★9月も中旬になりましたね。暑さ寒さも彼岸までとも言いますが、今日の東京は蒸し蒸しして気温も30度前後ありエアコンなしでは過ごせない暑さです。今日から3連休という方も多いことと思います。来週は火・水・金の平日3日休んで9連休だという知合いもいますが、この連休の行楽地などは混みそうですよね。
★こち亀が今日2016年9月17日(土)発売の週刊少年ジャンプ2016年42号で最終回となり、同時にコミックス200巻も発売されました(最終話はジャンプとコミックスではオチが異なります)。日本橋高島屋では「こち亀」のイベントも開催されていますが連休は混みそうですね。「こち亀」は本当に長年愛読してきただけに、連載終了はかなり残念です。作者の秋本 治さんが常に手を抜かずに物事(ネタ)を丁寧に調べ上げて、正確な絵を描き続けられてきたこと、ネタも途切れることなく続いたことは凄いです。特に昭和30年代が舞台の両さん子供時代セピア色・想い出シリーズなどでは涙なくして読めない話も多かったこと、床屋で寝ているうちに切られた髪が誰もがあっと驚く髪型になっているのに気付かず街を颯爽と歩く話など通勤電車の中で読んでいて「ぷっ」と思わず吹き出してしまったことは数知れず。1976年(当時、私は高2)から40年間楽しませてくれた「こち亀」、そして作者の秋本さんには「ありがとう」の言葉しかありません。
★閑話休題
両さんがプラモ好きだったからという訳でもないのですが、今回は、「玩具・模型カタログ棚から」シリーズ第28回記事として1974年の米レベル社のプラモデル日本語版カタログをご紹介します。
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★一口にプラモデル(=プラスチックモデル:Plastic Model)が好きと言っても、飛行機のキットが好きな人、船舶のキットが好きな人、戦車のキットが好きな人、自動車のキットが好きな人、オートバイのキットが好きな人、鉄道車輛のキットが好きな人、ガンプラが好きな人、ビッグワンガムのオマケのようなスナップキットが好きな人、模型単体以上にジオラマ造りが好きな人など様々です。
更に、例えば、飛行機でも第二次世界大戦中の日本の戦闘機のキットが好きな人、自動車でもF-1のキットが好きな人などと様々に細かく好みは分かれそうです。
また、プラモ本来の作ることが第一の目的でプラモを買うモデラーと箱絵やインストを眺めたりして悦に入り作ることよりも集めることが楽しみであるコレクター、あるいは両方の中間派といった分類もできるでしょう。コレクターは絶版キットの値を引き上げているとして純粋なモデラーからは目の敵にされるといったケースもあるようです。私自身は1970年代以降あたりのプラモは作ってしまってもあまり惜しくはないのですが、1960年代以前の未組立キットで再販されていないような貴重品となるとさすがに作ってしまうのは惜しく、ランナーにパーツが付いたままの未組立よりむしろ「作りかけ」位のキットを入手する方が完成した姿も楽しめて嬉しいと思うこともあります。
★プラモデルの歴史
世界初のプラモデルは、1936年(昭和11年)に英国IMA社((International Model Aircraft Ltd.)が発売した1/72スケール飛行機機のフロッグ・ペンギンシリーズだそうなので、今年2016年はプラモが誕生して80周年ということになる。
アメリカでは終戦後にホーク、レンウォール等のメーカーがプラモデルの製造を始め、程なくして1950年代初頭にはレベル、モノグラム、オーロラ、リンドバーグといったメーカーが製造を始めたという。ここ日本では1956年(昭和31年)あたりから、新橋のステーションホビーで少量かつ高価ながらも外国製プラモデルの輸入販売が始められたとされる。
日本製のプラモデル第一号は1958年(昭和33年)12月のクリスマスシーズンにマルサン商店が発売したレベル製品をコピーした1/300原子力潜水艦ノーチラス号と言われるが、マルサンは1/25ダットサン1000(210型)、レベルコピーの1/100哨戒水雷艇PT212、オーロラコピーの1/200ボーイングB-47ストラトジェットを殆ど同時期に市販に移した。マルサンのプラモデルは提携番組のテレビCMもありヒット商品となり、マルサンのプラモ発売から1年程遅れて1960年代に入る頃には、木製ソリッド模型を製造販売していた三和模型、青島文化教材社、山田模型、今井科学といったメーカーが相次いでプラモデルの生産を開始した。
