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ロンドンつれづれ

気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
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アメリカで、またもやトランプの私兵と化したICE(移民対応)のエージェントが殺人を犯した。  その状況を録画した動画の載ったX(ツイッター)は、なぜかほとんど凍結されている。

 

CNNニュースで上げた動画には、ICEエージェントが発砲している瞬間の映像は写されていないが、ICEに突き飛ばされて転倒した女性をかばうように間に入っている男性が、今回の犠牲者の、アレックス・プリティ氏だ。37歳、従軍兵士のための病院のICU(集中治療室)の看護師だった。

 

 

 

トレッキングが趣味の、優しい男性だったようだ。

 

 

 

 

ご両親からの悲痛なコメントも公開された。

 

「息子の死に心が張り裂けそうですが、怒りの気持ちでいっぱいです。

 

アレックスは家族や友人に優しく、仕事ではアメリカの退役軍人の面倒をICUの看護師としてよく見ていました。世の中を良くしようと頑張っていたのです。残念ながら、彼の行いがどのように役立ったかを私たち両親と一緒に見ることはできなくなりました。彼がヒーローだったと言うつもりはありませんが、彼の最後の行動は一人の女性を助けることでした。

 

政権が私たちの息子について、吐き気のするような嘘をついていることは、実に嘆かわしく情けなく思います。アレックスはトランプの送った殺人者・臆病なごろつきICEに攻撃された時、銃を手にしてはいませんでした。右手に持っていたのはスマホで、左手は何も持たず、頭の上に上げて、ICEに突き飛ばされペッパー・スプレーをかけられていた女性を守ろうとしていたのです。

 

息子のために、真実を突き止めてください。優しい子だったのです」

 

 

 

私はXで出回った画像が凍結される前に、違う角度から取った動画を数種類見たが、どれを見ても殺された男性はICEに対しあらがってはおらず、マスタード・スプレーを吹きかけられていた女性をかばって、ICE職員と女性の間に立ち、右手にはスマホをもって撮影しているように見えた。

 

そこへ、大勢のICE(8人ほど)がとびかかって男性を路上に押し倒し、殴ったり蹴ったりした挙句に、ひざまづいている男性を上(後ろ)から12発ほど撃って殺していた。

 

やっといくつか動画が見つかったので載せますが、これも真実を隠したいトランプ政権によって、直ぐに消されるでしょう。 茶白い服を着て、押し倒されているのが被害者の男性です。

 

 

He got killed for saying, "enough", trying to protect a woman from ICE.
He got killed for doing what is righteous, and the admin is already covering it up.

 

男性は銃とライセンスを所持していたというが、別アングルの動画を見ると、男性がこの銃を自分で手にしている様子はなく、ICE職員の一人が男性のポケットに手を入れて銃を確保しており、男性が撃たれたのはその後のことだった。つまり、トランプ政権の発表のように「ICE職員を銃で脅したから撃った」というのは、虚偽だ。ICE長官クリスティ・ノームの記者会見では、彼女はあきらかにこのスキャンダルのカバーアップをしようとしていた。

 

 

 

別角度の動画。

 

 

 

 

 

 

連邦判事のひとり、エリック・トストラッド氏が、トランプ政権がこの事件の証拠を破壊したり改ざんしたり、隠滅しないようにブロックしたそうだ。 そこまで信用されていない大統領って…。

 

 

 

トランプ政権はまたもや、被害者の男性を「テロリスト」呼ばわりしており、前回の女性と同じにICEによる殺人を正当化している。

 

 

前回の女性、レネ・ニコル・グッドさんは、車の中にいて顔面を3回撃たれて亡くなった。3人の子どもの母親である。

 

 

 

現場に医者がおり、助けを申し出たにも関わらず、ICE職員はそれを拒否していた。

 

今回の男性も、医師が呼ばれた時に男性はあおむけではなく、身体を横にして横たわっており、心肺蘇生を試みた形跡はなかった上に、ICE職員は男性の身体に空いた銃創を数えていたという。

 

一連の事件は、ミネソタ州(民主党知事)を狙い撃ちにしているトランプ政権のしわざであり、前回殺された女性と同様に、今回の37歳の男性も白人のアメリカ市民だった。つまり、移民政策と言いながら、実はアメリカ国民を次々と殺しているのだ。

 

学校から児童を誘拐して連れて行ったり、教会に集まる人々をターゲットに職質をして連れ去ったり、もうICEは、政府の法執行役人というよりは、不法なチンピラの集まりとして市民が恐れ軽蔑している。

 

トランプが大統領になった直後、1月6日の議会襲撃の罪を犯した囚人たち1500人近くを恩赦にしたが、解放されたこの連中がICEのエージェントになっている、という噂が流れているが、案外本当ではないか。

