スケートカナダ女子フリー | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

 

まず、日本人選手。

 

本田真凜選手。 SP10位と、失意の中でフリー、本当に頑張りました。フリーだけで見れば3位。

 

ちょっと慎重でスピード感のない演技だったかと思いましたが、とにかくミスのないクリーンな演技が必要でした。 挽回して、総合で5位。 Well done..!

 

 

早速の動画のアップ、ありがとうございます!感謝してお借りします。

 

 

 

本郷選手。 大きなミスなく滑り終わりました。 スコアを聞いたあとの表情を見ると、思っていたよりも点数が伸びなかったのかな、という表情です。 アンダーロテーションを5つのジャンプ、アンクリアエッジをひとつのジャンプでとられています。 回転不足を必ず指摘するクリス・ハワースが解説中あまりコールをしなかったんですが、プロトコルを見るとたくさんの<のマークがついています。ステップシークエンスがレベル2。Bユーロの解説は、かなりほめているんですが、テクニカルが10点近く下がりました。「表彰台かも」とサイモンは言っていますが、思ったようなスコアがでませんでした。サイモンは点数を見て「驚きました・・・」と発言。 かなり厳しいジャッジです。 理華ちゃん、これにめげないで、自信を無くさないでね!

 

 

アメリカのアシュリー・ワグナー選手、フリーでは巻き返して、最終的に表彰台に。 高いPCSでベテランの矜持を見せました。 彼女も回転不足やエッジエラーをかなりつけられていますが・・・。

 

 

ロシアのマリア・ソツコワ選手。ドビュッシーの月の光で。 コスチュームも素敵です。ほぼクリーンな演技で、SP3位から総合2位へ。 フィンランディアでは優勝しましたからね。ソツコワも思ったより点数が低いなと思ったら、ジャンプ3つに回転不足がついています。

 

 

SPもフリーも1位で総合で優勝カナダのケイトリン・オズモンド選手。笑顔のキュートな選手です。冒頭のジャンプで手をつくミス、 フリップをパンクして2回転に、後半の2Aで転倒がありましたが、すべてのジャンプで回転不足もエッジコールもなくほぼプラスのGPEと、72点近い高いPCSで優勝です。

 

 

 

今回、大変多くの選手に回転不足やエッジバイオレーションのコールが複数ついていました。 演技を見た後、あれ、思ったより点がでないなというのは、プロトコールをみると<のマークがいくつもついていたので、回転不足でマイナスのGOEで叩かれた選手がたいへんに多かったです。 氷上の軌跡をみると、本当に回転不足?と思うジャンプもありましたが、悔しいでしょうが、アンダーロテーションを多くつけられた選手は、次の試合ではそういうスキをつくらないようにするしかないでしょう。 ケイトリンのジャンプは、確かに回転不足の気配はまったくありませんでした。

 

SP終えて2位のアナ・ポゴリラヤ選手は、2度激しい転倒をして、体を痛めたように見えました。国内の試合もSPのあと棄権したりしていましたからどこか故障があるのかもしれません。 総合で、10位に転落。 好きなスケーターさんなので、胸が痛みました。

 

 

順位はこちらで。

http://www.isuresults.com/results/season1718/gpcan2017/SEG004.HTM

 

プロトコルはこちらで。

http://www.isuresults.com/results/season1718/gpcan2017/gpcan2017_Ladies_FS_Scores.pdf