英国は分断されない | ロンドンつれづれ

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22日に起きたウェストミンスター橋と議会内でのテロ行為に関し、テレサ・メイ首相がスピーチをした。

 

「イギリスの民主主義はテロには負けない。ロンドンは宗教も民族も多様性を誇る首都だ。我々はテロという暴力によって分断されることはない。ロンドンは明日も通常の朝を迎え、人々は通常に走る電車に乗って通勤するだろう。 議会は通常通りに運営され、観光客はいつも通りにホテルをでてロンドンの街を歩くだろう。我々は恐怖に支配されて我々の暮らしを変えることはしない。亡くなった方のご冥福を祈るとともにご家族へ哀悼の意を示したい。また警備にあたった警察官の勇気を称えたい。」

 

 

(Guardian Wires)

 

英国が300年をかけて手にした民主主義、法の支配、自由と人権は、こんなテロではゆるがない、と宣言したのである。 ロンドンの市長も、「ロンドンはテロがあっても多様性を守り続け、民主主義を守り続ける」と宣言した。

 

議会の警備をしていた非武装の警官が刺されて死亡、他数名の警官が負傷、橋の上の通行人は暴走する車により3名が死亡したと伝えられている。