★1959年 ヨネザワ 米澤玩具 プリンスマイラー ~ ブリキ自動車コレクションから 117 | ポルシェ356Aカレラ

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★結婚と学歴
芸術家やプロスポーツ選手のように学歴とはあまり関係がない職種は稀で、日本の大企業や中央官庁では、学歴によりそもそも入職時から昇進ルートが決まってしまうという例は多いようです。文句なしに能力があり仕事も出来る人であっても、慣例として大卒でないと役員にはなれないといった話はよく聞きます。
ここで視点を変え、結婚と学歴について考えてみます。女性は自分と同じか、より高学歴の男性を望み、男性は逆に自分より低学歴の女性を望むのが一般的と言われます。ご承知の通り、私の場合は物理・化学・数学といった理数系の偏差値が軒並み25前後という超低学歴ですので、お茶の水女子大、上智、東大や東京医科歯科、早慶、あるいはハーバード等の外国の有名大卒や大学院卒といった学歴が高い女性は大変に苦手です。何しろ、私の場合、理数系の偏差値が25程度なのですから微分積分も全く知らず、ふとした瞬間(とき)に「そんなことも知らないの?この大馬鹿!!」などと頭ごなしに馬鹿にされそうな気がして高学歴の女性が怖いのです。その点、中卒とか高校中退位の女性だととても気楽に付き合えたりします。そこには相手を見下せるために心地良さを感じる何とも醜い私がいます。これは劣等感の裏返しでもあることは自分自身でよく判っています。しかし、この歳になって、こうした自分の在り様を正しい方向に変えることは、かなり難しいことのようにも思えます。
ところが、学歴等のスペックを何も知らされないまま、私が普段から忌み嫌っていた高学歴の女性とは知らずに恋に落ちるという可能性もけっしてゼロでもないところが人生の面白いところです(その歳になってまだ恋するの?という声も聞こえますが・・₎。これは勿論、私に限らずヒトが異性に惚れるというのは高学歴であれ低学歴であれ相手の学歴に惚れる訳ではないためですyone♡♡


★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第117回記事として、米澤玩具(ヨネザワ)の初代プリンスマイラーをご紹介します☆☆
調べてみたところ、初代マイラーは当ブログの「自動車カタログ棚から」シリーズ記事では未紹介でしたため、実車カタログも併せて簡単にご紹介することとしますne☆☆☆


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★プリンスマイラー
1952年(昭和27年)3月7日に最初のプリンス名称の市販車「プリンス・セダン(AISH-Ⅰ型)」及び「プリンス・トラック(AFTF型)」が発売され、発売から丸5年を経た1957年(昭和32年)4月、まずプリンス・セダンがプリンス・スカイライン(ALSID-1型)の新たな車名を与えられフルモデルチェンジを果たします。そして、スカイラインの登場から5か月後の1957年9月にはプリンス・トラックもプリンス・マイラー(AOTH-1型)の新たな車名と共にフルモデルチェンジを果たします。スカイラインもマイラーも5年前にデビューしたプリンス・セダン、プリンス・トラックから大幅に近代化した内外観と機構を持ち、モータリゼーション進展の波にも乗り、販売を伸ばしていくこととなります。


【初代マイラーの変遷】 (Wikipediaより抜粋の上、加筆・再構成)

1)1957年(昭和32年)9月: プリンスマイラー(AOTH-1型/全長4280㎜/60hp/1.75トン積)発売

2)1958年(昭和33年)4月: 法規改正により全長4680㎜とした「ニューマイラー」(ARTH-1型)発売

3)1959年(昭和34年)4月: リアスプリングを9枚から6枚に減らし乗り心地をソフトにした「ライトマイラー」(ARTHS-1型/1.25トン積)を追加発売。

4)1959年(昭和34年)?月: ニューマイラーベースの「プリンス ライトバン」(ARVF-1型) 及び梁瀬自動車(株)工務部高濱工場製「小型救急車」追加発売。

