キューガーデン | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

ロンドンには、緑深い公園がたくさんあって、どの一つをとっても広大な土地に大木がたくさん、広い芝生に美しい花々が植えてあり、本当に市民の憩いの場となっている。
 
これだけ広い公園がこれだけあちこちにあって人々は無料で花々をめでることができるが、手入れは本当に大変だろうと思うのだ。
 
これだけの植物を管理するには、どれだけの多くのガーデナーたちが働いているだろうか。芝生を刈っているだけではない。木々の健康管理、そして季節の花々の植え替え、すべてである。
 
ロンドンには郊外にキューガーデンという大きな植物園があって、そこは庭師を育てる学校のような役割も担っているのだ。正しくは、Royal Botanic Gardens, Kewという。
 
いちおうリッチモンド区管轄内にあるが、英国環境食糧庁のサポートを受ける公的機関であり、国際的にも重要な研究・教育機関でもあり、職員は1100人を超えるという。サセックスにあるナショナルトラスト所有の分室のミレニアム・シード・バンクには95か国からの科学者が種子の研究などに訪れている。
 
ということで、この日はロンドンからオーバーグラウンドの列車にのって1時間。キュー・ガーデンという駅まででかけた。雨が降ったりやんだりの天気。列車に乗っている間には豪雨が降ったりしていた…。
 

 
 
キュー・ガーデンの駅に到着。まだプラットフォームはかなり濡れている。
 

 
 
しかし、駅前のカフェでランチをしている間に日が出てきました。
 

 
 
植物園に向かって歩き出すころには、青空が広がり始める。やった~、サンシャインガールだ!
 
 
 
キューガーデンの中は広い芝生と大木が散在。 ロンドンって、第2次大戦でドイツから絨毯爆撃を受けたはずなのに、市内にも郊外にも、こうやって何百年も立っているような大木がたくさんあるのは、なぜだろう。
 
 
 
 
 
 
有名な、キューガーデンのコンサーバトリ。
 
一歩入ると、ムーっとするような熱気と湿気。南国の天候を再現している。
 
 
 
 
 
 
そこここに、水蒸気が。
 
 
 
 
こちらも南国の池を再現。
 
 
 
 
珍しい紫のウオーターリリーが。
 
 
 
空は、もう青空です。暑いぐらい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コンサーバトリの裏側の庭には、バラ園が。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そこからまたあちこちに道があって、とても1日では見ることができません…。
 
 
 
 
そして緑陰には、こうやってベンチが置いてあって、休むことができます。
 
 
 
キューガーデンを愛し、家族で常に訪れていた、という人々からの寄付でベンチが設置されている。
 
 
 
先ほどより小さめのコンサーバトリ。
 
 
 
ここの方が、室内温度は低かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
あちらこちらで、こうやって散水している。この植物園だけでも使用する水の量は、1日で何百トンでしょうか…。
 
 
 
盆栽のコレクションも、少ないけれど、ありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出て、しばらく歩くと…
 
 
 
 
こんなパゴタのような建物が。こちらは、別料金でした。4-5ポンドだったかな?
 
 
 
そしてこちらは、日本庭園、となっていました。
 
 
 
 
 
石と、玉砂利が敷き詰められてあり、そこは立ち入り禁止。
 
 
 
 
 
真新しいベンチが。
 
 
 
 
昨年の12月に亡くなられた方のメモリアルとしてご家族からの寄付のベンチですね。「愛された妻であり母、祖母であった…永遠に私たちの心の中に」との文言が。
 
 
 
私が死んだときは、母校ケンブリッジ大学のボタニックガーデンに、ベンチを寄付してよね、と息子には言ってあります。
 
ちゃんとやってくれるかな~。
 
 
 
3時間ほどいましたが、とても全部見ることはできませんでした。
 
ここでは、植物画を教えてくれたり、いろんなイベントがあります。
 
メンバーになることもできるので、メンバーカードを作っておくといいかもしれませんね。
 
我が家からだと、3時間近くかかるので、ちょっと頻繁には行けませんが…。
 
近所に住んでいる人は、メンバーになっていれば自分の家の庭みたいに週に2,3回行けるのでいいですよね。
 
英国の誇る、ホーティカルチャー、植物園の中でも、おそらく一番権威のあるのがキューガーデンです。皆様も、渡英された際には、ぜひ。