★1962年田宮模型スーパーファースト 小松崎茂 ~ プラモデルコレクションから 012 | ポルシェ356Aカレラ

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依頼してから1週間程経って漸く給湯器のメーカー系の修理業者さんが来ました。
ところが、猛暑の中、3時間格闘して給水ポンプの幾つかの部品を交換しても結局直らず、大規模な部品交換をして直すとなると30万程度掛かるので、経年でポンプ以外の箇所も不具合が生じる可能性も大いにあるため、60万程度で新品に換えた方がよいでしょうとの話になり、今度は複数(3社程度)の業者さんに相見積をお願いし、リーズナブルなところに発注、給湯器の在庫があれば(機種によっては受注生産の場合もあり)、1・2週間程度で新たな給湯器が設置されて家でシャワーが浴びれるようになるかもしれません。
汗だくになって帰宅しても家ではバスもシャワーも使えないのは、やはり何とも不便なのですが、まあ水が出ずにトイレも使えなくなるよりは良いですよね~。と言うか、まあ自然災害に遭ったことを思えば、別に大したことはありませんyone☆


閑話休題
このところ、趣味の音楽関係で忙しく、ゆっくり記事を書いている時間が取れませんので、今日は簡単に田宮模型(タミヤ)初期のプラモデルを1つご紹介しますne☆☆☆
 


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★田宮模型スーパーファースト
田宮模型が木製キットからプラモデルに移行して間もない頃のキットの1つ。
小松崎画伯の筆による箱絵(Box Art)が何とも秀逸です。組立説明書には以下の説明が書かれています。

セレーヌギヤー2型は自動車の設計で有名なギヤーGHIAの手によって作られた夢の車です。その設計にあたっては将来の自動車道路を走る高速3人乗クーペが案出されたのです。このクーペは電子操縦が可能でドライバー1人が前部に座り2本の操縦幹で運転操作し、他の2人の乗客はドライバーと背中合せに座り車内後部に設けられたテレビジョンを楽しむことが出来るようになっています。この車はヨーロッパ各地で開催された自動車ショーに展示され評判になりました。」 

この説明ではプラモデルの元となったギア制作のショーカーが実在するように書かれています。ところが、このクルマ、Ghiaで調べてみても実車画像が見当りません。田宮模型あるいは小松崎画伯の創ったオリジナルデザインなのでしょうか?(実車を御存知の方は御教示ください)。
説明文には2本の操縦桿と記載されていますが、箱絵には普通の丸いハンドルを持ったドライバーが描かれています。ドライバーはヘルメットにゴーグルまで付けた重装備です。後ろ向きにテレビを観ている後席の乗員2人の姿は残念ながら箱絵には描かれていません。説明文の電子操縦というのは、今で言う自動運転の意味でしょう。前車軸真上あたりに置かれた運転席やジャガーDタイプを彷彿させるリア中央のフィンがデザイン上の大きな特徴です。全体の造形は1950年代のテイストです。箱絵ではホイールベース中央あたりの後席横に乗降用ドアが付いています。また、この箱絵の制作当時40代半ばだったはずの小松崎画伯は、円形にGhiaのロゴマークをフロントとテールフィンに描き、リアフェンダーにはSereinの文字まで丁寧に描き込んでいるため、本当に実車が実在するように思えてしまいます(真相は如何に?!)。


【田宮模型 1/24スケール程度 セレーヌギア2型スーパーファースト プラモデル 主要データ】
(1950s Ghia SereinⅡ by TAMIYA plastic model KEY DATA)

・商品名: スーパーファーストghia (組立説明書:セレーヌギヤー2型)
・タミヤモケイ製品番号(製品管理番号): 不明
・シリーズ番号: チャンピオンシリーズNo.2
・全長160㎜
・全幅72㎜
・スケール: 1/24程度(スケール表示なし)
・箱サイズ: 縦131×横204×厚さ35mm
・箱: 1種のみ、上箱サイドに英文説明印字。成型色違いの有無は不明。
・箱絵: 小松崎 茂 画伯 (1915年2月14日~2001年12月7日)
・動力: 電動走行(TKKマブチNo.15使用・単3乾電池2本使用)
・前輪操舵: 可能
・シャシー再現なし
・デカール: Ghia(1枚)・ゼッケン41(3枚)・MANUFACTURED BY TAMIYAMOKEI(2枚) 計5個入り
・販売時期: 1962年(昭和37年)~1963年(昭和38年)頃(推定)
・販売価格: 100円(推定)
・入手難易度: 10段階評価で7程度
・2019年現在の絶版プラモ市場での推定評価額: 25000円~50000円程度 (未組立完品の場合)