5)1959年(昭和34年)10月: エンジン出力を70hpに増強。外観は変わらず。マイラー(ARTH-2型)、ライトマイラー(ARTHS-2型)。

6)1960年(昭和35年)5月: ハイポイドギア(7.167:1)に改良。外観は変わらず。マイライー(ARTH-2改1型)、ライトマイラー(ARTHS-2改1型)。

7)1960年(昭和35年)8月: フロントグリル変更等の初のマイナーチェンジ。マイラー(ARTH-2改2型)、ライトマイラー(ARTHS-2改2型)。

8)1961年(昭和36年)6月: 1862cc GB 型エンジン搭載のスーパーマイラー(BRTH-2型)発売。

9)1962年(昭和37年)5月: スーパーマイラーの積載量を1.75から2トンに変更。

10)1962年(昭和37年)8月: つり目4灯ヘッドライトのT43型系にマイナーチェンジ。スーパーマイラー(T431型)、ライトマイラー(T430型)。

11)1963年(昭和38年)10月: 荷台長を縮めキャビン長を130㎜延長(スーパーマイラー2トン積を除く)したマイナーチェンジ。スーパーマイラー(AT431型)、ライトマイラー(AT430型)。初代最終型。



●1960年(昭和35年)9月18日 第一京浜 国電田町駅近く「札の辻交差点付近」
撮影:小川峯生氏。(株)フォト・パブリッシング2019年11月29日発行 三好好三 著「発掘写真で訪ねる都電が走った東京アルバム第1巻(1系統~5系統)」2~3頁より転載。初代マイラー前期2灯のリアルタイムの写真は意外に少なく、漸く探し出した1枚。右端にグレイ系カラーと思しきマイラーが写り込んでいます。マイラーの後ろは1957年ダッジ、他に左端と中央都電前にRS20系初代クラウン、日産オースチンA50ケンブリッジと縦目のセドリックの後ろ姿が確認出来ます。右側の都電708は戦後は3系統にのみ配備された1942年製車両。700形都電は鉄道車両としては短命で製造から24年目の1966年(昭和41年)までに全車が廃車・形式消滅しています。





●1957年9月 発行1958年型トラック「プリンスマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め12頁)
マイラーデビュー時の本カタログ。







●1958年4月 発行「プリンス ニューマイラー」本カタログ (縦145×横298㎜・表裏含め16頁)




スペック



●1958年10月? 発行「1959年プリンス ニューマイラー」本カタログ (縦145×横298㎜・表裏含め16頁)
上掲1958年4月版と同じ内容のカタログ。



●1959年? 発行「プリンス ライトバン」専用カタログ (A4判・2つ折4面)
ニューマイラーベースの超稀少なライトバン。







●1959年? 梁瀬発行「プリンス小型救急車」専用リーフレット (A4判・片面印刷)
梁瀬工務部高濱工場製救急車の販促用紙資料。







●1959年9月? 発行「プリンス マイラー/ライトマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め14頁)
スカイライン同様にエンジン出力を70馬力に上げると共にサスペンションを柔らかくし乗り心地をよくした1.25トン積ライトマイラーを追加。


特殊車



●1959年10月? 発行「プリンス ニューマイラー/ライトマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め14頁)
1960年型としてマイラーの車名を再度ニューマイラーに変更。



●1961年6月? 発行「プリンス マイラー/ライトマイラー/スーパーマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め12頁)
91馬力GB4型エンジン搭載スーパーマイラーを追加。ほぼ同じ外観でマイラー・ライトマイラー・スーパーマイラーと車名が3つも存在していました。1960年8月よりフロントグリルの意匠が変更となっています。




図面



●1961年? 発行「プリンス ニューマイラー輸出用左ハンドル車両」リーフレット (A4判・英文・表裏1枚)
車両形式はARTH及びRRTH。



●1962年3月発行「プリンス ライトマイラー/スーパーマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め12頁)
ラインナップからマイラーが抜け落ち、ライトマイラーとスーパーマイラーの2車種に変更。


