★1962年平凡付録スターの愛車・力道山と裕次郎の300SL・1/38ポルシェ356A・ペガソ | ポルシェ356Aカレラ

ポルシェ356Aカレラ

★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


★台風14号
ユーミンの唄ではないですが、9月18日(土)の朝はいつになく激しい雨音に気付いて目が覚めました。雨は止んだかと思えば、急にまた強く降ったりを繰り返していました。雨雲が通り過ぎたのか、どんよりとした曇り空ながら夜になって殆ど雨は止んでいます。
ユーミンと言えば、JAFの月刊広報誌最新号のユーミンパパのコラムにユーミンがカッコ悪いママチャリに乗っている話を書かれていて、あのユーミンが食料などの日常の買い物にママチャリに乗って走って行く絵を思い浮かべるとちょっとビックリンコでしたyo☆☆


★閑話休題
今回は1960年代初頭の雑誌「平凡」の付録とポルシェ356の駄玩具、そして珍しいペガソの象運搬トラックなどをご紹介しますne☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★chapter 1 「1962年 ぼくとわたしの自動車ショー」
判型:縦242×横127㎜・表裏含め16頁。終戦直後の1945(昭和20)年秋から1987(昭和62)年まで42年間発行されていた、月刊「平凡」の1962(昭和37)年2月号の付録。「第3付録」と印字があることから当時の月刊漫画雑誌と同様に当時の平凡には山のように付録が付いていたようです。内容は最新の国産車・外車紹介、芸能人の愛車紹介、自動車教習所の様子をルポした記事など。登場する芸能人は当時20歳前後、2021(令和3)年現在は80歳前後の世代が中心です。

●表紙は浅岡ルリ子さん(1940年7月2日-)とポルシェ356Aスピードスター



●扉頁はニュー・エンパイヤ・モータース提供の1961年3代目Tバードと浜田光夫さん(1943年10月1日-)、松原智恵子さん(1945年1月6日-)



●1961(昭和36)年秋の第8回東京モーターショー(当時の正式名称は全日本自動車ショー)に展示されたのみで市販はされなかったトヨペットスポーツ(アサヒ玩具のブリキとモデルペットでは大量生産されています)と飯田久彦さん (1941年8月23日ー)。飯田さんのニックネームはチャコで、サザンの「チャコの海岸物語」にも引用されています。



●1961年プリンスグロリアと松島アキラさん(1944年7月5日-)



●1962年プリンス スカイライン スポーツと姿美千子さん(1945年5月28日-)。頭が異様に大きいため合成写真かもしれません。



●ダットサン フェアレディSP310と仲宗根美樹さん(1944年6月23日-)



●トヨペット クラウン デラックス(RS31)と藤木 孝さん(1940年3月5日-)



●最新外車紹介頁



●ヤナセが扱っていたメルセデス・ベンツ300SEは約1500万円と記載されています。三和自動車が扱っていたポルシェ356Bの約180万円は実際の販売価格よりも若干安く記載されています。



●キャデラック・コンバーチブル約1700万円、シトロエン約180万円等と記載されています。当時100万円程度のクラウンDXでも庶民には手が届かなかった時代の話ですので、現在の貨幣価値では軽く10倍以上になると思います。



●メルセデスベンツ300SLと力道山さん(1924年11月14日ー1963年12月15日)。「ボクは300SL以外にベンツのセダンとキャデラックも持っている」旨が記載されています。



●メルセデスベンツ300SLガルウィングと石原裕次郎さん(1934年12月28日ー1987年7月17日)。裕次郎の300SLは力道山のロードスターとは異なりガルウィングボディ。



●1958年シボレー コルベットC1と小坂一也さん(1935年5月30日‐1997年11月1日)、十朱幸代さん(1942年11月23日-)



●1960年ニッサン セドリック デラックスと双子歌手こまどり姉妹(並木栄子さん・並木葉子さん:1938年2月16日-)。姉の栄子さんがクリーム色、妹の葉子さんがあづき色のセドリックで運転免許は姉の栄子さんだけ持っている旨が記載されています。



●1957年マーキュリーと本郷功次郎さん(1938年2月15日-2013年2月14日)。でっかくて駐車に一苦労なのが玉にキズと記載されています。当時都心などで普及してきていたパーキングにフルサイズのアメ車を止めるのは大変だったと想像できます。



●1954年ジャガーXK120フィックスヘッドクーペと夏木陽介さん(1936年2月27日-2018年1月14日)。1980年代にはラリードライバーとしても活躍した夏木さんは、力道山・裕次郎と同様に300SLを所有していた時期もあったようです。



●1960年いすゞヒルマンミンクスと高橋圭三さん(1918年9月9日-2002年4月11日)、1961年日野ルノー4CVと靖子夫人(2004年没)



●1957年シボレーコルベットC1と平尾昌晃さん(本名:昌章・1937年12月24日-2017年7月21日)



●1960年ニッサン セドリック デラックスと橋 幸夫さん(1943年5月3日-)。セドリックは白と濃紺のツートンと記載されています。



●1959年シボレーインパラと小林 旭さん(1938年11月3日-)。インパラの61年型は誤記載のようです。



●1960年プリンス スカイライン デラックスとザ・ピーナッツ(伊藤エミさん:1941年4月1日-2012年6月15日、伊藤ユミさん:1941年4月1日-2016年5月18日)。ボディカラーはピンクと記載されています。



