台湾の地震 | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

 

2011年、東日本大震災が起きた時、台湾からは大変に多くの人々が義援金を送ってくれたことを記憶している。

 

先日の台湾の地震では、多くの被害が出たようだ。

 

 

しかし、台湾の行政の対応は早かった… 発生3時間で避難所の準備ができたというのである。

 

 

 

そして、4時間後には、プライバシーの守れるテントが用意されたという。

 

 

一方日本では…

 

能登半島地震の発生から3カ月。1次避難、2次避難を合わせ、いまだ8100人余りの人たちが避難生活を送っている(3月29日時点)。

4月3日には台湾東部沖で震度6強の大規模地震が発生。4日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、被害が集中した花蓮市に避難所が設置された様子を紹介。
出演した元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、「避難所のなかにテントが用意されていて、それぞれのプライバシーが配慮されている映像がある」と、日本の一般的な避難所との違いに言及した。

「日本で地震が起きたとき、海外メディアは、避難所の状況を見て『これは先進国なのだろうか』『難民キャンプのようだ』というふうにおっしゃったことがあって」と指摘。整備された台湾の避難所に対して、「これが先進国なんだろうなと。これだけの準備ができている自治体が、日本でいったい、どれだけあるのか」と話した。

さらに、「日本も大きな地震が今までもありましたが、いつも体育館のなかで段ボールの上で寝て、という状況が繰り返されている。(一方で台湾は)避難所ですぐテントをつくって。いわゆるレッドクロス(赤十字)の印がついたテントなんかも、すぐ(つくられた。地震の)翌日の話ですよ」と、問題提起した。

台湾では、地震発生から4時間で避難所が作られたとの報道もあり、SNSでは日本の避難所との差を指摘する声が相次いだ。

《台湾の地震のニュース。避難所の体育館からの中継を見てびっくり。地震翌日に、しっかりプライバシーの保たれる個室様式のスペースが設けられている。被災者への配慮がしっかりしている。能登半島地震の時の避難所の情景とは、天と地ほどの差がある》

《台湾では地震から4時間後に避難所設置。しかも冷房完備、温水シャワー、仮設トイレ、テントでプライバシーも確保》

《台湾の避難所見ると雑魚寝ジャパンの酷さが際立つ 一体税金を何に使ってるんですかね》

《関係者は今からでも遅くないから、次の地震に備えて台湾に行って教えを請うべき》

日本も台湾も同じように大地震が起きやすい。だが、住民を守る避難所には雲泥の差がある。台湾でできることが、なぜ日本ではできないのか。

 

「雑魚寝ジャパンとの差が」台湾地震、発生から4時間でプライバシー配慮の避難所完成…玉川徹氏も日本の対応を疑問視 (msn.com)

 

 

なぜ日本ではできないのか。

 

答えは一つでしょうね…。

 

政治家が国民のための政治をしていないからじゃないですか。

 

そういえば、コロナの大騒ぎの時も、日本ではマスクをめぐって狂騒曲でしたが、台湾政府はITを駆使してマスクの買い占めを防止し、国民に広く必要なものが届くように、実に効率よくやってました。

 

翻って日本ではマイナカードもいまだにうまく機能していないではないか…。多くの国民が反対しているというのに、それでもごり押し?

 

 

それと同時に、ソーシャルキャピタルとしての社会の中の民間団体の力も大きいのでしょう。

 

常日頃から専門性(エクスパーティーズ)を持った民間団体(チャリティやNPO, 大学)などに政府からの助成金を提供し、いざというときそういう組織の専門性を利用して迅速に対応できるようなシステムを構築しておくことは必要だと思います。

 

イギリスの児童虐待対応、早期支援を担っているのは、ほとんどがそういった民間団体です。政府や地方自治体は彼らに助成金を出し活動を支援すると同時に、専門性を持ったフロントラインの現場パワーとして仕事を委託しているのです。

 

 

ところで、このブログでは、過去にイタリア政府の災害対策も書いています。震災の際の衣食住の充実は、これほど自然災害の多い先進国として、喫緊の課題ではないでしょうか。

 

人災は防げる | ロンドンつれづれ (ameblo.jp)

 

 

東日本の時の恩返しということで、私も寄付させていただきました。 YOSHIKIさんも1千万円を寄付したという台湾の赤十字に…。

 

The Red Cross Society of The Republic of China(Taiwan)--Donate Online

 

 

日本の赤十字でも寄付を受け付けているようです。

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