス」
NEW文字入りの新製品として掲載されていることから、発売時期は1963(昭和38)年と推定できます。カタログ掲載モデルのサイドには「こだまばす」と全て平仮名でプリントされています。




★アサヒ玩具 1/36スケール程度 こだまバス(黄色/赤・箱付・1stモデル?)








フロント中央にスリーポインテッドスター、ヘッドライトはグリル内左右に2つと窓下左右にデュアル4灯と何とも珍妙な配置。








サイドには「こだまバス」のプリント




手前は大きさ比較用トミカはとバス




薄茶シート


JNRロゴ入り


左ハンドル


シャシーは艶有




★アサヒ玩具 1/36スケール程度 こだまばす(肌色/赤・箱付・2ndモデル?)
















全て平仮名「こだまばす」のプリント




手前は大きさ比較用トミカはとバス




緑シート


右ハンドルのプリント


艶消しシャシー




★アサヒ玩具 1/36スケール程度 こだまバス 1stモデルと2ndモデルの並び 
左:1st、右:2nd(推定)








左の方がメッキグリル中央のスリーポインテッドスターの型がくっきりしていることから、量産して金型が傷む前の1stモデルと推定。


左ハンドルと右ハンドル






手前は大きさ比較用トミカはとバス






★アサヒ玩具 1/36こだまバスと1/34スケール程度 151系こだまとの並び
こだま号はアサヒ玩具製品番号:No.3578。全長560㎜、全幅90㎜。販売価格:全国600円。こだまバスは明らかに151系こだま先頭車の色の塗分けやデザインを真似て作られています。














クハ151を玩具化したアサヒ玩具の151系こだまには大小サイズがあり、これは56cmの大サイズ。米澤玩具の傑作クロ151こだま/つばめ程ではないにしても巨大で魅力的な鉄道玩具の一つです。



★アサヒ玩具 1/36こだまバスと1/55スケール程度 デンマークTeknoメルセデスベンツ バス 0 302との並び
フル開閉アクション付きテクノ製バスのサイズは全長19cm×全幅3.5cm。テクノ品番950。画像の2色以外に白/黄などのカラーバリエーションがあります。当時の国内定価1950円と高価なミニカーがら、1972年に発売されたダイヤペットの大型バス群より遥かに良い仕上がりでした。















★オマケ(その1): 2021年11月 1/64トミカリミテッドヴィンテージ&NEO新製品
11月13日(土)販売開始の新製品(一部店舗では11日より販売)。またしても怒涛の発売ラッシュで高額なモノも多く、全て買うとすると定価ベースでは5万6000円程度となり、この金額を出すならビンテージミニカーを買った方が遥かに満足度は高いと言えます。レトロトイズ様も書かれていましたが、リリースされた製品を全て買っていると私のような貧乏人はかなりの確率で破産します。しかし、TLV&NEOの怖いところは完売するとプレミアが付きやすいことで、後から欲しいと思った時には流通価格が元々高い定価以上に跳ね上がっていたなんてことにもなりかねません。
今月は熟慮の末、フェラーリ F355 ベルリネッタ中期型グレイ(税込6380円)とLV-N225b いすゞ810EXカートランスポーター銀色(税込19580円・アンチコ ASZ022 車両運搬トレーラ)は既に色違いを持っているという理由でスルーしたものの以下の6台で3万円弱(定価ベース)の散財・・・トホホ( ;∀;)
5)のエルフパネルバンのファミマ仕様は実は購入を少々迷ったのですが、既発売のセブンイレブン仕様とヤマザキパン仕様が購入済であることと、こうした企業物はPOPで飾り映えするため入手しました(基本、TLV&NEOは飾らないのですが・・汗)。

1)品番無 1966年ランボルギーニミウラ P400 赤(税込7920円)
2)LV-196a 1968年クラウン ハードトップ 黒/白 (税込3080円)
3)LV-196b 1968年クラウン ハードトップ 赤 (税込3080円)
4)LV-143d 1959年ダイハツバーハンミゼット 人形/鶏付 (税込3740円)
5)LV-N195c 2004年いすゞエルフ パネルバン「ファミリーマート」(税込6380円)
6)ジオコレ64 #カースナップ 07a 1993年?スバル サンバー ディアス クラシック移動販売車 カフェ ジオラマ(税込5720円)







ミウラは前後カウル開閉。ドアも開けばパーフェクトでした。


スバル サンバー ディアス クラシック移動販売車には工場出荷時から車内にお店の人が乗車しています。ドアは開閉式でドアを開けてテーブルを引き出す構造になっています。




★オマケ(その2): 今日のビートルズ「Misery」 1963
こだまバスが発売された頃にリリースされた1曲。ジョンっぽい感じがしますが、クレジット通りジョンとポールの共作と言われる曲。録音時ジョン22歳、ポール20歳。