庭のチューリップを1輪、バスルームに飾ってある。
そうしたら、どんどん色が濃くなって、開いてきて、なんだかチューリップに見えなくなってきた。
チューリップと言えば、花びらがもっと閉じていて、カップのような形をしているのが印象だ。
そうだ、2階のベッドルームのインテリアである。 この部屋のテーマはローラ・アシュレイのチューリップだった。
カーテンも、同じ模様であつらえたのである。 この部屋の壁や家具の色味は、白と薄紫で統一してある。
このデザインを選んだ時、「ええっ? これって、チューリップなの?」と思ったものだ。白に赤味がかった紫の斑入りのチューリップは、開ききっていて、とてもチューリップには見えなかったからだ。
確かに、横に濃い紫で描かれているつぼみのようなのと葉が、なんとかチューリップである。
しかし、今我が家で咲いているチューリップは、最初のうちは、チューリップらしい姿態をしていたが、だんだんに色も濃くなり、開ききってきて、だんだんとこのベッドルームの意匠のチューリップにそっくりになってきたのだ。
これはこれで、きれいだけれども。 そして、姿を微妙に変えながら、ずいぶん何日も長いこと咲いていてくれるのだなあ、と嬉しがっている。
球根の場合、植えさえすればほとんど花が咲いてくれるのが嬉しい。
時間差で咲いてくれるので、また新しいチューリップでしばらくは楽しめそうです…。