日本から友人が来ていたので、バレエのチケットを昨年のうちに予約しておいた。
もう、ロイヤルバレエは取れなかったので、イングリッシュ・ナショナル・バレエのくるみ割りを取った。
まあ、クリスマス時期といえば、これでしょう。くるみ割り。
ということで、ロンドン・コリッセウムという劇場に行くことになった。
最寄りの駅はレスター・スクエアである。
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しかし、友人はクリスマス時期のコベントガーデンが見たい、というのである。
そこで、コベントガーデンにでかけ、私がいつもロイヤルバレエを見る前にプレシアターを食べる、バレリーナという名前のレストランへ。
ここはプレシアターはランチでもディナーでも、コースで24ポンドぐらいと大変にリーズナブル。
この日は、トマトとモッツアレラのサラダと…
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量もちょうどよかったし、まあまあのお味でした。安いので文句はいいません。
友人はここで孫への土産物を購入。孫は6人もいるので大変です。
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マフラーがなかなか良かったですね。
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ボックス席はきらびやかですねえ。
私たちは、天井に近いところ。
アンピシアターでしたが、小さな劇場なのでステージはそれほど遠くは感じませんでした。
帰りには、キングスクロスのベトナム料理を食べよう、ということで。
ここは本当はセントパンクラスの駅舎ですが、ハリー・ポッターではキングスクロス駅として登場しています。 まあ、すぐ隣がキングスクロスの駅舎で、両方合わせてKings Cross St Pancrasという駅名になってますが。
ベトナムのビール、ハノイを注文。
生春巻き。 Summer Roleといいます。
あげた春巻き、Spring roleも食べたんですが、写真撮るの忘れました。
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そして、たっぷりの野菜とチキンが入った、クリスピーパンケーキ。
これがおいしいんですよ…。
あと、レモン味のチキン・フォーもとてもおいしかったです。
ところで、バレエの劇場で後ろに座ったお母さんと二人の娘さん。
とってもうるさかったんです。
パフォーマンスが始まっても、母親がガサガサパリパリとなんか紙の袋だかなんだかを開けたり閉めたりしていて…。そして、そのあと二人の娘たちが、プラスチックの袋をガサガサと開けて、中身をバリバリ食べ始めました。ポップコーンか、ポテトチップ?
もう、第1幕の間中ずーっとポリポリ、ガサガサという音、そして絶え間なく椅子の背を蹴ってくる…。これにはまいりました。なんどか振り向いて、シーっと言ったんですが、まったく効き目なし。
さあ、インターバルだ、お母さんにきちんと注意しよう、と思って立ち上がったら…。
母娘と同じ列に座っていたご高齢の夫婦の女性のほうが、すっくと立ちあがって、お母さんにすごい剣幕で注意。
「子どものせいじゃないわよ、あなたのしつけの問題です。皆、高いチケットを買ってここに座っているの。こんな雑音を我慢させられるのはフェアじゃないでしょう。 もし、演技中何か食べなくちゃならないほど子どもがおなかがすいているなら、ちゃんと食べさせてこなかったあなたの責任ですよ。ランチを食べさせたのにお菓子を食べたがるというのなら、それはこの子どもたちはまだバレエを見るだけの準備(しつけ)ができていない、ということです」と。
これだけはっきり言うのは、日本では無理でしょうね…。せいぜい、係の人に言いつけるのが関の山で。
私は割とはっきりと注意するほうですが、このご婦人にはスカッとしました。
そう、子どもが行儀が悪いのは、親の責任です。 劇場内でお菓子を渡すのが悪い。子どもといっても、一人は8歳ぐらい、もう一人は5歳ぐらいでしょうか。話せばわかる年頃です。
わたしは、「バレエは映画(シネマ)と違って、劇場内でものは食べない決まりですよ」というつもりでしたが、出る幕はありませんでした。
そういえば、50年ほど昔…。イギリスに遊びに来た私の友人が、ジーザスクライスト・スーパースターを見るために入った劇場で、フィッシュ&チップスを広げ…。「ちょっと、それはダメだと思うよ!」と注意したのに、「平気だよ」と食べ始めたところ、あっというまに係の人が飛んできて、つまみ出されたことを思い出しました。 まだ、パフォーマンスが始まる前でしたが。大変に恥ずかしかったことを覚えています。
とはいえ、フィギュアスケートなど、スポーツの競技会では、ホットドッグなどを座席に持ち込んで食べるのは、欧州では当たり前です。(写真撮影ももちろんOK)
なので、やはりTPOというか、ここではいいけれど、ここではだめ、というのをちゃんとわかっていることが大切なんですね。
はっきり言ってくれた高齢女性のおかげで、第2幕は静かにゆっくりと集中してみることができたのでした。
なんだ、静かにしようと思えばできるんじゃん…。
やっぱり、コンサート、オペラ、バレエの会場ではそれなりのマナーを教えていくのが親のつとめですよね…。