英文解説




小松崎茂サイン








白/青メタのロールスは大きさ比較用トミカ










デカール


組立説明書


実車解説








★オマケ(その1): 『小松崎茂』2019展 ~僕等のBOXアーツの巨匠 ジェリーアンダーソン作品編~
2019年8月31日(土)~9月16日(月)まで中野ブロードウェイ2Fのイベントスペースで開催されている小松崎先生の遺したサンダーバードを中心とする原画展を観てきました(主催:株式会社ACG・入場無料・12時~19時・水曜休・写真撮影可)。




サンダーバード1号 1967年今井科学50円売りマスコットプラモ箱絵用 原画


2号 同上


3号 同上


4号 同上


5号 同上


キャプテンスカーレット パトロール車&ジョー90マックスカー


小松崎箱絵のプラモ現物も多数展示


田宮模型 走る超特急(初版)


田宮模型 ロンメル戦車


バンダイ 月光仮面




★オマケ(その2): 1967~1968年に作った今井科学ジェットモグラ他の箱絵
1967年(昭和42年)~1968年(昭和43年)、小2~小3の頃、自分で作った小松崎先生の箱絵のサンダーバード「ジェットモグラ」の上箱上面を切り取り、裏面にその頃作ったプラモの上箱横面を貼り付けたもの。プラモを処分するのが惜しくて自分で箱の一部だけ切り取って残しておいたもの。既に半世紀を過ぎボロボロになってきていますが、自分で作ったプラモデルの思い出が蘇る、私にとっては宝物です。日東のかみなり坊や ピッカリ・ビーは、現在では知る人は少ない気もしますが、おそ松くん(アニメ第1作)の後番組で、私はよく観ていました。白黒制作だったこともあり殆ど再放送されていないようです。1967年4月~1968年3月のリアルタイムの放送を観たと言う人は、2019年現在では50代半ば以上の世代でしょう。マルイのトヨタ2000GTは1967年の秋に先天性心疾患の手術で東大病院に入院していた時に病院の売店で購入した想い出があります。セントラルモケイのチャパラル2E、コグレのC2コルベットなど、今は亡きメーカーも見られます。右上のテクノ813番と同じデザインのフェラーリは○kanのロゴがありますが、これは何と言うメーカーだったのでしょうか。


裏面








★オマケ(その3): 今井科学 怪奇大作戦トータス号のこと
2019年3月23日発行ネコ・パブリッシングNEKO MOOK 2744 エンターテイメントアーカイブ「怪奇大作戦」より。今井科学のトータス号は7桁超えの人気プラモですが、初版と再版の箱絵が掲載されています。私がリアルタイムで作ったのは1969年(昭和44年)発売の初版でした(箱絵を見て思い出しました)。1971年(昭和46年)の再販箱の方が劇画タッチでインパクトはありますが、箱から「怪奇大作戦」の印字が消え、「S.R.I.」のデカールも省かれるなど、もしこれから買い戻すなら、やはり初版でしょう。

初版


再版


ところが、現在、まんだらけでは、2019年9月の超高額買取品として再販トータス号で箱にSTマークが付く前のモノに限り80万円で買い取るとのピンポイントなチラシを配っています。初版の買取りならもっと高額になるということでしょうか。




★オマケ(その4): 2019年8月31日の新宿歌舞伎町
歌舞伎町と言えば、今はこれがシンボルですよね☆


で、私はいつも「とんかつ にいむら」で、


ミックスフライA定食(税込1900円)を食べてきます。


ふと気付けばチキンラーメンの広告で全面がラッピングされた都バス(@_@;)




★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Ticket To Ride」 1965
1965年2月15日録音。邦題「涙の乗車券」プロモ。何と視聴回数2000万回超え。ジョン・レノンの遺した名曲の1つ。「プレイガイド・都電銀座2丁目の前」のメモ書きが写るオープニングに注目。まだ銀座を都電が走っていた時代のフィルムと判ります。