いつもはさんざん人を待たせるくせに…
こういうときだけ仕事が早い英国政府。
ロンドンの王立裁判所の壁に描かれた、バンクシーの絵をあっというまに削り取ったのだ。
そして器物破損ということでバンクシーに逮捕命令を出したとかいう噂がSNSで流れている…。
Video of the new Banksy actually being scrubbed off:
— Wokerati Marty (@WokeratiMarty) September 10, 2025
An act of sheer vandalism by the state, just to hide their own political embarrassment. pic.twitter.com/6kRsYuWnUY
英国政府の「言論の自由」への扱いへの抗議としてのバンクシーの作品は、あっというまに破壊されたが…
これで政府はまた批判の種を増やしたように思う。言論封殺にやっきになっている、という恥ずかしい印象がさらに大きくなっただろう。
「芸術は真実を語らなければならない」というトロツキーの言葉をバンクシーは実現した、という投稿者。
Say what you like about Banksy, but with these two pictures, he's managed to sum up the attitude of 'British democracy' to free speech when it comes to Israel and the genocide in Gaza.
— Joseph Attard (@josephattard02) September 10, 2025
Trotsky once said that art must tell the truth. I'd say he's met that standard. pic.twitter.com/lnLHeJeLj1
うっすらと残された元絵の残像が、まるで幽霊のようで、一連のナラティブと共に芸術的・政治的価値は増した、と市民は言っている。
そう、これをGhost of Democracy(民主主義の亡霊)という新たな作品の名で呼ぼう、と。
ニュースになりSNSで拡散されたこの一連の顛末もアート作品としての価値を高め、絵は削り取られてしまったがバンクシーの作品は十分に目的を果たしたと言えるだろう。
今やアーティストとしてその作品に億単位の値がつく著名な作家であるからこそ、このような影響力が発揮できる。
しかし、彼はここまで有名になる前からパレスチナの市民に対しては同情的であったことは彼の過去の作品群を見ればわかる…。
詳しくは2017年の当ブログ記事で
グラフィティ(落書き)アーティスト、ホテルを開く | ロンドンつれづれ