★個人的に思い入れのあるプラモデル
1966年(昭和41年)、小学校に上がった頃に発売されたマルサンのウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセンブンあたりの怪獣やメカのキットや今井科学のサンダーバードシリーズやマッハ号や怪奇大作戦トータス号あたりのキットが一番思い出深いのですが、1960年代のキャラプラモは懐かしい人が多く人気があること、大勢の子供に愛され日本中津々浦々で売れたキットであっても、生産・販売された数の99.9%は子供の手に渡って消滅していることから、例え未組立品でなくとも需要と供給のバランスから7桁超えといった高額なプレミアが付いてしまいがちでオイソレとは手が出ないのが現状です。
★日本におけるレベル製品
1950年代初頭に生産・販売を開始したレベル社の製品が日本に入った最初は恐らく進駐軍関係からであっただろう。その後、新橋のステーションホビーなどで細々と売られ、1958年(昭和33年)から1963年(昭和38年)にかけてはマルサン商店が輸入し、マルサン・ラベール提携品として日本独自のパッケージで販売していた。マルサン・ラベール提携品のインストはアメリカから輸入したままの英語のインストが封入され、箱もマルサンのロゴマークと「マルサン・ラベール提携品」の文字に国内定価の印字が入る以外はアメリカ版に準じていた。やがてマルサンの手を離れ、1964年(昭和39年)から1977年(昭和52年)までの14年間は郡是産業=グンゼ産業レベル部が輸入元となり国内販売を行った。グンゼ版ではインスト、パーケージに日本語表記がされた上、価格的にはマルサン時代に高額であったものが大幅に引き下げられ国産キットと価格面でも互角に戦えるものとなった。このグンゼ時代にレベルのキットは国内に広く普及した。またグンゼ時代にはプラモデル専用塗料を独自開発し、レベルカラーの名称で親しまれた。
1977年(昭和52年)途中からは郡是産業の手を離れタカラ(現:タカラトミー)が輸入元となった。一方、本家アメリカでは1986年(昭和61年)にレベルがモノグラムと同一企業となり、21世紀に入り日本では元々モノグラムの輸入を行なっていた1941年(昭和16年)創業の老舗模型メーカー・ハセガワ(旧:長谷川製作所)がレベル製品の国内販売も担うようになった。
今回ご紹介するカタログはレベル製品をグンゼ産業が輸入していた時代の1974年の日本語版カタログで、恐らく発行は1973年(昭和48年)の秋あたり。私が中2の頃のカタログで当時入手した現物のためカタログの存在自体が私にとってはひどく懐かしいモノとなってきています。カタログを見ているとプラスチックの手触りやタイヤのゴムの独特の匂いまでが蘇ってきます。
●レベル モデルキット カタログ1974年 日本語版 1974 Revell Plastic Model catalog Japanese Edition (A4判・日本語44頁)
発行:グンゼ産業㈱レベル部(東京都千代田区神田錦町3-17)。カタログNo.C-9741。当時定価:200円。デザイン・撮影:㈱ハイデザイン。印刷:光村原色版印刷所。頁数もたっぷりの日本でレベルのプラモが売れていた時代のカタログで写真もアメリカ版の使い回しでなく日本で独自に完成品を撮影したものがメインとなっている。各キットの品番は記載されているが、価格の変動を考慮してか国内定価は記載されていない。このカタログではレベルがプラモデル製造のパイオニアであると謳われている。表紙は、1/16スケールのドラッグスター・トニーナンシー「ザ・ロゥナー」(Tony Nancy THE LONER)。自動車、飛行機、船、帆船、オートバイ、塗料等の順に掲載。巻頭は6頁までがド派手なドラッグスター/ホットロッドに頁が割かれている。自動車の頁を中心に抜粋して掲載することとしたい。
表紙と裏表紙で1枚の写真
裏表紙
扉頁: プラスチックモデルはレベル
【レベルはプラスチックモデルのパイオニアです】
レベル社は、今から20数年前の1950年代初めに、それまでの木や金属製の模型に代わって全く画期的なプラスチックモデルを世界で最初につくったパイオニアです。そして、今までに2億5500万個を超える飛行機や船、帆船、自動車などのプラスチック製の精密スケールモデルキットを世界中の模型ファンに楽しんでいただきました。現在のレベルは、260種以上のキットをアメリカのカリフォルニアにあるレベル本社を始め、イギリス、ドイツ、日本等の8ヵ国において製造し、世界の80ヵ国以上の国々で販売しているプラスチックモデルのトップメーカーです。
