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ロンドンつれづれ

気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

先日、京都に出かけたことは書いた。

 

弥次喜多じゃないけれど、私と息子との会話は漫才のようになることが多い。

 

一緒に入った喫茶店で、足の小指が痛くなった話をしていた。 

 

スケート靴のひもを新しいのに変えた際、ちょっと強く締めていたせいか、右足の小指にウオノメができてしまって。京都をちょっと歩いたら痛みだしたのである。

 

幸い、頭痛薬などの緊急の薬はいつもいくつかバッグに入れて持ち歩いており、ウオノメ用の薬も持っていたので、これを使おうと思ったのである。そう、絆創膏型のスポンジのついたもので、即席で痛みがなくなるのだ。その他にも下痢止め、花粉症の薬などが入っている。

 

そういう説明をしていると、息子が」「お母さん、声が大きい。家でしゃべってるのと同じボリュームでしゃべってる。下痢止めとかウオノメとか、周りの人は聞きたくないから」というのである。

 

さすが気配りの人事部勤務。

 

そして薬をバッグから取り出したところ、息子が「それを今ここで貼ろうっていうんじゃないでしょうね」というのだ。

 

いや、今ここで貼りますよ。だって痛いんだもん、というと、

 

「え。ここで靴下を脱いで?やめてくれよ、そんな」というのである。

 

私たちは喫茶店の中でも一番奥の端っこ、息子の後ろに一組の客がいるが、私の周りには誰もいない場所に座っていた。ここで靴下をこっそり脱いだところで、誰の目にもつかないだろう。まさか、外でやるわけにもいかないし。

 

 

しかし、息子は「やめてくれ」と念を押すのだ。

 

だが、このウオノメの痛さでは、この喫茶店から最寄りの駅まで歩くのもつらいのだ。小指をかばおうとして、親指の付け根まで痛くなっているので、背に腹は代えられない。

 

ということで、息子の懇願を無視して私は絆創膏を貼った…。

 

 

 

その夜、家に帰ってきてテレビを見ていると、どこかの海の景色が写っており、魚のお父さんが卵を守っているというような内容で、ちょっと面白いのでしばらく見ていた。 

 

いろんな魚がでてくるので、「あ、これはさっきのお父さん魚かな?」というと、息子「何言ってんだよ、まったく違う種類じゃない。色も形も顔も違う」というのである。

 

 

「いや、さっきの魚と同じ色だよ」と言い張ると、「色が同じでも形が全く違う」というのである。

 

「そうかな~? 同じ魚に見える」というと、「お母さん、中国ドラマを見ていて俳優の区別が全くつかないと言うけど、魚でも同じレベルのこと言うんだな」というのである。

 

確かに、中国の時代ドラマを見ていると、みな同じような装束を着て同じ帽子をかぶり、同じようにひげを生やしていて、どれもおなじオジサンに見える。

 

帝王と皇后ぐらいは区別がつくが、あとのわき役たちが皆同じに見える。30話以上見ても、区別がつかなくて何度も息子に「これ誰だっけ」と聞くので、息子が呆れている。

 

 

大好きな「陳情令」でも1回目に見た時には主人公の二人以外はまったく区別がつかなかったのである。みな同じような白くてヒラヒラした衣装を着た同じような年ごろの男子がいっぱい。

 

なんなら、ジャニーズの男の子たちの区別もまったくつかない。どれも同じように見えてしまうのだ。もちろんK-popのグループも、まとめて区別がつかない。

 

そういえば、20年以上前にともに机を並べていたケンブリッジの同級生も、若い男子学生の区別がつくのに、3か月ぐらいかかったのだ…。どの子も若くて可愛い。しかし、同じように見えてしまう。

 

 

「そんなことなら魚の区別もつくはずがないな…」と息子。

 

 

いや、魚と一緒に語られては…と思った私であった。