●1959年トヨペット クラウン デラックス パトカー仕様と南 道郎さん(1926年9月25日 -2007年11月13日)。防犯に協力するということで特別に許可された車両である旨が書かれていますが、南さんの自家用車ではなく映画・テレビドラマ等の撮影用車両と思われます。



●テレビ映画用に特別に作ったロケットカーと記載されています。年式の古いクルマに見かけだけの張りぼてのボディを載せた車両という感じがします。




★chapter 2 「IRWIN TOY ポルシェ356Aスピードスター?」
今回のchapter 1の表紙が356Aスピードスターでしたので、次にちょっと珍しい356Aスピードスターをご紹介します。スピードスターなのか単なるカブリオレなのかの判別も困難なレベルの駄玩具ですが、前後バンパー位置の低い356Aをモデル化しています。手元には箱無の356単体と356入りの未開封サファリセット品の2台があり、単体は白タイヤ、サファリセットに入っている方は黒タイヤとなっています(タイヤもプラ製)。サファリセットの方は1989(平成元)年の夏にアメリカのポルシェ・コレクターから譲ってもらったモノでその後、同じものを一度も見ていないため国内では殆ど流通していないと思われます。 

・製造メーカー: Irwin Toy (アーウィン・トイ:1926年創業のカナダの玩具メーカー)
・製造工場所在地: USA
・製造年代: 1950年代後半~1960年代前半(?)
・大きさ: 全長105㎜・全幅43㎜
・スケール: 1/38程度
・素材: プラ系素材

●単品








裏面


IRWIN、MADE IN USAの文字


手前はmonkin magic特製トミカ356スピードスター







●サファリセット(台紙サイズ:縦30cm×横20cm)
1970年代後半に出たトミカのサファリシリーズ・ギフトセットはヤフオクで20万円近い高額となることもありますが、レア度ではこのサファリセットの方が遥かに上と思います。1989年にアメリカのポルシェ・コレクターから譲っていただいた時点から356の窓枠が上から押されたのか破損しており、しかし、ブリスター未開封品のため、あえてそのまま保存しています。


残念ながら1989年に入手した時点からフロントウインド枠が折れています。










★オマケ(その1): スペイン製MIRA 1/64 ペガソ象運搬8輪トラック
サファリセット繋がりで恐らく日本未輸入の珍しいペガソの象運搬トラックのミニカーをご紹介します。全長15cm。ダイキャスト製(荷台檻:プラ製)。
ペガソはフェラーリと共に戦前アルファロメオに在籍した技術者リカルトが要となって、1946年にフェラーリと相前後してスタートしたスペインの自動車メーカーで1950年代前半にはスーパースポーツを130台程度世に送り出しています。ペガソの遺したスーパースポーツは1950年代半ばには生産を終え元々の生産数も少ないため、現在では極めて稀少なクルマとなっていますが、その後、ペガソは大型車メーカーとしてメジャーな存在となっています。








ルーフ整流板はスペアパーツ付


特異な4分割グリルにPegasoのレタリング




後部の檻ゲートは開閉式




親子象




シャシー裏


1/64スケールの刻印


同スケールのTLV-NEO日野レンジャーとの並び






★オマケ(その2): 2021年9月18日発売トミカ新製品
9月18日はトミカ発売の第3土曜日ということで、例によって近所の家電量販店で一通り買ってきました。これまで初回や発売記念仕様については同じモノを3台買っていたのを取り止め、高価なプレミアムは発売記念でも1台のみ、トミカの初回カラーは沢山買える状況であってもあえて2台だけにしました。実際のところ、同じものを沢山持っていても余程好きな車種(地元のバス事業者「関東バス」「西武バス」「小田急バス」のトミカなど)でもない限り沢山あっても意味がなく無駄かなと考えて購入台数を減らしました。初回限定品でもリセールバリューが定価を下回るモノも多々あるという理由もありますが、同じものが沢山あるよりも1台しかない方が「ありがたみ」が増して、よりモノを大切にするようになるとも思えますyone☆

【今月のトミカ新製品一覧】
1)No.37 1/63 ブガッティ シロン ピュアスポーツ 青(通常品) 税込定価495円

2)No.37 1/63 ブガッティ シロン ピュアスポーツ 赤(初回特別仕様) 税込定価495円

3)No.67 1/70 トヨタハイラックス 黒(通常品) 税込定価495円

4)No.147 1/100程度 UDトラックス クオン トレーラーダンプ 黄(砂利荷5個入り) 税込定価990円

5)トミカプレミアム19番 1/66 1989年トヨタ セルシオ 黒(通常品)税込定価880円

6)トミカプレミアム19番 1/66 1989年トヨタ セルシオ 白/シルバー(発売記念仕様)税込定価880円





ブガッティ シロン ピュアスポーツ




左はsikuのシロン。ドアが開くだけでもトミカより魅力的です。


今月のイチオシはやはりこのUDトラックス クオン トレーラーダンプ。ダンプ部分もダイキャスト製でズッシリ重い魅力的なミニカーです。




6分割された砂利の積荷を降ろして遊べます♪


1989年初代セルシオ。左の白/シルバーが発売時限定生産の発売記念仕様、右の黒は絶版になるまではいつでも買える通常品。






★オマケ(その3): 今日のビートルズ「All I've Got To Do」 1963
ジョン・レノンのいつになくアンニュイな感じのボーカルが魅力的な1曲☆☆♡