★2016年BMW i8 ハイブリッド・スポーツ トミカ新車 ~ 自動車カタログ棚から 332 | ポルシェ356Aカレラ

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さて、11月も半ばを過ぎ、気がつけば今年も残りもう1ヵ月と10日ですね。時が過ぎるスピードがあまりに速い気がするのは私の歳のせいだけでもなく、案外、体感時間というものが1960年代あたりに比べて現在は速くなっているのではと最近は思ったりもします。
今年も何度かのライブも無事終わり、何とか大恥をかかないレベルの演奏が出来たことは何よりでした。次のライブは2017年の年明け以降の予定ですので、ギター、ピアノ、歌と更なるレベルアップを図りたいと密かに思っていたりもします。

誰しも人生の究極の目標は愛の暮らし=結婚であることは言うまでもないことですので(普通のサラリーマンで定年退職も迫ったその歳でまだ結婚したいだなんて、君は気でも狂ったのかい?と皆さんから言われることは百も承知なのですが)、早く独り身から脱出するためにも演奏の更なるレベルアップを図りたいと思います。
20代の時には30歳までには結婚、30代の時には40歳までには結婚、40代の時には50歳までには結婚と思っていたのが、今は何と終活を始めた同級生もいるという50代も後半となってしまい(大汗)、今の目標は60歳までには結婚!という訳なのです。尤も一般的には男女共に40歳を越えると統計学的に結婚できる確率=可能性が急激に低くなり、所謂、「崖っぷち」ではなく「崖から落ちた」状態になる訳ですが、既に崖から落ちてから長い年月を経ていても人として生まれてきた以上は愛の暮らし=結婚の夢はやっぱり捨てられないというのが私の正直な気持ちなのです☆☆

以前にも書いたことの繰り返しになりますが、勿論、目標達成の暁には愛の暮らしに没頭し、愛の暮らしに専念するという、「愛こそはすべて」(All You Need Is Love by John Lennon 1967)の生活となりますため、人前で演奏をしたり、また、このようなマニアックなブログをアップしたりといった時間の余裕がなくなることは言うまでもありません(爆)
しかし、奥さん旦那さんや子供さんなど愛する家族がいて、愛の暮らしに没頭していると時間など全くないはずなのにブログを頻繁に更新しているような方もお見受けしますので、人生は案外、人それぞれなのかもしれませんよね☆☆


閑話休題
「自動車カタログ棚から」シリーズの記事で現行車をピックアップするのは、ポルシェを除けばかなり異例なことなのですが(ホープスター、ダットサン320、オートサンダル、コルト800/コルト1000など実はもっとアップしたい車種が残っています)、今日は2016年11月19日(土)にトミカの新製品としても発売されたことで非常にタイムリーと言える「BMW i8」(アイエイト)をご紹介することとします☆☆



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★BMWのことを1970年代までの日本では「ベー・エム・ベー」と言うのが一般的だったが、1980年代以降は英語読みで「ビー・エム・ダブリュー」、略して「ビーエム」などと言われるようになった。私のような年代ともなると、いまだに「ビーエム」と言うのは何か1980年代に今風に気取ったニイチャンがカッコつけて言っていたのが思い出されて妙に気恥ずかしく、昔のままに「ベー・エム・ベー」と言う方がしっくりきたりもする。


★BMWというと個人的には1960年代の2000CSクーペがベストチョイスで、1970年代のマルニ・ターボや1980年代の六本木のカローラと言われてウジャウジャ繁殖した時代もあまり好きではなかった。
と言うよりも、BMWにはあまり関心がなかった。BMW買うんだったらスカGの方がいいんじゃないと思ったりもしていた。それは、ひとつには子供の頃から私が同じドイツ車でもポルシェファンであったことに関係があるかもしれない。実車カタログもBMWの車種別カタログは大判で分厚く嵩張ることもあり、現在に至るまで一部のスポーツモデルを除いては殆ど蒐集していない。
BMWの有名なプロペラのロゴマークが商標登録されたのは1917年(大正6年)10月5日とのことで、2016年現在、BMW誕生100周年を記念し限定車も出され、「THE NEXT 100YEARS」と印字された専用のカタログも多数発行されている。


