香港はどうなる? | ロンドンつれづれ

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香港で収監されていた「民主運動の女神」、デモシストのリーダーのひとり、アグネス・チョウさんは今カナダに亡命中だ。 その彼女が、先日、日テレのインタビューに答えた。

 

 

香港では23日、スパイ活動などを取り締まる「国家安全条例」が施行されました。言論統制の強化が懸念される香港について、カナダで亡命生活を送る香港の民主活動家・周庭さんは、「自由が完全崩壊した」と語りました。

 

2020年、「無許可のデモを扇動した」などの罪で、周庭さんは実刑判決を受けました。2021年6月の出所後、警察に“カナダに留学したい”と伝えると、過去の政治的活動を否定する“懺悔(ざんげ)書”のほか、中国大陸に連れて行かれ、警察への「感謝の手紙」を書かされたといいます。

 

さらに、警察の“スパイ”になるよう、もちかけられたといいます。

 

故郷から離れて生きる道を選んだ、周庭さん。国家安全条例で、香港への思いはさらに複雑になったといいます。

 

「(以前は)『香港人だから、香港が好きだ』とよく言ってたんですが、いまは『香港が好き』とは言えなくなりました。(自分の考えを)自由に言えることが、本当の自由の意味じゃないかなと思います」

 

先月、3年ぶりにYouTubeへ動画を投稿した周庭さん。香港では難しかった「人生を楽しむこと」も、大切にしています。

 

 

 

「自由が完全崩壊した」民主活動家・周庭さんは… 香港で「国家安全条例」施行 (msn.com)

 

 

 

習近平氏が始めた「キツネ狩り作戦」では海外に住む中国人を強制的に帰国させたり、脅迫を行ってきているようで、この非公式警察はホテルや飲食店などに偽装し、その実態把握が非常に困難であり、中国大使館や領事館を中心とした人・情報のネットワークを在外中国人の間に構築し、政権批判などを行った在外中国人約1万人をこれまで強制的な手段で帰国させ、対象となる中国人を脅迫するほか、対象中国人の家族等に対し中国国内で嫌がらせを行っているとされている。(Diamond online)  これは、国際法の原則に違反し、第三国の主権を侵害している行為である。

 

BBCによると、イギリス国内でもロンドンに2か所、グラスゴーに1か所、そういった不法な拠点があるという。

China accused of illegal police stations in the Netherlands - BBC News

 

 

日本国内でも中国の公安が活動をしているとしたら日本の主権侵害にあたる。そして中国に駐在している日本人をスパイ扱いした人権侵害もある。

 

香港や台湾の問題を他人事として傍観していて良いのだろうか。国際社会の一員として、民主主義を掲げる日本の立ち位置は…。

 

 

4月4日(木)、英国時間12:00、日本時間の20:00、夜8時から、デモシストの元リーダーの一人、ネイサン・ロウ氏をスピーカーの一人に、香港の民主運動と国家安全法, そして国家による人権侵害についての講演を、ロンドンからズームミーティングで行う。

 

政治的亡命として英国政府に認められたとはいえ、香港警察からは指名手配がでているのに、このセミナーで話をすることを引き受けてくれたネイサンの勇気には、尊敬しかない。今は当局の弾圧が怖くてまったく静まってしまった香港の民主化運動は、このまま立ち消えてしまうのだろうか。

 

言論の自由があたりまえという日本にいると想像もできないことだが、20年前、英国の大学で日本語を教えていた時の学生たちに香港の子たちが大勢いて、優秀かつ社交的でリーダーシップの取れる人材が多かったことを思い出して、胸が痛むのだ…。

 

 

元デモシスト主導者、Nathan Law氏

ひと:羅冠聡さん=香港民主化運動の経験を日本で出版 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

 

ロンドン大学キングスカレッジの法科の教授、Prof. Eva Pils

 

日本の立命館大学教授、Prof. Masato Kamikubo

 

もとエコノミスト誌編集者、Bill Emmott(司会)

 

 

日本時間で4月4日、午後8時より開始。

セミナー参加は無料。講義は英語で行われる。

 

興味のある方は、以下のウェブページからbookingをクリックし、必要事項を記入の上お申し込みください。セミナーを視聴できるリンクをお送りいたします。

 

https://dajf.org.uk/event/democracy-and-human-rights-in-hong-kong

 

 

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地域に根付いて活動を続けているピノッキオさんに、今年もチャリティ・チャレンジを行ってクラウドファンディングで寄付を募っております。

 

 

ピノッキオの主催をしているのは、元早稲田大学の川名はつ子教授、里親さんを支援する会を長年サポートしてきた方です。 

 

クラウドファンディングは、以下、キャンプファイヤーというNPOなどの支援をしているプラットフォームからすることができます。

 

以下のサイトに飛んで、ご支援ください!

 

なお、今回のクラファンの寄付には17%ほどの手数料がかかるようです。例えば、3000円の寄付を選んだ場合、500円ほどが手数料として加算されるようです。そのつもりで金額を選んでください。

 

その分、ピノッキオの方で手数料として寄付から引かれることがないのでピノッキオは助かるのですが、皆さんのご負担が17%増えてしまうようです。よろしくお願いいたします。

 

笑顔はじけるみんなの居場所に!『子ども食堂』拡張工事にご支援をお願いいたします。 - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

 

 

海外からの寄付も受け付けられるはずですので、日本以外にお住まいの方も、奮ってご支援ください!

 

また、クラファンはどうも、という方は、ピノッキオの郵便貯金の口座に直接お振込みください。前回も、郵貯の方に寄付をくださった方が、かなりの数いらっしゃいました。

 

以下のサイトに、振込先が載っています。

 

一般社団法人ピノッキオとは (studio.site)