また、日本に最初にプラスチックモデルが入ってきたのは1958年のことで、やはりレベル製品でした。そして1963年からは、日本でのレベル製品の販売をグンゼ系列の総合商社 グンゼ産業株式会社のレベル部がおこなっております。最近では、レベルキットの輸入販売だけでなく、日本で製造もしております。特に当社では日本の有名機の開発を分担し、国内はもとより外国のレベルファンの皆さんにも日本機の素晴らしさを味わっていただいております。ますます充実し発展するレベルにご期待ください。
・品番H-1480 1/16ドラッグスター・トニーナンシー「ザ・ロゥナー」(Tony Nancy THE LONER) 完成時全長40cm
・品番H-1483 1/16ドラッグスター「カリフォルニア チャージャー」(CALIFORNIA CHARGER) 完成時全長42cm
・品番H-1484 1/16ドラッグスター・ジェブ アレン「プレーイング マンティス」(Job Allen’s PRAYING NANTIS)
【これがホット ロッドだ!!】 ~レベル・ホット ロッド・シリーズ
「HOT ROD」(ホット ロッド)とは、その名の示すとおり、ボディのコネクティング・ロッドが熱くなる程エンジン出力を上げることから、この名がつきました。また、市販の車に大馬力エンジンを換装した車を総称して「HOT ROD」と呼んでいます。この「HOT ROD」で行う直線1/4マイル(約402m)の発信加速を競うレースを「DRAG RACE」(ドラッグ レース)、「HOT ROD RACING」と云い、アメリカで最もポピュラーなモータースポーツです。このレースの歴史は古く、1948年にカリフォルニアで初めて行われて以来、あっという間に全米に拡がりました。と言うのも、直線1/4マイルを2台の車が単純に突っ走るだけの勝ち抜きトーナメント・レースではありますが、あっと言わせるカラフルなボディ、耳をつんざく爆音とタイヤから発するモウモウたる白煙のスタート、6秒そこそこの猛烈なスピード、パッと開く大きなブレーキ用パラシュートなど全て、危険と紙一重の華やかなマシーンの極限がアメリカ人の求めていたものだったからです。
現在、アメリカではNHRA((National Hot Rod Association)の組織の元でメインレースだけでも1年に200以上ものレースが行われています。「HOT ROD」マシーンは、大きく「グルプ1」(プロフェッショナル)と「グループ2」(スポーツレーシング)に分かれ、「グループ1」のトップフューエルは「ドラッグスター」(DRAGSTER)と呼ばれ、鋭く細長い車体に1500馬力以上のエンジンを載せ馬鹿でかいリヤタイヤが特徴の怪物マシーンです。
「グループ1」の「ファニーカー」は、市販車に近いFRPボディを載せたカラフルなマシーンです。ファニーカーの性能はドラッグスターに負けず劣らずで何れも燃料は「ニトロメタン」や「アルコール+ニトロメタン」を使うという物凄さです。このトップクラスのマシーンを始めとして、エンジン、車体、燃料などの違いから90以上のクラスに細かく分かれてアメリカのナショナルスポーツとして圧倒的な人気を博しています。日本でも1973年日本グランプリに於いてトニー・ナンシー氏の「ザ・ロゥナー」が特別出演して会場を興奮の渦に巻き込みました。
レベルでは、アメリカで最も人気の高いトップクラスのドラッグスター、ファニーカーとタイアップして、1/16のビッグスケールでモデル化しました。精密に再現したビッグパワー・エンジン、コクピット、ホイール、カラフルなボディペイントなど、これが「クルマ」かと思わせるほどの迫力です。しかも、ボディに描かれた各スポンサーのロゴマークや最高にキマッテいる塗装、どれをとってもヤングにピッタリです。さあ、感覚派、精密派を自負するモデラーの皆さん、NOWなレベル・ホットロッド・シリーズにアタックしましょう。
●1/16FUNNY CAR(ファニーカー)
・品番H-1481 1/16ファニーカー「スノーマン」(Gene Snow’s REVELL SNOWMAN) 完成時全長31cm
・品番H-1482 1/16ファニーカー「レベリューション」(REVELLUTION) 完成時全長30.5cm
・品番H-1485 1/16ファニーカー「レベリーダー」(Mickey Thompson’s REVELLEADER)