BMW i8(アイ エイト)は、2016年現在、BMWが製造・販売しているプラグインハイブリッド方式のスポーツモデルである。
最初の試作車は2009年9月のフランクフルト・ショーで「BMW Vision Efficient Dynamics」の名称で公開され、2年後の2011年には「BMW i8 Concept」として市販車により近いコンセプトカーに進化、そして更に2年後の2013年9月のフランクフルト・ショーで市販バージョンが公開された。同じく2013年の第43回東京モーターショーでも展示されたが、生産が追い付かなかったようで日本へのデリバリー開始は翌2014年の11月に入ってからとなった。


●2013年11月 第43回東京モーターショーのBMW i8
東京モーターショー会場に搬入された折の市販型i8。
実車(1)

実車(2)

実車(3)



★BMW i8のルックスはランボルギーニやマクラーレンといったスーパースポーツに近いものがあるが、内容的には大容量・高出力エンジンを積む20世紀型の旧弊なスーパースポーツではない。
即ち、リアミッドシップに1.5L直列3気筒ターボエンジン、フロントには電気モーターを配置するプラグインハイブリッドシステムが搭載され、両者のシステムトータル出力で362psを生み出しているのである。そして、レーシングカーやスーパースポーツの一部にだけ使用されるカーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)製のボディにより1510kgに抑えられた車体を0-100km加速4.4秒で走らせる。速度は250km/hでリミッターが作動するように設定されている。性能的には同じBMWでも、V型8気筒560psエンジンを搭載する20世紀型スポーツカーの進化形であるM6クーペが上回るが、タウンスピードでは寧ろi8の方が速く、何よりそもそもi8は開発コンセプトが全く異なる21世紀型のスポーツカーなのである。リッター20km弱という高燃費がそれを象徴している。V8エンジンを思わせるサウンドは最近のMモデルにも付いている、アクティブ・サウンド・デザインと呼ばれるもので、ダミーの合成音声は本物ではなく作り物であることの賛否はともかく、20世紀のスポーツカー的な味わいを持つ。ガソリンではなく電気で走る自動車がメインとなる近未来はこのような合成音声によるエンジン音が主流になるのかもしれない。ランボルギーニに見られるようなシザードア(バタフライドア)がi8のデザイン上のハイライトであり、ホテルの車寄せや高速のSAなどでオーナーが降り立つ姿は非常に目立つ。このクルマが似合うオーナーでないとクルマ負けしそうではある。
しかし、i8の場合、自宅に200Vの充電設備を設置する必要があり、心臓ペースメーカーを埋め込んでいる人には充電操作が出来ないといった問題がある。また、4人乗りとはいえ後席はポルシェ911のレベルで大人が長時間乗ることは厳しい。ラゲッジスペースはリアのエンジン背後に設けられているが間口が狭く大きな荷物は積めない(2名乗車ならリアシートが荷物置き場として使える)。全幅1940㎜は現代の標準では突出してワイドという訳でもないが、それでもミラーを含めて軽く2mを超える車幅は狭い日本の路地での取り回しは楽ではないだろう。


【主要スペック】 2016年 BMW i8 (2016 BMW i8)
全長4690㎜・全幅1940㎜・全高1300㎜・ホイールベース2800㎜・車重1510kg・4WD・直列3気筒DOHC1498ccツインパワーターボ+P250型電気モーター・システム総合出力362ps/5800rpm・最大トルク32.6kgm/3700rpm・変速機6速AT・乗車定員4名(2+2)・JC08モード燃費19.4km/ℓ・最低地上高120㎜・最小回転半径5800㎜・ステアリング:左右選択可・最高速度250km/h・日本国内車両本体価格:消費税込1966万円(諸費用別途)