 

また、ICEはエージェントをイスラエルに送り込み、IDFのやり方を習得させているという。あの、パレスチナ人虐殺のIDFだ。

 

Retired Green Beret whistleblower claims 'ICE trains in Israel' to bring 'apartheid tactics' in the US

 

 

前回の女性を殺害した犯人も、3発目を撃った後に、「あほな女め!(Stupid bitch!)」と毒づいたというが、暴力や殺人をなんとも思わない連中がICEに雇われて、市民を脅しつけているのではないか…。 

 

人種差別者のならず者をイスラエルで訓練すれば、どんなモンスターが街を徘徊しているのか、考えるだけでもぞっとするではないか。

 

アメリカはもはや、法治国家とは言えない恐ろしい国になりつつある。トランプ就任後、1年足らずでアメリカは民主主義の先進国ではなくなってしまった。

 

トランプ政権とICEのやり方に怒りを表明するミネアポリス市長。

 

 

 

 

 

今回も、女性の時と一緒で、暴れたり攻撃性があったわけではない。男性は、催涙ガスを噴霧され、突き飛ばされていた女性を助けようと割って入って、8人ものICEエージェントに路上に乱暴に引き倒され、ひざまずかされている状態で12発も後ろから撃たれて殺されたのだ。

 

これは、「不法移民の取り締まり」なんかではなく、トランプ政権によるアメリカ市民の殺人である。

 

トランプの司法省は、ICEをミネソタから排除したければ有権者名簿を渡せ、といってきたそうである。 これはもう、リーダーシップではなく、ブラックメイル(脅迫)だろう。司法とは、こんなことではないはずだ・・・。

 

 

 

トランプは、ICEを不法移民排除のためというよりは、自分に反対する国民に対して悪用しているのだ。悪人が権力を持つと、国家権力を濫用・悪用するのだ。 だから高市統一教会政権に「スパイ防止法」などを許してはいけない。

 

 

前回も今回も、トランプの「移民政策」に反対する市民が集まった場所でのこと。 「自分に反対する奴らは殺してもいい」という指令でも下ってるんじゃないかと思うほど、ICEのエージェントはためらいなく人を殺す…。

 

 

 

 

 

やっていることは、もうゲシュタポより悪い。 道を歩いている人、車で通りがかった人を「移民だろう」と脅して引きずり倒し、手錠をかけて連行する。つい最近では、5歳児をつかまえたり2歳児をよその州に勝手に輸送したりしており、これは誘拐だと言えるだろう。

 

そもそも、IDも見せずに覆面をして銃を持った男4-5人に囲まれて、抵抗しないで連中の車に乗り込めるだろうか。 単なる犯罪者グループによる誘拐かもしれないじゃないか。 

 

少しでも抵抗すれば暴力、発砲。 そして射殺しておいてトランプの言い草は「撃たれた人物はテロリストだった」。 なんでもテロリスト扱いすれば、ICEの暴挙が正当化されるのか。

 

オオマチガイだろう。こんな国では、法の執行人だって信じることはできない。自分の身は自分で守るしかない、と思うだろう。法治国家とは言えない。

 

これは、まさに、トランプのような頭のおかしい人物を「合衆国大統領」として投票した連中の責任だと言ってもいいだろう。つまり愚かな有権者の責任ということだ。

 

 

「本来大統領とは、我々の中のベストの人物を選ぶべきだったのに、最悪の人物を選んでしまった。彼はアメリカ人としてすべての面で失格なだけでなく、人間としても最悪だ」by ジェフ・ダニエルズ

 

 

 

 

 

 

 

一方で、トランプのやり方に、非暴力で反対する勇気ある人たちもいる…。

 

 

 

 

 

 

ナタリー・ポートマンも怒りのコメントを出した。

「いま私たちの国でトランプ政権、クリスティ・ノーム、そしてICEの下で起きていることは、本当に悲惨きわまりないことです。彼らの行いは人道上最悪です」

 

 

 

 

 

国民の「信を得て」、国家のトップにいる人物が、「まさかそんなことはしないだろう」と思っていたら、1年足らずで自国民に対しても、海外の人たちに対しても、ひどい人権侵害を平気でするような独裁者になった。 彼に権力を与えた有権者たちは、どう思っているんだろうか。MAGAの連中は後悔なんかしてなさそうだが。

 

 

 

 

 

日本も、対岸の火事と思って見ていると、トランプやヒットラー礼賛の参政党や高市さんのような「怖い」政治家に何をされるかわからないぞ…。

 

今度の選挙では、本当によく考えて、危ない政治家に権力を持たせないようにしないと、愚かな投票行動のツケは、結局は自分に戻ってくるのだから…。