スケーターたちの多くが、中京大学のアイスリンクでの合宿に参加しているようで、新プロの情報やチャレンジしているジャンプの種類などがスポーツ新聞に載った。
その中で、宇野昌磨選手は海外拠点を模索していたが、「早今季はメインコーチを慌てて決めるつもりはない。おそらくですけど、僕1人でやっていくんじゃないかなと思います」と見解を明かしたという。 7月11日までほぼ1か月、ロシアのエテリコーチのもとでバレエなども練習もしたが、今は中京大学を拠点として本田コーチにジャンプなどを習っているそうで、9月にはスイスのステファン・ランビエール氏のキャンプにも参加する予定だそうである。
新プログラムについては、彼自身のブログで「来季のプログラムは、以前エキシビションプログラムの振付でお世話になったシェイリーン・ボーンさんとデヴィッド・ウィルソンさんに依頼をさせて頂きました。 2人が持つアイディアは自分の引き出しからは全く想像できないものが多く、とても楽しみにしています。
今回は例年より少し遅くなりますが、8月の中旬より振付を開始し、皆様にお披露目できるのが8月の後半になるかと思われます。是非楽しみにして頂ければと思います」と、紹介している。
ロシアでの合宿については、エテリコーチの「厳しい中に優しさっていうのも最後の方では感じることができ、お互いに人間性が分かったうえで、合宿を終えることができたんじゃないか」と話し、得られたものは「最近は自分で考えて練習することがほとんどだった中で、久々に小さい時のような、これをやりなさいっていう、自分ではなくて環境に合わせるという経験を小さい時以来だなと思いながら、やった」と話した。
また新しい環境を探す中で、「自分と同じようなレベルの選手。すごくたくさん練習する人でもいいんですけど、やっぱり4回転を複数跳んでいる選手の近くで練習したいな、という思いはある」と話したようで、「必要なものはジャンプ。これまで以上の複数の4回転とか。ただ、それ以上にプログラムの方を今までやってこなかった。試合では毎年、すごく大きく変えたようなプログラムはやってこなかった。振り付けのコーチは決まっているので、今までとはがらっと変わったプログラムを試合でやるのが楽しみだなと思っています。」と、ジャンプに加え、今までのプログラムの傾向から脱却したいという強い想いを語ったようで、これは「宇野選手のプログラムには多様性がないなあ」と思っていたスケートファンにとってはかなり楽しみな部分である。(朝日新聞)
彼のプログラムの振り付け師は、シェイリン・ボーン氏とデヴィッド・ウイルソン氏と決まっており、これまでのエキシを見た限り、宇野選手の未知の部分を引き出してくれそうである。
また、坂本花織選手のフリーはブノワ・リショー氏振り付けの「マトリックス」という発表があった。エキシビションの忍者もだが、ダイナミックな坂本選手にはこういうプログラムが似合うかも。リショー氏のプログラムは上半身の動きが半端ではなく、腕が疲れてジャンプがたいへん、と話しており、マトリックスのネオの動きも取り入れたプログラムは今から楽しみ。 また新SPはシェイリン・ボーン氏振り付けの「ノー・ルーツ」だそうである。坂本選手のGPSはスケート・アメリカとフランス杯に出場予定。
島田高志郎選手のシニアのGPS初戦は、スケート・アメリカ。 SPはオリーバー・トンプセットによる「ステイ」。カナダ出身の女性ダンサーが振り付けを担当するそうで、フリーは「アーティスト」をランビエル・コーチが振り付けしたそうです。 トリプルアクセルは安定しているのでプログラムに2本組み込み、クワド・トウ、クワド・サルコウの安定度もあがっており、クワド・ルッツもジスラン・コーチがスイスにいる間に1本降りた、と中京大学合宿では明かしたようである。 身長の伸びも収まり、ランビエール・コーチのもとで美しいスピンや表現力を磨いているだろう高志郎君の「アーティスト」は、とっても楽しみです!
田中刑事選手のフリーは、映画の「シャーロック・ホームズ」だそうで、宮本賢二氏振り付け。 SPは、マッシモ・スカリ振り付けの「ヒップ・ヒップ・チン・チン」だそうです。 うーん、SPの曲、なんだかピンとこないな~。ほんと、いっそ、あのエキシの「ジョジョ」をSPにしてしまえば良かったのにな~~。今季フリーは、4回転ジャンプを3本跳ぶ構成にするそうで、「用意しているのは上の選手と戦える構成。強いものを用意したけど、それをこなせないと意味がない。こなせるか、こなせないか。シーズンに入ってからが勝負」と話したそうです。(スポニチ)