【浪漫の残党】
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ついに…

テレビも、来るところまで来ましたか

昨夜の『お試しか!』…まさかの食材、カップラーメンビックリマーク

深夜ではありません(深夜でもキツいが…)、ローカルでもありません(ローカルだってラーメンよかは金かけるっしょ…)、全国放送、ゴールデンでありんすありんす~

いや~、マジで深刻なんやね、テレビ業界も。

良かったらさ、今度いっぺん、俺のアパートに来なよ家

昨日の制作費ぐらいだったら、俺のポケットマネーで、何とかしてあげられそうだしがま口財布(演者やスタッフのギャラは別やけどプンプン…) ついでに撮影もしてけば、スタジオ代まで浮いちゃうよ(ラッキー♪)チョキ

さ~て、もらったCM枠で、俺はナニ宣伝しよっかな~


(ホントに来ないでね…)

【いいとも(完全版)】

この先テレビは、一体どんな方向に進んで行ってしまうのだろう? が、何はともあれ、この瞬間、遂にタモリは、自由を手に入れたのだ! 

しかし…!!

 続いて始まった不慣れな新番組など、所詮一週間と持たず、責任問題を恐れたプロデューサーは、止む無くタモリが憧れる老婆を餌に使い、再び彼を表舞台へと引き吊り出した。唯一タモリが誤算だったのは、ご都合主義はプロデューサーだけではなかったという事だ。ドラマならばキムタク、お笑いならばダウンタウンといったように、既に日本人全体に、その『ご都合主義』という奇病は蔓延していたのだ。彼の番組によって個性を刈り取られた…謂わば去勢された国民たちには、もはやタモリが望んだ『個々に考える力』など、微塵も残っていなかったのだ。溺れる者は、藁をも掴む、そして既に、タモリも時代の記号という、逃れられない足枷に、がんじがらめにヤられていたのだ。やがて…
 涎掛けをベトベトにして、オムツで膨れたズボンを引き上げ引き上げしながら、マイク片手にスタジオを徘徊するといった、恐るべきショーが始まった。彼は前回の演説を終えた時点で、哀れにも惚けてしまっていたのだ。それでも視聴率だけは、驚異的なまでに跳ね上がる。
 (ああ、笑った笑った、人生少し、得した気分だ♪)と、やはりお昼にタモリの顔を見るだけで、国民はあらゆる日常の疑問から解放され、生きている事に安心出来るのだ。かじれるスネが在る内は、自身が居るかどうかも判らぬ先の為に、自分の貴重な時間を、びた一文だって使ってやるもんか! 今が楽しきゃ、それで御の字! タモリの「いいとも」は、ちょうど麻薬のように、人生の痛みを麻痺させる…それを儚い共感だなど、きっと誰も気付きもせずに、意味無き先送りを繰り返すのだ。
 ゲストのサンプラザ中野にマイクを突き付け、「髪切った~? ね~、髪切ったの~?」と棒読みで連呼するタモリは、暗いサングラスの奥、皺々の目を潤ませて、幽かに蘇る断続的な正気の中、絶望的に悲しく思うのだった。
 (ぼくは死なせてももらえない…)

【いいとも(完全版)】

 「でだ、テレビから芸術性を奪い去り、他人の不幸の『覗き箱』にしてしまった売国行為は、いつの日か重大問題として取り上げられるだろう。ま、その頃はわしゃ、生きちゃおらんだろうが、敢えて告白した勇気と決断は、わしの子孫たちの盾とも成ってくれるだろう。
 「女も富も名声も、抱く気力が無くなって…金で買える物に興味が薄れてきて、気持ちが弱くなってきたのかな~? しかし正直、俺だって最期は、天国へ行きたいんだ! それには多分、こんな腐った商売を続けていちゃ駄目だ。そう…責任能力を欠いた、無能なプロデューサーを手伝って、ブラウン管という貪欲な怪物への生け贄を探し続ける…そんな犯罪じみた稼業から、俺は今日を限りで、足を洗うのだ! 手遅れかも知れない…しかし、現場を離れる事が、俺に出来る唯一の懺悔だ。視聴者のみんなも、この機会に少し考えてみるといい、この番組が歩んで来た歴史の裏側を…。今の日本の窮状を作り上げたなんて、さすがにそこまで自慢するつもりは無いが、荷担して来たという自負(?)はある。『ご都合主義』がバブル以後の日本を弱くしたように、もう一度、本質を見つめ直して、大人の居る社会を作ってみたらどうかね? 小金を持った中年が、子供に媚びを売って夢を買う、そして大人とはかく言うものかと納得し、成長する子供たち…こんなの時代だ流行だ云う以前に、どう考えたって間違ってるだろ!? 反面教師しか居なかったら、それが即ち教育だ、この連鎖のヤツは、なかなかどうして手強いぞ。変わる為にはどうしたって、ある程度の怪我は覚悟しなくちゃならないからな。これまでさんざん放って置いた、膿を掻き出す作業から始めて…ま、今世紀中に、せめて小中学校の教員だけでも大人になってくれたら、俺はそれで御の字だと思ってる。それとて…酷く難しい事だと思うがな…じゃ、以上っ!!」タモリは突然立ち上がると、
 「それではみなさん、さよ~おなら! ば~ぶ~♪」何故だか彼は、ハイハイをして去って行くのだった…
 ポカンとしてその後ろ姿を見送っていたプロデューサーだったが、すぐに我へと返ると、
 「ふ、ふ、ふ、ふざけるなっ! お前のような古臭い看板など、こっちから願い下げだーっ!!」顔を真っ赤にさせて怒り狂う彼を、スタッフが数人掛かりで押し止めている。一方では、押しに押された生放送に自分の番組を潰された小堺が、ステージ脇で放心したようにサイコロを転がしている…
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