この日は風が強く、帽子が飛ばされそうでした。
急に暴風が吹いて、小雨がぱらついたりもしましたが、傘をさすほどでもなく。
上空高く、白い雲が流れるように走っていました。
屋敷の中は、通常のごとく1階部分には鉄の甲冑や重たい彫像などが飾ってありましたが、私の興味は床や壁の装飾や、調度品です。
ここの床も、美しい色とりどりの石のモザイクでした。
中庭には、ちょっとわけのわからないコンテンポラリーアートの彫刻がいくつかありましたが、チャッツワースハウスのご主人は、コンテンポラリーがお好きみたい。
私の興味は、窓枠の金です。
あまりにキラキラしているので、立っていた説明のスタッフに聞いたところ…。
なんと、ここの窓枠は23.5金の金箔が張り付けてある、とのこと。なんでも、「金は25年間持つので、ペイントを何度も塗り替えるよりも却って安上がりになるんですよ」とのことでした。
ほんとかな?
入り口を入ってすぐの部屋は、なんとバーレイ・ツイストの部屋でした!
今、バーレイツイストのデザインの家具を集めているので、興味深く拝見しました。
チャッツワースは内装がどの部屋もたいへんに装飾が華美なお館です。
大理石の階段も、その手すりもすごい装飾。
ここの階段で若い中国女性がいくつもポーズをとって写真を撮っているので、じゃまにならないように下でずーっと待ってたんですが、1-2分待ってもまったく平気で友人に写真を撮らせているので、私は横をさっさと上がることにしました。
夫はずーっと下で立って待っていたんですが、写真を撮るのに通行を妨げるのは、せいぜい10-20秒でしょう。いろんなポーズを次々ととって人をずーっと待たせているのはマナー違反。数枚撮ったら、Sorry!といってまずは人を通らせて、人けがなくなったらまた撮ればいいじゃないですか。
撮影用に借りた場所ではないのですから…。
なので、この写真の右手、切れているところはその女性たちが立っていたところです。ほんとは階段全体の写真が撮りたかったんだけどね。
どの部屋に入っても、天井画がすごい。こんな階段の途中にもあります。
踊り場の照明。 館内の照明だけでも、いったい何百あるでしょうか。
窓からの風景です。遠くに噴水の池が見えます。左手の道をパーティなどの招待客が次々と馬車で来たんでしょうね。
この部屋でも気になるのは、ドアノブとか、窓枠の彫刻。
一つ一つの窓に、違うデザインの彫刻が。
ここはおそらく、遠来の客からの珍しい頂き物を飾ってある部屋。
ここは、中国など東洋からの皿やタンスなどが。
広い廊下の壁には歴代の祖先のポートレートが。
椅子や壁紙、装飾に目が行きます。
すっごいシャンデリア。 王宮じゃないんですけどね。
壁の色にあった、椅子。
こちらのカーテンも。
カーテンを押さえておくタッセルの色も素敵。
ここは階段の踊り場なんですが、ハリーポッターにでてくるポートレートがお互いにしゃべるあの場面、あれを思い出しました。
この白黒のチェッカーボードのような床のデザインも、イギリスには多いですね。
図書室の書架。 取り出して、広げたら、紙が粉々に砕けそうな古い本がいっぱい。
続きます…。