工事現場にて


積荷はキッコーマン醤油


電器店ショーウインドの商品に注目



●1962年8月発行「プリンス ライトマイラー/スーパーマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め16頁)
つり目にMC。


ちょっと怖い顔





●1963年11月発行「プリンス ライトマイラー/スーパーマイラー」本カタログ (A4判・表裏含め12頁)
スーパーマイラー2トン積を除く全車のキャビンを130㎜延長した初代最終型カタログ。





【1959年プリンス ニューマイラー ARTH-1型 実車主要スペック】 (1959 Prince New Miler Typ.ARTH-1 Specification)
全長4680mm・全幅1695㎜・全高1765㎜・ホイールベース2800㎜・車重1580kg・FR・GA30型水冷直列4気筒OHV1484cc・最高出力60ps/4000rpm・最大トルク10.75kg/3200rpm・変速機コラム4速MT・乗車定員3名・最大積載量1750㎏・最小回転半径5700mm・電装系12V・燃料タンク容量40ℓ・燃費13km/ℓ・最高速度96km/h・新車販売価格80万4000円


【米澤玩具(ヨネザワ) 1/20スケール1959年プリンスニューマイラー ブリキ製モデル玩具 主要データ】(1/20scale 1959 Prince New Miler by Yonezawa Toys Tinplate model Toy KEY DATA)

・商品名: マイラーダンプトラック
・米澤玩具 製品番号(製品管理番号): 不明
・主要素材: ブリキ
・全長: 235(ダンプ部含め295)㎜(実車比1/19.9)
・全幅: 85㎜(実車比1/19.9)
・全高: 88㎜(実車比1/20.1)
・ホイールベース: 138mm(実車比1/20.3)
・スケール表記: なし
・箱サイズ: 不明
・動力: 前輪フリクション
・バリエーション: トラック仕様・ダンプ仕様
・カラーバリエーション: 青ルーフ/赤/黄荷台、黄ルーフ/赤/青荷台、赤ルーフ/黄/青荷台 等
・シャシー再現: 殆どなし
・発売時期: 1959年(昭和34年)4月頃
・販売価格: 不明
・入手難易度: 10段階評価でレベル9程度
・2021年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 15~35万円程度 (箱付未使用美品の場合)


●財団法人輸出玩具登録協会「ニューデザイン」1959年4月25日号・通巻6号より「米澤玩具マイラーダンプトラック意匠登録記事」 (国立国会図書館の蔵書より複写)



●米澤玩具保存資料より1959年プリンスマイラートラック画像(筆者蔵)
同時代の米澤玩具製品、初代ニッサンジュニア、トヨペットルートトラック(初代ダイナ)等の写真と共に米澤玩具の工場より発掘されたマイラートラック製作時の貴重な画像データ。




●米澤玩具(ヨネザワ) 1/20スケール1959年プリンスニューマイラーダンプトラック (青ルーフ/赤/黄荷台・箱なし傷あり)
手元にある米澤のマイラーは、このダンプ1台のみ。レア度が高く滅多に市場に現れません。しかし、出来が悪いためプリンスマイラーとは判らないまま単に「ブリキトラック」といった商品名で安価で流通しているケースもあると考えられます。














シャシーリアエンドに桜に「Y」文字のお馴染み米澤商標。




左サイドの赤いレバーを引くとダンプ部上昇。


手前は大きさ比較用TLVの1/64初代プリンススカイウェイ後期型




室内にはハンドルもシートも何もありません。


シャシー裏



●ヤフオク出品画像から米澤玩具(ヨネザワ) 1/20スケール1959年プリンスニューマイラートラックとダンプトラック2台セット (トラック:青ルーフ/赤/黄荷台、ダンプ:黄ルーフ/赤/青荷台・箱なし欠品及び傷多数あり)
2014年6月1日終了。2台セット10万6000円で落札。箱なし・ホイールキャップ多数欠品。