・品番H-1486 1/16ファニーカー「レベル ジャングルジム」(REVELL’s JUNGLE JIM)
●1/25ファニーカー 8種
●ヤングをうならすドラグ セダン 6種
●1/8ビッグパワーの怪物マシーン カスタムバイク3種
●1/25世界の名スポーツカー 6種
・品番H-1317 ポルシェ914
・品番H-1400 レーシング ポルシェ911
・品番H-1401 ダットサン240Z
・品番H-1402 ピートブロック・BRE/ダットサン240Z
・品番H-1403 リッチーギンサー ポルシェ914
・品番H-1404 ピートブロック・BRE/ダットサン510
●1/25 笑いとユーモアをモデルにした超えてるコレクション「ディールスホイール」 全17種
アメリカのデーブ・ディールがデザインした愉快な愉快なズッコケシリーズ。
※ディフォルメ・モーター系カートゥーンの祖、Dave Deal(デイブ・ディール)作の一連のキット達で、その後、1980年代に登場したチョロQも影響下にある。ポルシェ911を抱えたデイブ・ディールのお馴染みのイラストも登場。
・品番1365 SUPER SPURT TM他・・・・・ディールスホイール・シリーズは商品名の末尾に全て「TM」が付き、C3コルベットがSTINK RAY等名称も全て一捻り。
●1/32大空をゆく日本の名戦闘機 (飛燕・雷電・零戦・隼の4種)
●1/32世界の傑作高速戦闘機 (メッサーシュミット、サンダーボルト等5種)
●1/32世界の第一線で活躍するジェット・ファイター(完成時全長55.2cmのF-4Jファントム等3種)
●世界を結ぶ海の女王(完成時全長52.5cmのクイーンメリー等7種)
●1/8世界の名車コレクション「2輪」17種
「レベルBIG1/8スケールオートバイシリーズは、内外の傑作車を集め、そのメカニズムを余すことなく組込み、メカのプロフェッショナルをも十分に堪能させる、ベストセラーシリーズです。キットは、クロームメッキのエンジン類、ゴムタイヤ、風防、ライト、アクセサリーなど精密なこと、この上ありません。金属の重量感溢れるBIGスケール、これがこのシリーズの魅力です。また、レベルクリヤーカラーでメタリック塗装をすれば仕上がりの迫力は抜群です。」
・品番H-1224 ハーレーダビッドソン エレクトラグライド 全長28cm
・品番H-1227 ハーレーダビッドソン エレクトラグライド ハイウェイパトロール 全長28cm
・品番H-1237 ハーレー チョップド ホッグ 全長33cm
・品番H-1220 ヤマハ350スクランブラー 全長25.4cm
・品番H-1232 トライアンフ ドラグ 全長24.1cm
・品番H-1550 ハーレーダビッドソン #1ドラグ 全長30.4cm
・品番H-1225 ヤマハ グランプリ350 全長24.1cm
・品番H-1223 ホンダドリームCB-72スーパースポーツ250 全長24.1cm
・品番H-1240 L.A.ストリート チョッパー 全長41cm
・品番H-1226 ヤマハ モトクロッサー 全長25.4cm
・品番H-1234 ホンダCB72カスタムレーサー 全長24.1cm
・品番H-1228 カワサキ マッハⅢ 全長25.4cm
・品番H-1230 トライアンフ タイガー100 ショーバイク 全長21.1cm
・品番H-1235 ホンダCL72カスタム スクランブラー 全長24.1cm
・品番H-1275 カワサキ マッハⅢ ドラグバイク 全長25.4cm
・品番H-1231 トライアンフ タイガー100 全長24.1cm
・品番H-1236 ホンダCB72カスタム ドラグレーサー 全長28cm
ヤマハ2種
カワサキ2種
ホンダ4種
●レベルカラー、セメント、薄め液、筆セット、塗料皿等
※1970年代、プラモ用塗料としてはパクトラタミヤよりもレベルカラーの方が国内のシェアは高かったようだ。塗料皿はよく使ったので懐かしい。
★オマケ(その1): レベル社コピー復刻品 ジョン・レノン プラモデル
1964年米国レベル発売。品番H-1352。日本未輸入?米国レベルで絶版になった後の1970年代にブラジルレベルでも生産されたようだ。画像の手元にあるモノはオリジナルではなく1985年のコピー品。復刻はBox artの印刷がボヤけているのと状態が異様に良いのが特徴。復刻が出てからでも既に30年を経ている上、元々バラ売りだったためビートルズの4人を揃えるのは至難。箱絵は似ていないがプラモデルのジョンの顔は割合似ている気がする。
