特撮映画レビュー【モスラ2 海底の大決戦】 | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。


前回、『2のレビューもそのうちやりたい』と言った・・・言ったが、今回その時期の指定まではしていない。つまり、私がその気になれば翌日だろうと可能ということ!!
てなわけで、2日連続ですがモスラレビューやっていくのぜ。




【モスラ2 海底の大決戦】

評価:B
一言感想:もはや何でもありなやべーモスラ

【あらすじ】

前作から1年後。沖縄の海にヒトデのような謎の生物・ベーレムが大量発生するようになった。

それは伝説のニライカナイの古代文明が環境汚染の解決のための生体浄化システムとして生み出したが、暴走したために結果としてニライカナイの滅亡の一因となった怪獣ダガーラの復活の前兆であった。





今回の舞台は沖縄!!!

前作が北海道の山奥だったからね。今回は沖縄の海ですw
前回は『ギスギスしてた家族が絆を取り戻しつつ、森林伐採に警鐘を鳴らすストーリー』だったのに対して、今回は『少年少女が一夏の冒険をするジュブナイル作品で、水質汚染に警鐘を鳴らすストーリー』と、ところどころ対になってる感じ。 まぁ平成モスラは基本そんな感じよ。 その人間ドラマはそんな好きになれないからB評価なんだけど。 モスラの活躍だけならA評価。
だからこそ、今回もモスラの活躍に絞って語っていくぜ。





今回はニライカナイという滅びた文明が大きなキーとなります。今回の敵ダガーラもニライカナイが良かれと思って作ったら暴走したって話だし。
ちなみに、造語ではなく沖縄には『ニライカナイ』というのはずっと伝わってますね。理想郷って意味が一番近いかな。
そして、画像の『ニライカナイの海底神殿』が浮上するシーンは必見。





本格的にミニチュア作って浮上させたそうで。
やっぱこの時代の特撮撮影シーンは最高だぜw

さて、先日の感想で『平成モスラには5つの特徴がある』と主張しました。


①『敵の設定はどれだけ盛っても良いものとする』

②『モスラレオの設定もどれだけ盛っても良いものとする

③『逆転させる前はとことんひどい目に合わせて良いものとする

④『長年、力を溜めてるものは強い

⑤『パワーアップ後は無双すればするほど良いものとする



今作も、その設定に沿ってまして。 
解説もこれにそってやっていこうかな。






①『敵の設定はどれだけ盛っても良いものとする』

③『逆転させる前はとことんひどい目に合わせて良いものとする


まず、今回の敵のダガーラさんについて。
ニライカナイはその発達した文明の代償として、深刻な海洋汚染を迎えていて、それを解決する為に生み出されたのが、このダガーラさん。
『海の汚れを全部食べてもらおう』っていう考えで作られた人工怪獣なんですね。 ところがぎっちょん、ダガーラさんは割と欠陥品で汚れを食べた後にベーレムという毒性生物を生み出すようになってしまったと。



こちらが、そのベーレム()
いや、もう最高最悪にキモいw
しかも毒吐くんで、マジでやべー生物。
とはいえ、ぶっちゃけ前作のデスギドラさんと比べればガターラさんは少し格落ちに見えるんですよね。首も1つしかないし()
実際、モスラレオとダガーラさんの一戦目は完全にモスラレオが圧倒していました。
そこで、大ピンチに陥るダガーラさんに対して、俺の嫌いなベルベラさんがアドバイスをしたんですね。




『海に隠れな!モスラは水に潜れないんだ!』

まぁ蛾だからねぇ(^_^;)
その作戦は見事的中。 モスラの攻撃は海中のがダーラまでは届かず、逆にモスラはダガーラの攻撃が被弾し、全身がベーレ厶まみれにw








いや、もうここまでやるかって程に痛めつけられましたね(^_^;)
特に、『親を海中で亡くしたレオに対して、海中に沈めるってのは陰湿だぜ!』と、当時のぽっぽ少年は思ったものですw
あと、ベーレムまみれで実にグロい。






④『長年、力を溜めてるものは強い


今回の逆転のキーとなったのは、この珍獣。
絶妙に可愛くない、このマスコットはニライカナイの秘宝・ゴーゴ。
モスラとダガーラの戦いの裏で、少年少女と悪い大人で秘宝の争奪戦が繰り広げてたんですね。
んで、擦った揉んだの末にゴーゴは子供達の元に至り、モスラのパワーアップの力となったのです。






②『モスラレオの設定もどれだけ盛っても良いものとする

⑤『パワーアップ後は無双すればするほど良いものとする


ニライカナイの秘宝の力で、モスラはレインボーモスラへと進化。
違いが分かりづらいですが、これまでは緑色を基調としていた羽が、虹色に変化してるのが特徴ですね。
見た目はそれくらいなんですが、技の威力が3倍位上になっているという雑な強化がされていますw
これ以降、3になってもレインボーモスラが基本形態になります。
んで、強化されたことでダガーラさんを圧倒できるようになったのですが、ダガーラさんはまたも水中に潜り、攻撃が届かない範囲へ。
ところが、進化したモスラは既にそんな弱点は克服しているのです。






モスラ・水中モード!!!

・・・うん、当時から『これはどうなの?』って感情と、『これはこれで!!』という感情で揺れ動いたまま30年近く経ってしまった(^_^;)
モスラ水中モードはもはや『モスラ=巨大蛾』というアイデンティティを投げ捨ててるんですよね。顔も怖くなったしw
見た目は完全にトビウオw 




最終的に、『小型に分裂した大量のモスラがダガーラさんの体内に入り内部から攻撃して爆殺』、という主人公側の怪獣とは思えないえげつない攻撃方法で勝利を収めましたとさw
強化後は、レインボーモスラ、そして水中モード共に、一切ダメージ無し。 モスラレオのやべぇところは『回避力が高まるとかじゃなく、シンプルに硬くなってる』ってとこですかね。
なんで硬くなるんだ、この蛾(・・;)
まぁ『大苦戦→パワーアップして無双』というシンプルな流れが平成モスラの長所ですけどね。




はい、そんな訳で『モスラ2 海底の大決戦』でした。
当時、水中モードを劇場で見た時は『もはやモスラじゃねぇ!!』と思ったけど、改めて観たら笑って受け入れられましたね。 これ書く為に、ちゃんと観返したのですw
特撮知らん人に『モスラって泳げるんだぜー』と言ったら驚かれそうだなぁと思って書いています。まぁレオがイレギュラー中のイレギュラーなだけ ちなみに幼虫は基本泳げる。




ちなみに、今作の主題歌はFolderの歌う『NOW AND FOREVER』でした。 今回主演の女の子役がFolderのメンバーだった繋がりでしょう。
Folderは沖縄出身の同世代だったので個人的に思い入れの強いユニットだったんですが、そういや解散後どうなってんだろーと思ってググってみたら、





三浦大知ってFolderのセンターだったあの子か!!!

『EXCITE』めっちゃ好きなのに全然気付かなかった(^_^;) ググってみて、初めて知ったわ。





そして、平成モスラ3部作は次作の『モスラ3 キングギドラ来襲』でフィナーレとなります。
まぁサブタイトル通り、敵はキングギドラな訳ですがw  色々ぶっ飛んでて俺は一番モスラ3が好きですね。 これも近々レビューする予定。 特撮興味ない人にはすまんね!!
んじゃ、今回はここまで〜。