猫と花 | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
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猫と花、といっても我が家の猫が花に興味を持っているわけではない。
 
私の今の人生の楽しみが、「猫と花」なのである。
 
長く、辛かった、スパニッシュ・キラー・スラッグとの戦いはいま、停戦状態である。なぜならヤツらが夏に入って、「夏眠」の時期に入ったからである。ということは秋にはまたぞろあいつらが庭をはい回り、私の花を食いつくすという予測をしていた方がいいということだろう。
 
しかし、今現在はその暗い未来を忘れ、ひと時の花を楽しもうではないか!
 
そういう私の気持ちが伝搬したように、猫も1日のほとんどを庭で楽しそうに過ごしているのだ。
 
 
とっても邪魔な、温室と庭の出入り口に伸びて寝ている猫。
 
 
 
邪魔だよう、どいてよ、ミイナちゃん。
 
 
 
くねくねしてるけど、薄目を開いてちゃんとこっちを観察している。
 
 
 
あちこち、汚いところに潜り込んでくるから、白い毛が汚れている。野良猫みたい。
 
 
 
しかし、行きたい時に行きたい所に自由に出入りしているんだから、幸せな猫だと思う。
 
 
温室は、私にとっては、庭の一部。ぬくぬくと冬を越し、虫やナメ〇ジの被害からも逃れてきた植物が、1年中目を楽しませてくれる。
 
 
 
しかし、やはり夏の戸外を彩る花々は、色鮮やかで気分が上がる。
 
 
 
ペチュニアが悪虫にやられないのは、本当に嬉しい。
 
 
 
これは玄関前にもう10年以上前に植えた紫陽花。最初は薄い青色だったのに、土のせいで3年目ほどから赤い花しか咲かなくなった。
 
 
 
これはこれで、まあ、きれいだけれども。
 
 
 
 
 
 
こちらは、今年鉢植えで買った紫陽花。 最盛期には薄いピンクが美しかったが、今は緑色が勝ってきている。 
 
 
 
花球がすっかり緑に変色しているものもあるが、この微妙な色合いもまた、美しい。
 
 
 
こちらは一昨年収穫した種から発芽し、育ってきたポピー。
 
 
 
株により、微妙に葉の色が違うので、赤と紫、両方が咲くのではないかと楽しみ。
 
このつぼみが首を上に上げたら、その翌日の朝には緑の殻が外れて、美しい花弁が姿を現す。
 
 
この感じだと、あと2日ぐらいかな?
 
すごく楽しみ。
 
 
下は、ナメ〇ジがいた時にはほとんど花が咲けなかったパンジーの鉢。今、この世の春みたいに咲き誇っている。
 
昨日、2-3、花弁が食われていたので、鉢の中を念入りに探したら、直径3センチほどもある大きなカタツムリが隠れていた。 箸でつまんでビニール袋へ。
 
今朝は、どの花も食われていなかったから、やっぱりあいつが食っていたのである。
 
 

7-8年前に買って、美しいイエローピンクの花を咲かせていたバラは、4株あったものが1株だけ生き残っていたのを、植え替えた。 そうしたら、うれしかったのかあっという間につぼみがついた。
 
 
 
つぼみはたった一つだけれど、咲いてくれたら嬉しい! オルトランを撒いておかなければ。アブラムシがすぐについてしまうだろう。
 
 
 
玄関前の紫陽花の花は、そろそろ切り落とそうと思っているので、庭で光を当てていたハンギングバスケットも花が落ち着いたようなので戻すことにした。
 
 
 
室内では、もう数年前から頼んでいた楕円の額縁の花の絵を、夫が昨日、急にとり付けてくれた。 

シダの絵も花の絵も、大作家の美術品ではないが、居間の壁にはこういう方が邪魔にならなくて落ち着く。 背景になってくれるから。 

どれもアンティーク市などで手に入れたエッチングだ。 古い図鑑などの挿絵だったのだろうと思う。



息子が学校の寮で使っていたスタンドも、傘を取り換えて部屋の色味に合うようにしたら、落ち着いた。前は黄色い傘だったのだ。
 
 
夜の感じも、アンティークぽくて良い。
 
 
 
作家さんの絵、というのはやはり主張があるので、我が家では階段の踊り場と2階の廊下部分に集めて掛けてある。 職場で展示した若手の作家さんたちがプレゼントしてくれた作品や、自分で購入した作品がまとめてあるのだ。
 
作家さんたちの作品は、いつかは蓼科の山の家に運んで、あそこの広い吹き抜けの壁に全部集めて展示したいと思う。