映画レビュー【黄龍の村】 | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。

2日連続映画レビューってのもアレですが(^_^;)
今日はドマイナーな邦画をU-NEXTで観たので、一応その感想を書いておくよ。
ちなみに、ガッツリネタバリありなので観る予定ある人は観てからの方が良いかもね。




【黄龍の村】

評価:B
一言感想:凡百のスラッシャー映画

【あらすじ】
キャンプ場へ向かう8人の若者たち。
その道中、電話も繋がらない山中で車がパンクしてしまう。助けを求めてさまよい歩いた一行は、山奥に佇む不気味な「龍切村」に迷い込む。その奇妙な村で、狂気の集団と若者たちの間に惨劇が巻き起こる。

はい、ドマイナーなスラッシャー映画ですね。
スラッシャー映画ってのは『人殺しの出るホラー映画』みたいなもんです。スクリーム的な。
その中でもこれは非常にシンプルな作りでしたね。




『8人の若い男女がやべー村に迷い込んでしまった』という、令和の時代にあるまじき古臭い設定です。2021年上映作品ですよ。
出会う村人もヤベー奴しかいないけど、何だかんだあってその村で一夜を過ごすことに。
・妙に親切
・村の女性は野菜しか食べてはいけない
・鍋つかみを使ってはいけない
等、数少ない描写で村のヤバさを見せ付けるのは上手かったかな。






ただ、一夜明けたら村人が豹変。
いきなり若者の1人を背後から刺殺。
そこからは若者全員が捕まって射殺されまくりというね。
なんでもこの村には『旅人の肉を食べる風習』があるらしい。それ以上の詳しい説明は無し!
幾らなんでもスピーディ過ぎる展開で、観てる側としては呆気に取られるばかり。
まぁB級映画らしいっちゃらしいですが、特に見所はなかったですね。
















嘘である

途中までは、書いた通りの凡百のスラッシャー映画だったが、この映画は中盤から化けた。
具体的には『8人の若者の内、4人は【この村の人達に親族を食われた遺族】であり、復讐の為にこの村を訪れていた』のである。
その事実が判明してからはスタイリッシュなアクション復讐映画にジャンル変更。
かなり笑える、良映画に化けたのである。
 

いや、マジで驚いたwww
というのも、その4人って陰キャ寄りのメンバーだったんだよね。 だから前半はマジで目立たなかった。
寧ろ主人公だと思われたやつが、他のメンバーが全滅した(と思ってた)のに激昂し、戦う覚悟を決めた瞬間に射殺されたのは笑ったw




このヌボーっとした方が主人公だとはまさか思わんやん(^_^;)
ここも上手いポイントなんだけど、陽キャ組の態度があまり宜しくなかったので死ぬ時は妙な爽快感があったし、死ぬ時もちょっとギャグっぽさもあって、そんな嫌な感じはなかったんだよね。
そして全滅したところから陰キャ組が復活して急にキレッキレなアクションを魅せて狂気の村人達を倒していく様は見物。
Q:陰キャ撃たれたのに生きてたのなぁぜなぁぜ?
A:防弾チョッキが無ければ死んでましたね。





村の村長なんか『罪のない村人を殺すとは、この鬼畜め!』とか言ってきたの爆笑でしたわ。
繰り返しになりますが、この村は迷い込んできた人々を食人するやべー集団です。


評価:A
一言感想:ホラーからアクションへの切り替えがお見事

こちらが正しい評価。
マジで時間潰しで観たのに、想定外の面白さでしたわ。
書いてある通り、この映画の本領はアクションなので、ホラーを観たい人にはお勧めしないです。邦画アクション観たい人は是非是非。
あ、少しだけグロ描写はあります。
んじゃ、今回はここまで〜。