★オマケ(その2): 米レベル社 1/25スケール ポルシェ356Aカレラ・スピードスター
1960年米国レベル発売。品番H-1238:139。インストには1498cc110hp・200km/h(125mph)のスペックや1930年代からのポルシェ博士の業績などが記載されている。同時代に日本の三和模型(サンワ)も356スピードスターのキットを出しているが、レベル製の方が桁違いに精密。
★オマケ(その3): 米レベル社 1/25スケール ポルシェ356Aスピードスター・レーシング モーターライズ版
1961年米国レベル発売。品番H-1247:249。オマケ2のレーシング・バージョン。
★オマケ(その4): マルサン/レベル 1/25スケール ポルシェ356Aスピードスター・レーシング
品番H-1246:149。当時国内定価:720円。マルサンが1960年代前半に国内販売したのはオマケ3のモーター動力なしバージョン。インストは英文のまま。品番が1つ若いので米本国でもこれがモーターライズよりも先に発売されたものと思われる。国産1/24プラモは200円~250円位が主流の時代であり、当時定価720円は相当に高価だったと言える。
マルサンのロゴマーク入り
★オマケ(その5): グンゼ/レベル 1/8スケール ホンダドリームCB-72スーパースポーツ 250cc
品番H-1233。当時定価1450円(=初版。以後、順次値下げ)。1966年初夏発売。米レベルのCP77スーパーホーク350ccモデルを日本国内向けに1965年型CB72に修整して販売された。米国仕様キットをベースとしたため、ウインカーとバックミラーのパーツが付かないものの実車を精密かつ的確に再現した名作。箱の大きさ:横34×縦24cm。
グンゼ日本語箱
●参考資料: グンゼ/レベル1/8ホンダドリームCB-72の新製品記事の掲載された月刊紙「プラホビー」1966年8月20日号
★オマケ(その6): グンゼ/レベル 1/8スケール ハーレーダビッドソン エレクトラグライド
品番H-1224。当時定価1300円。パーツがギッシリ詰まったズッシリと重いキット。タミヤの1/6ハーレーやCB750の2500円の約半額という国内定価は割安感があった。箱の大きさ:横37.5×縦23.5cm。
グンゼ日本語箱
★オマケ(その7): グンゼ/レベル 1/16スケール プレーイング・マンティス ジェブ・アレン人形付
品番H-1484。当時定価2200円。1/16スケールで全長40cmということは、本物は全長6m40cmということになる。箱の大きさ:横46×縦22cm(手前のトミカ128番ドラッグカーは横16cm)。人形のモデルであるジェブ・アレン(JEB ALLEN)氏は1972年に弱冠17歳にしてトップフューエル「ドラッグスター」のチャンピオンとなったが、1980年代初頭には引退し現在は住宅建築関連業を営んでいるようだ。
グンゼ日本語箱
●参考資料: 月刊誌「ドラッグレーシングUSA 1972年7月号」
表紙は全米ドラッグスター・チャンピオンとなったジェブ・アレンと彼のマシーン。
★オマケ(その8): 集英社「週刊少年ジャンプ2016年42号」&こち亀200巻
何れも2016年9月17日発売。ジャンプは今日のお昼に近くの本屋さんに行ったら完売しましたと言われて、ローソンで購入。200巻はキャラクターブック付の特装版(税抜900円)と通常版(税抜700円)の2種あり、200円の差なら特装版の方がお得。但し特装版は「200巻ありがとう」の帯が付かない。
★オマケ(その9): 『そんな時』 1974 作詞/作曲: 財津和夫
今回のレベルのカタログと同時代の1曲。1974年4月発売 チューリップの3rdアルバム「TAKE OFF(離陸)」に収録された隠れた名曲。私は高校時代の文化祭でギター1本で弾き語りしたことがありました(何とカセットテープの録音が今も残っており、デジタル化した奴を何れYoutubeにアップしようw)。
Ⅰ)木の葉は 風に身を任せ
青い空が 眩しかった
思いがけず 君と出会い
思いがけず 恋に落ちたら
過ぎた日は 過ぎた日さ
振り返る気は ないけれど
風が吹く そんな時
ふと思い出す 君の涙
Ⅱ)君はもう 見つけただろう
口癖だった 愛の暮らし
僕はずっと ずっと同じ
雲のように ただ浮かんでいる
幸せは 幸せさ
ほんのささやかなものだって
汽車を待つ そんな時
ふと思い出す 君の微笑み