みなさん、こんばんは。
小山市は現在7℃。
7℃ってこの季節にしては
暖かいほうです。
明日は4月上旬並みの
気温になるそうで
17℃の予想です
春ですね~~
明日はお散歩絶対します
さて。
今日の昼間に記事にした
絶対音感。
これについて
補足しなければなりません。
絶対音感っていう言葉を
みなさんTVなどでも
耳にするようになりましたよね。
よく保護者の方にも
その件について聞かれることがあります。
「ピアノをやっていれば
絶対音感が身につくって
聞いたんです。
うちの子も身に付きますよね?」
答えは
ほぼほぼNO
なんですよ、実は・・・
これ。
とっても複雑で難しい話になります。
絶対音感っていうのは
ある音を聞いたら
即座に音を言い当てられる事なんです。
といってもそんな単純なことではなく
それこそ
世の中の雑音とか
車のクラクションの音とか
テーブルをコツコツたたいた音
水しぶきの音
などなど。
ありとあらゆる「音」を聞いて
ドとかファ#とか
言い当てられる人のことを
絶対音感保持者、と言います。
人のしゃべってる会話ですら
全てドレミ・・・などの音の重なりとして
聞こえる人なのです。
生まれ持っての能力の人もいますし
絶対音感を身につける
特別な訓練を
ストイックに受けた人が
もてる場合もあります。
ただ
訓練で身につけるには
出来るだけ幼児のうちに
2歳とか3歳とか
そのあたりから
毎日毎日特別な訓練をして
やっと身につけられるものなので
ピアノを習ってるだけでは
残念ながら身につくものでは
ないのです・・・
ピアノをやっていて
更にある程度の訓練をすれば
身につけられるものは
それは絶対音感とは
言わないんです。
相対音感というものになります。
自分の中に植え付けられている
ある種の音感を基準に
他の音がなんであるかを
瞬時に判別している・・・という
ものが相対音感。
何か音が鳴ったら
直観的に(ある種本能で)
いくつもの音の重なりを
瞬時に判別できる力が
絶対音感。
わかりづらいですね(汗)
例えば・・・
20個の高さの異なる音が
同時に不協和音として鳴った時に
20個の音すべてを瞬時に答えられる人が
絶対音感保持者。
20個までは無理ですが
ほぼ言い当てられる人は
絶対音感に限りなく近い相対音感保持者。
ほとんどわからない人は
普通の人。
という感じでしょうか。
私達ピアノ講師や
音楽の教育者などは
絶対音感に限りなく近い相対音感保持者
の場合が多いと思います。
そういえば
ヴァイオリンの葉加瀬太郎さんも
↑のこと、TVでおっしゃってましたね
「絶対音感はもってないけど
限りなく近い相対音感です」
って。
ですので
そのことについて
質問があった際には
説明に時間をいただき
納得いくまで
お話させてもらっています。
ここは誤解と期待を
しっかり受け止め
納得していただかなくてはならない
部分なので。
なので訓練して
出来るだけの音感を身につけて
もらえるように
努力していきたいと思います
絶対音感を身につけたい方は
相談くださいね