みなさん、こんにちは。
しばらくブログに向かうことができずに
申し訳ありませんでした。
またその間も訪問いただいていたようで
とてもありがたく感じております
まだ多忙が続いているので
少しづつのアップになるかと思いますが
宜しくお願いいたします
小山市は朝を過ぎてしまうと
だいぶ暖かい日中を
過ごせるようになってきました。
このところ忙しくて
あっという間に一日が過ぎてしまいますが
外に出て、足を止めると
庭の花壇にチューリップの芽が
出てきていました
けなげに一生懸命芽を出す姿に
少々感傷に浸ってしまいました
忙しい=心を亡くす
という漢字の由来どおり
忙しくて気づかないうちに
春はそこまでやってきていますね
自然の豊かな恩恵に
ゆったりと心がつかれるような
時間を持たなければなりませんね
さて。
生徒さんの発表会に向けて
選曲＆レッスンが
いよいよはじまりました。
そこで毎年必ず「弾いてみたい」と
生徒さんから声が上がるのが
この曲。
ベートーヴェン作曲の
「エリーゼのために」
根強い人気がありますね
そして知らない人がいないほど
有名曲の中の有名曲ですよね。
この曲はベートーヴェンが
密かに想いを寄せていた
「テレーゼ」という女性のために
書いたと言われています。
なので本来は
「テレーゼのために」という
題名が妥当なんですけれど
ベートーヴェンの乱筆のため字が読めず
その結果
途中で変わってしまった・・・ということです
ちなみにこの曲を書いたとき
ベートーヴェンは４０歳。
４０歳？！
おっさんですよね・・・
なのに恋い焦がれるなんて・・・
顔に似合わずロマンチックな
所もあるんですね～彼。
ということで
今回もこの曲に挑戦する生徒さんがいますが
みんな、どこかで耳にしたことがあるので
だいたいスラスラ～って右の旋律は弾いちゃいます。
楽譜なしで弾くんですよね
耳コピー状態です。
でもね。
するとね。
必ずおかしなことになります
この曲は
「ミレミレミシレドラ～～♪」という
右手の旋律で始まりますが
少し弾き進めると
左手と右手で
「レミレミレミレミレミレミシレドラ～」
と交互に弾くところ出てきます。
レミレミ多いですね・・・
これを耳コピーで
楽譜を読まずに適当に演奏してしまうと
レミが足りない！
レミが多い！！
というミスにつながるんです
ピアノの先生方は
このあたりのレッスンは
きっと念入りにやっていますよね。
そして耳コピだった生徒が
楽譜を読みながら弾くと
どこを弾いているかわからなくなるとか
「え？！こんな楽譜だったの！？
難しいんですけど・・・
」と
なってしまいます。
これは
拍子と弱起（アフタクト）によるもので。
８分の３拍子で
さらにアフタクトとなると
拍子が取れず
それに合わせて弾くことができないので
起こってしまう現象です。
私はこの現象を
「エリーゼの迷路」と呼んでいます（笑）
こうならないために
というか、こうなってしまうので
生徒さんには
拍子の１，２，３だったり
１と２と３と、と
数えてもらいながら
譜読みをしてもらいます。
自分の知ってるこのメロディーが
一体どういう風に
拍子にのっていくものなのかを
正確に理解してもらうためです。
ちなみに冒頭の
「ミレミレミシレドラ～」は
「休 休 ミレ｜ミレミシレド｜ラ～・・・」
と３拍目から始まります。
まず生徒さんはここで衝撃を受けます（笑）
でもちゃんと拍子を把握しておかないと
適当な演奏になってしまいますし
細かなミスにつながります。
まして本番では暗譜を目指したいので
そのためにも拍子を正確にとり
今弾いている音が何拍目の音なのかを
理解することが不可欠です
ちょっと思ってるより
手のかかる曲ですが
スラスラ弾けると
とても素敵な曲ですし
周りの人たちにも
喜んでもらえる曲なので
是非頑張って進めていきましょうね
ご協力のクリックお願いします
⇒ NEGAMIピアノ教室