●ヤフオク出品画像から米澤玩具(ヨネザワ) 1/20スケール1959年プリンスニューマイラートラック (赤ルーフ/黄/青荷台・箱なし欠品及び錆傷多数あり)
2018年2月8日終了。ズタボロ・ジャンクと言えるかなり酷い状態ながら3万8500円で落札。




かなり錆ています。




※マイラー以前のプリンストラックの実車カタログについては、2017年4月24日の「自動車カタログコレクションから」シリーズ第348回記事をご参照ください。





★オマケ(その1): 2021年4月トミカ&トミカプレミアム新製品「フェラーリSF90ストラダーレ他」
2021年4月17日(土)はトミカ新製品発売日ということで以下の新製品を一通り購入してきました。
1) トミカ120番1/62フェラーリSF90ストラダーレ(通常:赤、初回:青銀メタ、各税込495円)
2) トミカ94番1/69位?いすゞエルフ橋梁点検車(税込495円)
3) トミカプレミアム12番1/61ランボルギーニカウンタック25thアニバーサリー(通常:赤、初回:銀メタ、各税込880円)
4) トミカプレミアム10番1/58トヨタ ヤリスWRC(税込990円)
5) 鬼滅の刃トミカvol.1-01番1/60トヨタ86(税込880円)
6) 鬼滅の刃トミカvol.1-02番1/60スバルBRZ(税込880円)
7) 鬼滅の刃トミカvol.1-03番1/63日産リーフ(税込880円)
8) 鬼滅の刃トミカvol.1-04番1/65日スバルフェレスター(税込880円)
9) 鬼滅の刃トミカvol.1-05番1/55スバルサンバー移動販売車(税込880円)
10)ギフトセット「事件を解決!警察車両コレクション」(ホンダNSX-R警視庁パトカー・トヨタハイエース覆面パトカー・スズキジムニー巡回パトカー警視庁・ホンダVFR黒バイの4台セット、税込2200円)
今月のイチオシはやはりフェラーリでしょうか。テールライトが別パーツであったり良い出来。箱にはフェラーリと明記され箱内部補強用のボール紙が入っています(同時発売のエルフにはなし)。鬼滅の刃トミカ5種類は人気があって品薄と聞きましたが、箱にvol.1と記載があることから、少なくともvol.2も出るのでしょう。




リアエンドは秀逸


鬼滅の刃トミカ5種類




★オマケ(その2): 2021年4月17日引き換え開始トミカチケットキャンペーン「スバルサンバートミカバーガー移動販売車」
マックで500円の秘密のオモチャ付きハッピーセット500円を買うと付いてくるDVDの端に印刷されたチケットをトミカ2500円分購入して出すと貰えるトミカ。スポーツカーではないため、2500円分トミカを買ってまで欲しくはないという人もいると思います。




サンバーを貰うためのチケット付きDVDには何とスズキサンバーと印刷されています。






★オマケ(その3): 2021年4月16日配布開始マクドナルド・ハッピーセット秘密のオモチャ2種類
上掲のスバルサンバーを貰うには、まずはマック(関西ではマクド)でハッピーセットを買い秘密のオモチャ「建物&乗物」(プラ製)とトミカチケット付きDVDを貰います。ハッピーセットを2つ買って貰ったのは、消防署&モリタ13mブーム付多目的消防ポンプ自動車MVFとマクドナルド・レストラン&マクドナルド デリバリーバイクの2種でした。どちらもユーザーが紙シールを貼って仕上げますが(画像はシール貼付済)、なかなかの出来で楽しめます。








★オマケ(その4): 2021年3月15日発売 講談社おともだちゴールドvol.42付録「トミカ60番いすゞエルフ車両運搬車+いすゞベレット1600GTR」
税込み定価1100円。エルフ運搬車とフォグランプに分割バンパーのベレGRの通常品とは異なる色違いということで、いすゞファンなら思わず手が出るトミカ。3月下旬に近所の大型書店で購入した後、アップするのをすっかり忘れていました。




ベレットGTR






★オマケ(その5): 今日のビートルズ「I Will」 1968
ポールが1968年にインドで書いた美しい1曲。