●2016年 BMW i8 本カタログ (縦29.1×横23.4cm・ハードカバー日本語66頁)
カタログNo.411009084701。日本語版だがドイツ印刷。黒の表紙右下には「THE NEXT 100YEARS」の印字。
(1)表紙


【中頁から抜粋】

扉頁: カーボン エレクトリックの文字
(2)扉頁カーボンエレクトリック

(5)ライト

(3)正面

(4)斜め前

リア
’6)リアアップ

(7)リア正

(8)上俯瞰

「パワーと効率の両立」 複雑な造形をみせるリア周り。
(9)パワーと効率の両立

「スペックは不要。この加速を堪能するには。」
(10)スペックは不要

「解説は不要。その美を感じるには。」
(11)解説は不要。

シザードア
(12)シザードア

運転席
(13)運転席

バッテリー充電
(14)電池充電

カーボン製パッセンジャー・セル
(15)カーボン製パッセンジャーセル

レイアウト。フロントの電気モーターとリアのターボエンジンの間にはギッシリとリチウムイオン・バッテリーが置かれる。
(16)レイアウト

ボディ色グレイ
(17)グレイ

ボディ色シルバー
(18)シルバー

ボディ色ブルー
(19)ブルー

ボディ色ホワイト
(20)ホワイト

スペック
(21)スペック

図面
(22)図面



●2016年5月発行 BMW i8 セレブレーション・エディション プロトニックレッド 専用カタログ (縦16×横29cm・日本語2つ折4面)
カタログNo.65FLY00200/V1。i8の標準ボディカラーは、グレイ・シルバー・ブルー・ホワイトの4色だけであったところに、BMW誕生100周年記念車として日本国内20台限定で発売された赤いi8。インテリアデザインも専用CARPOとなる。車両本体価格は標準車より234万円高い2200万円。
限定(1)表紙

【中面から】
羨望の赤
限定(2)羨望の赤

限定(3)リア

価格・装備
限定(4)価格・装備





★オマケ(その1): トミカ17-?番 1/61スケール 2016年 BMW i8
全長7.5cm。ダイキャスト製。税抜定価450円。2016年11月19日発売の新製品。赤茶/黒が実車の限定車セレブレーション・エディションを彷彿させる初回限定カラー、標準カラーがシルバー/黒。実車の複雑な造形を上手くモデル化。独特のドア開閉ギミックがないのは強度面を考慮すると致し方ないところ。ここ数ヵ月、トミカ新製品の発売日はヨドバシカメラなどの量販店では行列が出来る人気らしい。でも、私の行く都内の店ではヨドバシ程は安くないもののトミカの新製品は発売日前日、金曜日のお昼前後に店頭に並ぶ。但し購入台数の制限がないためにカートン箱で買うような人がいるらしく発売日前に完売してしまう。
新(1)

新(2)

新(3)フロント

新(4)真横

BMW i8と同日発売の61番フェアレディZ NISMO パトロールカー(右)と入れ替えで、BMW Z4(左)が絶版となった。
新(5)ZパトでZ4絶版



★オマケ(その2): トミカF30-1番 BMW 3.5CSL
全長7.5cm。ダイキャスト製。当時定価240円。1977年9月発売。ジタンカラー。ジタンと言えば、ジョン・レノンやデヴィッド・ボウイが愛用した煙草として有名だが、ジタンカラーのミニカーだけ集めてみるのも面白そうだ。このBMWのジタンカラーは輸出用の白ボディ・青文字バージョンも出ている。黒ボディはギフト「スーパーカーAセット」に入っていたバージョン。他にも白、黄緑、イエガーマイスターのオレンジなどカラバリ多数あり。
古(1)

古(2)

古(3)真横

オマケ1との並び。新旧のトミカBMWには39年の時が流れている。
古(4)新旧並び39年



★オマケ(その3): モーターマガジンMovie BMW i8
女性自動車ジャーナリスト竹岡圭さん(1969年3月30日-)のi8試乗解説 動画。