★1950年代 三線式Oゲージ つぼみ堂80系湘南電車と70系スカ色 2020謹賀新年 | ポルシェ356Aカレラ

ポルシェ356Aカレラ

★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


明けましておめでとうございます☆☆
遅くなりましたが、2020年も引き続きよろしくお願いいたします☆☆☆


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★日本型三線式Oゲージ鉄道模型
16番(1/80スケール/軌間16.5mm)が普及する前の日本の鉄道模型は、三線式Oゲージ(1/45スケール/軌間32mm)がメジャーな存在でした。1967年(昭和42年)に私が鉄道模型を初めて手に入れたのは16番(カツミの自由形電気機関車ED58)でしたが、当時、友達のお兄さんが部屋一杯に敷き詰めたブリキのガラレールの上を豪快に火花を散らしながらOゲージの電気機関車を走らせていたことを覚えています。カツミ模型店が1965年(昭和40年)にOゲージの101系・153系・155系の新性能電車群を何れもジュニア向けショーティーとして発売し、ビートルズが来日した翌1966年(昭和41年)には最後のOゲージ製品0系新幹線(これもジュニア向けショーティー)を発売した事実からすると、1967年(昭和42年)~1968年(昭和43年)あたりまでOゲージは国内の模型店等で流通していたと思います。


★つぼみ堂の80系湘南電車ショーティー
日本型三線式Oゲージ製品群は、個人的には同時代(1950~1960年代)のブリキのオモチャと同様に郷愁をかきたてられるところが魅力です。鉄道模型も自動車の模型やミニカーも、実物そっくりに精密/細密に造られた製品に人気が集中しがちですが、三線式Oゲージは時を経た味わいと細密ではなくとも実物を彷彿させるモノとしての存在感が何とも魅力的です。
今年2020年(令和2年)は国鉄80系湘南電車が1950年(昭和25年)にデビューしてちょうど70年。三線式Oゲージの80系はカツミのスケール物も出ていますが、現在中古市場で見かけるのは大抵が今回ご紹介する実物の20m級を16m級として作られたジュニア向けショーティーのつぼみ堂製品と言われるモノです。

※註)カツミではなく「つぼみ堂」製であるというのは、つぼみ堂の当時のカタログなど一次資料が見当たらないため確証はありません。



●三線式Oゲージ つぼみ堂 国鉄クハ86タイプ
全長34cm。金属製(床板は木製)。私が三線式Oゲージを集め始めた1980年代から現在に至るまで中古市場でよく見かけるため、相当に売れた製品のようです。但し、中間車は数が少ないと思います。1956年トヨタFA日通トラックは2001年発売のTocky Mobille品番102(1/43スケール・アンチモニー製)。












●三線式Oゲージ つぼみ堂 国鉄80系 両運転台タイプ
全長34cm。金属製(床板は木製)。実物のクモユニ81のような両運転台ショーティー。1両で走らせても不自然でないため、人気があったようです。数は少な目ですがベージュ/ぶどう色の関西色のカラーバリエーションも発売されています。










●三線式Oゲージ つぼみ堂 国鉄80系タイプ 2種








●三線式Oゲージ つぼみ堂 国鉄クハ76タイプ
全長34cm。金属製(床板は木製)。80系に比べると中古市場で流通している数は少な目です。スカ色(横須賀線色)は実物とは色味が違いますが、とても良い雰囲気です。










●三線式Oゲージ つぼみ堂 国鉄クハ86タイプとクハ76タイプ








●1950年12月発行「科学グラフ第32号」特集・電車の話 (B5判・36頁)
表紙は湘南顔になる前のクハ86一次車を先頭とした編成。新橋付近での撮影。


中の頁には湘南顔80系も掲載






★オマケ(その1): TCNオリジナルトミカ UDコンドル ヤマハレーシングトラック
2019年12月26日発売。税抜700円。全国まちのおもちゃ屋の会オリジナルトミカの第7弾。空色のクラウンで始まったTCNトミカですが、このところトラックばかりリリースされています。








★オマケ(その2): AEONオリジナルトミカ 三菱ふそうエアロスター「イオンバス」
2020年1月1日発売。税抜700円。トミカ発売50周年デザインの箱入り。行先表示などの文字類がシール貼付けでなくプリントされているのがいいです。








★オマケ(その3): Love  piano arranged by porsche356A
1970年に名作「ジョンの魂」(邦題)に収録されこの曲が世に出てから早いもので今年で半世紀。